OLYMPUSレンズ 海外の評価

M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8は安くないが価格以上の価値がある

Digital Camera Worldがオリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8」のレビューを公開。高価なレンズですが、抜群の解像性能と良好な諸収差の補正状態を高く評価し、価格以上の価値があると言及。

Digital Camera World:Olympus M.Zuiko 75mm f/1.8 review

(基本的なスペックなどの紹介は割愛しています)

外観・構造:

  • 軽量だが、頑丈なな作りのレンズである。

携帯性:

  • わずか305gだ。フルサイズ用レンズと比べて約半分である。
  • OM-Dとの組み合わせでバランスは良好だ。

操作性:

  • Fnボタンがあると良かった。

フォーカス:

  • AFは高速かつ静かで正確だ。

手ぶれ補正:

  • 記載なし。

解像性能:

  • F1.8からシャープネスは際立った性能だ。
  • 中央から隅まで信じられない程の一貫性を実現している。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • 記載なし。

色収差:

  • 色収差は無視できる程度だ。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • 僅かな糸巻き型だ。

周辺減光:

  • 周辺減光は最小限に抑えられている。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • 記載なし。

総評

フルサイズ判換算で150mm相当の焦点距離に、開放F値1.8のレンズだ。肩から上だけのポートレートに適している。シャープな描写と柔らかなボケ味、そして小型軽量なレンズサイズが素晴らしい。決して安価なレンズではないが、高性能で、価格以上の価値があると思う。

  • 長所
    ・画質が優れている
    ・AFが高速かつ正確
    ・小型軽量
  • 短所
    ・光学手ぶれ補正がない
    ・Fnボタンがない
    ・高価

とのこと。
2013年に登場したマイクロフォーサーズ用レンズですね。一見するとフルサイズ用のポートレートレンズのような焦点距離・F値のレンズですが、4/3センサー専用設計としては珍しい大口径の望遠単焦点です。このレンズが登場してから10年近くが経過するものの、競合するような製品は今のところ登場していません。この画角の大口径AFレンズを検討している場合、悩む必要は無いと言えるでしょう。DCWのテストによると、解像性能や諸収差の補正状態など、全体的に良好な光学性能のレンズに仕上がっているようです。

実を言えば私もこのレンズのユーザーです。2018年頃に一度購入して手放し、2021年に再度入手。マイクロフォーサーズでこのレンズに替わる選択肢は存在しなかったのです。光学性能はDCWが評価している通り。解像性能は中央から隅まで一貫性が高く、口径食やヴィネッティングは抑えられています。と言うのも、このレンズは通常のマイクロフォーサーズ用レンズと比べてイメージサークルが広く、かなり余裕をもって設計されています(フルサイズセンサーに装着して確認)。言ってしまえば「レンズの美味しいところ」をつまみ食いするような状態で、ボケや玉ボケへの影響も少なく、思っている以上に均質性の高いレンズに仕上がっています。

価格を考慮すると防塵防滴やL-Fnボタンに対応して欲しかったところですが、金属鏡筒のしっかりとした質感の外装は満足度が高い。(ただし、レンズフードが同梱しておらず、非常に高価な別売りオプションとなっているのが残念…)

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