このページでは一眼カメラ用交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」の情報を収集しています。
更新情報
- 2017.10.19:レンズの特徴を追加しました。
- 2017.7.13:ページレイアウトを修正、レビュー・作例を数点追加
データベース
レンズの特徴
中央解像力 | 良好 ピーク F2.8-F5.6 |
周辺解像力 | 良好 ピーク F2.8-F5.6 |
軸上色収差 | 良好 | 倍率色収差 | 中程度 |
球面収差 | 問題無し | コマ収差 | 僅かに発生 |
非点収差 | 非常に目立つ | 歪曲 | 未補正で巨大 (通常は補正される) |
周辺減光 | 大きい | 逆光耐性 | とても良好 |
AF | 非常に高速 | 手ぶれ補正 | ー |
ボケ傾向 | この画角のレンズとしては非常に滑らか | ||
備考 | スナップショットフォーカス機構 |
レビュー
参考サイト
- 公式
- デジカメWatch レビュー
- カメラのナニワ レビュー
- CAPA カメラネット
- 日経トレンディネット レビュー
- Photo of the Day
- CAMERA LABS
- DxOMark
- DxOMark
(デジカメinfo抄訳) - DPreview
- Focus Numerique
(抄訳記事) - Photozone
(デジカメinfo抄訳) - LensTips
(デジカメinfo抄訳) - ePhotozine
(デジカメinfo抄訳) - ImagingResources
- PhotographyBlog
- simplyRobin Part1
- simplyRobin Part2
- PROUOSKI
(抄訳記事) - DCREVIEW
- B&H
購入早見表
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フィルター購入早見表
プロテクト | C-PL | ND | ソフト |
X-CAP |
レンズデータ
レンズ仕様
焦点距離 | 17mm(35mm判換算34mm相当) |
---|---|
最大口径比/最小口径比 | F1.8/F22 |
レンズ構成 | 6群9枚(DSAレンズ、非球面レンズ2枚、HRレンズなど) |
画角 | 65° |
AF方式 | ハイスピードイメージャAF(MSC) |
最短撮影距離 | 0.25m |
最大撮影倍率 | 0.08倍(35mm判換算 0.16倍) |
最近接撮影範囲 | 216 x 162mm |
絞り羽枚数 | 7枚(円形絞り) |
フィルターサイズ | Ø46mm |
マウント規格 | マイクロフォーサーズシステム規格 |
大きさ 最大径×長さ | Ø57.5mm x 35.5mm |
質量 | 120g |
主な同梱品 | レンズキャップ LC-46、レンズリアキャップ LR-2、取扱説明書、保証書 |
紹介
35mm判換算で34mmの準広角単焦点レンズ。画角は広すぎず、狭すぎずと言った物で寄ってパースを効かせた写真を撮ることも出来るし引いて標準レンズのように写す事も出来る便利な画角。
オリンパスはこのレンズを「スナップレンズ」と位置づけており、レンズの機能性もそれに准した機能性を持っている。
特徴的な機能として「スナップショットフォーカス機構」を採用している。これはフォーカシングにバイワイヤ方式を採用しているレンズながら、フォーカスリングを所定の位置に固定する事でピントがその距離に固定されるシステムの事。このギミックはワンランク上のレンズである「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0」に搭載されている。
要はピント位置をマニュアルで操作しやすいギミックだ。さらに素早いオートフォーカスを可能にする「MSC機構」を実現しているので快適なスナップ撮影が楽しめるだろう。
描写性能は「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0」と同等の性能を持っている上に、逆光に強い「ZEROコーティング」を採用している。ボケは柔らかくナチュラルで、全域で安定した描写を発揮する。但し、非点収差は目立つ傾向がありF2.8以降ではかなり抑えられるものの点光源に弱い傾向は残る。
オートフォーカスは遅いがパナソニックの「LUMIX G 20mm / F1.7 II ASPH.」は価格も安く写りも良いので人気があるレンズ。比較して使い勝手は良いが、若干価格の高さが目立つ。
競合レンズ
- M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO
- M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
- M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
- LUMIX G 14mm/F2.5 II ASPH.
- LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.
- LUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH.
