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オリンパスM.ZUIKO ED 12mm F2.0はフレーム隅まで良好な解像度のレンズ【海外の評価】

Lenstipがオリンパスの交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0」のレビューを掲載しています。

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欠点もあるがとてもしっかりとしたレンズ

  • パンケーキレンズとは言えないが、マイクロフォーサーズカメラにぴったりと合うサイズだ。
  • 鏡筒はとてもしっかりとした作りの金属製だ。
  • フォーカスリングは滑らかで良い抵抗感を持っている。リングの回転角は約110°だ。フォーカスリングの隣には被写界深度指標が印字されている。
  • 残念なことに高価な設定のレンズにも関わらずレンズフードやケースは付属しない。
  • 解像度:
    ・このテストにおいて、20mm F1.7は最高で75lpmm、14mm F2.5は70lpmmを少し超える数値だった。
    ・このレンズの中央画質は絞り開放から60lpmmととても良好な結果で良像の基準値を超えている。F4まで絞ると70lpmmまで向上する。20mm F1.7ほどでは無いが、14mm F2.5と同等だ。
    ・フレーム隅の画質は絞り開放で40lpmmと良像の基準値を少し下回るが、少し絞ると改善する。さらに絞ると14mm F2.5を簡単に上回る。20mm F1.7とよく似ているが、広い画角を持つこのレンズで同等のパフォーマンスというのは評価できるポイントだ。
    ・レコードを破る性能では無いが、とても堅実なパフォーマンスの解像度だ。フレーム全域で良好?とても良好な画質である。
  • 軸上色収差の補正は完璧ではなく、僅かに色づきが見える。幸いにも目立つほどでは無い。
  • 倍率色収差はせいぜい中程度で良好に補正されている。
  • マイクロフォーサーズのレンズは歪曲補正を意識していることが少なく、ソフトウェアで代用していることが多い。このレンズも似たような傾向を示している。JPEGではー1.17%と僅かな樽型だが、RAWでは約5.97%ととても大きな歪曲収差を示している。このレンズは歪曲収差の光学補正を完全に手放している。
  • コマ収差ははっきりと見えるが、絞り開放のみだ。1段絞るとこの問題は大きく低減することができる。
  • 非点収差は9%と中程度だ。
  • 周辺減光は絞り開放でー1.49EVと大きいが、幸いにも1段絞るとー0.61EVとなる。F4まで絞ると完全に解消する。
  • 逆光耐性は良好でゴーストは弱く目立たない。
  • オートフォーカスはE-PL1のような古いカメラに装着しても静かで効果的だ。フォーカシングに0.5秒以上かかることはめったにない。ピント精度は全く問題が無い。

長所:小型軽量・しっかりとした鏡筒・とても良好な中央画質・良好なフレーム隅の画質・僅かな色収差・良好な逆光耐性・効果的で正確なオートフォーカス

短所:コマ収差が少し大きすぎる・大きな歪曲・周辺減光が絞り開放で目立つ・控えめな付属品

M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2はとてもしっかりとしたレンズだ。多くのカテゴリでとても良好だ。欠点はあるものの、幸いなことに深刻な項目は無かった。

高価なレンズだが、広い画角と明るさ、そして優れた画質であり、真剣に検討すべき一本だ。

とのこと。

少し古いレビュー記事ですが、現在でも競合レンズは「LEICA DG SUMMILUX 12mm F1.4 ASPH.」くらいなのでまだ参考となりそうです。

小型軽量な広角レンズですが、フレーム周辺部までしっかりとしたパフォーマンスを持っているようですね。サイズが仇となり周辺減光や歪曲は大きいようですが、比較的修正しやすい問題なので特に心配する必要は無さそうです。

個人的に購入した「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」がとても良かったので、このレンズがとても気になっていたり。せめてレンズフードが付属するか、もう少し安いと買いやすかったのですけどねえ…。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0のレビュー・作例を集めているページはコチラ

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