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NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sは並外れた光学性能だが個体差が大きい【海外の評価】

Photographylifeがニコンの交換レンズ「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」のレビューを掲載しています。

部分的にソフトウェア補正が必須

  • NIKKOR Z 24-70mm F4 Sより軽いレンズだ(518g:485g)。AF-S 16-35mm F4が680g、EF16-35mm F4L IS USMが615g、同じミラーレスのFE16-35mm F4 ZAでさえ518gである。そしてこれらは全て16mmであり、このレンズは14mmと明らかに幅広い画角を備えている。(望遠側は30mmだが、多くのフォトグラファーにおって大きな問題ではない)さらにどのレンズよりも全長がかなり短い。最も近いソニーFEよりも14%ほど短い。
  • 広角ズームとしてはかなり大きい82mmフィルター径を使用する。これは他のレンズよりも大きなフィルター径だが、14mmの画角を有するレンズで円形フィルターを装着できることが見事である。
  • ズーム機構は沈胴式だ。カメラバッグから取り出す際にロック機構が外れて内筒が伸びてしまうのは欠点の一つである。
  • オートフォーカスはステッピングモーター駆動で静かな動作である。しかし、個人的にマニュアルフォーカス時にフォーカスバイワイヤ方式の操作となるが好きでは無い。リニアでない移動量や電源オフ時に無限遠へ固定される仕様も気になる。
  • 外装にはプラスチックパーツが多く、一見すると1300ドルの価値があるかどうか疑問に思うことだろう。しかし、使っていくうちに頑丈なレンズであることに気が付くはずだ。内筒が伸びても全くガタツキは無い。一部のFマウントズームとは対照的だ。
  • 過酷な環境でも機能する防塵防滴仕様だ。大雨の中で20分間使用し、小雨の中で1時間以上撮影しても問題無かった。風が強く、砂が多い環境でもズームリングやフォーカスリングに影響は無かった。
  • 前玉にはフッ素コーティングが施されているのでメンテナンスが簡単だ。
  • プラスチック製鏡筒は寒い環境で冷たくならないので金属鏡筒より好きである。
  • フォーカシングはとても優れた精度で静かに素早く動作する。前述したようにマニュアルフォーカスの仕様は好きではなものの、夜空の星で正確なピント合わせが可能だった。
  • 14mmの歪曲収差は未補正時に8%の樽型となり、ほとんど魚眼レンズのようだ。Adobe Lightroomや純正ソフトウェアでは格納されているプロファイルにより補正され歪曲収差に気が付かないほど補正されている。建築写真での自動補正は歓迎されるだろうが、風景写真では歪曲補正を任意でオフにしたいと感じる。
  • シャープネス
    ・重要な注意点があるものの、とてもシャープなレンズだ。
    ・14mmの隅が最もソフトだが、これは驚くことではない。絞ると少し改善するが、大幅に向上することは無い。
    ・16mmでは四隅のシャープネスが大きく改善する。中央や周辺部は同程度だ。
    ・24mmはピークの画質となる。
    ・30mmは24mmと比べてやや低下するものの全体的にとても良好だ。
    ・注意点は個体差が大きかったことだ。2本の個体をテストしたが、1本目は素晴らしく、2本目は非常に偏心が目立つ個体だった。ネット上で確認する限りでは他にも偏心が目立つレンズがあるようだ。
    ・このレンズを購入した人はまず偏心を確認したほうが良い。
  • 小型軽量なレンズらしく周辺減光は目立つ。ただし、歪曲収差の補正により最も目立つ減光領域は切り取られる。幸いにもフィルターを装着しても減光量に大きな変化は無い。
  • 倍率色収差はわずかだ。大した数値では無く、AF-S 16-35mm F4よりも優れている。14-24mm F2.8Gに匹敵するものだ。
  • 逆光耐性はとても良好だ。このような広角レンズとしてはかなり珍しく、歓迎すべきパフォーマンスである。比較してAF-S 14-24mm F2.8Gは逆光耐性が低いことで知られている。ただし、14-30mm F4はコントラストが高い状況において、若干ベールのかかったフレアが発生する傾向がある。補正するのは簡単だが、他のZレンズよりもやや強い傾向である。
  • AF-S 16-35mm F4Gとの比較
    ・16mm時のシャープネスはZレンズが圧倒的だ。F4-F5.6で遥かに良好となり、F8以降で同じような傾向となる。F11に絞るまで、あらゆる点で16-35mm F4を上回っている。
  • AF-S 14-24mm F2.8Gとの比較
    ・14-24Gは見事なパフォーマンスである。開放は同程度だが、F4まで絞ると14-24Gのほうが遥かに良好となる。14-30SもF5.6まで絞ると改善するが14-24Gには及ばない。とは言っても、それ以降のF値で劇的な差は無い。
    ・14mm以降はZレンズのほうが優れている。それでも14-24GをF4まで絞ると互角だ。
    ・24mmは14-24Gが最も弱い部分であり、周辺部や四隅は14-30Sに劣っている。これは絞っても明らかに差がある。
    ・フィルターを装着できる14mmズームとしては見事な性能だ。同程度のシャープネスと遥かに良好な逆光耐性を備えている。ただし、14-24Gも10年以上の前のレンズとしてはかなり良好なパフォーマンスである。

円形フィルターを装着でき、14-30mmのズームレンジを備え、最高級レンズに匹敵するパフォーマンスを発揮するレンズだ。その一方で光学的にとても大きな歪曲収差を抱え、周辺減光は大きく、個体差による偏心が見られる。

それぞれの評価は手に入れる個体で決まると思われる。他にZレンズの個体差は完璧だっただけに14-30mmの個体差は残念だった。それに価格設定も素直におススメするには高すぎる。

とは言え、私個人としてはこのレンズを買うつもりだ。市場における最高の14mmレンズの一つであり、フィルターを利用できる。幸いにも個体差を簡単に確認できる環境だ。

長所:14mmを備えるズームレンズとしては小型軽量・周辺減光無しで円形フィルター対応・並外れたシャープネス・高速で正確で静かなオートフォーカス・フレアが最小限に抑えられている・色収差が最小限に抑えられている・防塵防滴

短所:個体によって強い偏心がみられる・未補正の光学的歪曲収差と周辺減光・14mm四隅の解像性能・フォーカスバイワイヤのMFリング・1300ドルと高価

とのこと。

DxOMarkではイマイチ奮わなかった本レンズですが、Photographylifeでは(個体差があるものの)高い評価となっているようですね。私の手に入れた個体は特に大きな問題はありませんでした。全体的にこのレビューとは同意見で、「小型軽量」「82mmフィルター」「逆光耐性」を備えつつ、競合レンズに匹敵する優れた広角ズームレンズと言う印象です。

個体差さえ乗り切ってしまえば価格なりの価値はあるのかなと思いました。

NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sのレビュー・作例を集めているページはコチラ

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