- 19mm F2.8 DN
- 16mm F1.4 DC DN
- VoightLander NOKTON 17.5mm F0.95
海外の評価
Admiringlight
- ハイエンド単焦点レンズらしい抜群のビルドクオリティだ。金属鏡筒・金属マウント・スナップショットフォーカス機構にピント距離表示を備えながらも小型軽量で頑丈なレンズである。
- オリンパスのレビュー時はいつも述べているのだが、付属品をケチるのはやめて戴きたい。このレンズにはケースもフードも同梱されていない。しかも62・80ドルもかかるのだ。シグマは199ドルのレンズにケースもフードも付属している。
- マニュアルフォーカスリングはコンパクトで美しい仕上がりだ。
- フォーカシングは接写性能が高く、オートフォーカスは素晴らしい。
- シャープなレンズだがたいへん優れているわけでは無い。屋内ポートレートのような中距離がベストのパフォーマンスで遠景・風景では四隅がソフトだ(悪くは無いが凄くもない)。接写時の絞り開放はソフトである。このレンズは”ストリートフォト”の距離感で最適化されているのだろう。
- コントラストや発色は良好だ。
- ボケはとても素晴らしい。玉ボケは自然で全体的に滑らかで心地よい描写である。これは主に接写時における感想であり、被写体までの距離が離れると激変する。被写体から離れると、軸上色収差が発生し、後ボケは騒がしい。
- 倍率色収差は全ての絞り値で視認できるが、幸いにも簡単に補正出来る。軸上色収差は場合によって修正が大変だ。
- 逆光耐性で困ったことはレビュー中に一度も無かった。
- 歪曲は自動補正で修正されるが、この影響により四隅がソフトになっている。歪曲補正を外すと、歪みは大きくなるが解像性能は向上する。
長所:接写~中距離まで絞り開放から良好なシャープネス・全ての状況で良好な中央画質・自然な発色と心地よい肌色・接写時に滑らかなボケ・とても高速で正確で静かなAF・素晴らしいビルドクオリティでコンパクトなサイズ
短所:無限遠側で隅が少しソフト・無限遠側でボケがナーバス・倍率色収差が全ての絞り値で発生する・レンズフードが付属しない上に高い・無補正で歪曲が大きい
古い17mm F2.8と比べて、シャープで色収差は少なくボケは良好でAFは高速、造りは良好だ。
しかし、中央は全ての絞り値でシャープだが四隅や端は画質が低下し、ボケは接写時に良好だが距離が離れると騒がしい。そして色収差が残存し歪曲収差は極めて大きい。
総じて屋内ポートレートやストリートフォトには適しているが、高尚な風景撮影には価格ほどの価値を持ち合わせていない。キットズームで絞れば似たような画質となる。
Kroupski
- ほぼ全てが金属パーツであるため、非常にコンパクトなレンズとしてはやや重い。しかし、それでも120gと軽量だ。
- フォーカスリングは回転角が広い訳では無いが、確実かつ正確に動作する。
- レンズフードは標準で付属していない上に非常に高価である。
- オートフォーカスはE-M5 Mark IIとの組み合わせで素早く正確に動作する。
- ボケ量は多く無いものの、とても滑らかだ。しかし、後ボケに緑の色づきが発生することがある。
- 歪曲は自動補正もあって特に目立たなかった。
- 逆光耐性は高く、ゴーストはほとんど発生しなかった。
- 絞り開放からフレーム中央は優れた解像力を発揮している。F4~F8まで絞ればフレーム全体でシャープとなる。F11から回折で段階的に解像度が低下する。
長所:金属鏡筒でハイクオリティな造り・とてもコンパクトで軽量・大口径+ボディ内手振れ補正で低照度の環境での手持ち撮影が容易・正確で応答性の良いマニュアルフォーカス・便利で素早く切り替えることが出来る・被写界深度指標やピント距離指標があるため目視での調整が楽・高速で正確なオートフォーカス・高い描写性能・逆光耐性・ハイレゾモードに耐えうる解像性能
短所:ボケの色づき・別売りオプションが高い
M.ZUIKO 17mm F1.8はコンパクトかつエレガントなデザインでオートフォーカスは高速、フレーム中央は絞り開放から優れた解像力のレンズである。絞ればフレーム全域でシャープとなり、接写すれば柔らかく心地よいボケを楽しむことが出来る。
このレンズの長所と短所を把握して使うのであれば、専門分野でも日常的な撮影でも優れた選択肢となるレンズだ。
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