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ニコン D780は目新しさに欠けるものの これまでで最も使いやすいカメラ

2020年5月2日

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Photographylifeがニコンの新型一眼レフカメラ「D780」のレビューを掲載しています。一見すると目新しさの少ない最新モデルですが、実際に使ってみると細かい改善点や強化が多い良いカメラに仕上がっている模様。

紹介

  • ライブビューで毎秒12コマの連写撮影が可能で、4K 30pのフル画角に対応している2400万画素センサー搭載の一眼レフカメラだ。Z 6から像面位相差AFを含む多くのライブビュー機能を受け継いでいる。
  • D780はとても見事な一眼レフシリーズの第3弾だ。前身となるD700・D750はいずれも優れたカメラであり、今でも素晴らしいカメラである。D750は中古市場で最もお買い得な一眼カメラの一つだ。
  • 表面的にD780はD750と良く似ている。2400万画素・51点AFシステム・ボディデザインなどだ。そしてD750で便利だった機能がいくつか無くなっている(内蔵フラッシュや縦位置グリップの接点)のは残念だ。
  • しかし、長時間の使用でスペックシートからは見えてこない多くの改良点があることに気が付いた。D600→D610のような変更では無く、D800→D810のような違いに近い。
  • 動画機能は全く新しくなっている。オーバーサンプリングでフル画角の4K、FHD 120fps、HDMI出力での10bit N-log機能は言うまでもない。現時点でニコン一眼レフとしては最高の動画用カメラだ。Zカメラはさらにボディ内手ぶれ補正と電子ファインダーを利用できる。
  • 動画以外で興味深いのはシャッター速度の範囲が~900秒まで拡張していることだ。このような長秒シャッターを備えているのは前代未聞である。

操作性

  • 従来のニコンユーザーであればD780の外観とボタンレイアウトはすぐに慣れるだろう。既存の一眼レフカメラとよく似ており、変更点はわずかだ。
  • 背面はライブビューや動画の切替スイッチが使いやすい位置に移動し、専用のAF-ONボタンが追加されている。これまでAF-ONボタンはハイエンドカメラのみ搭載していた機能だ。
  • 操作系統で欠けているものがあるとすればジョイスティックだ。なぜジョイスティックをD780に導入しなかったのか理解できるが、出来るだけ多くのニコン製カメラでジョイスティックを使いたいと思っている。同価格帯のZ 6にはジョイスティックを搭載している。
  • カメラ上部のデザインはとてもよく似ている。大きな違いは測光ボタンをISOボタンに置き換えたことだ。(ただし、背面の縮小ボタンで測光を設定することが可能だ)
    個人的にこの変更は歓迎すべきものであり、D780を片手で操作しやすくしている。多くのフォトグラファーは測光よりISOを操作する頻度が高いはずだ。
  • 従来の測光ボタンが必要ば場合はボタンカスタマイズで動画ボタンに測光を割り当てると良いだろう。
  • ライブビューの撮影体験が大幅に向上している。高速AF・広いカバーエリア・完全電子シャッターなどだ。ライブビュー性能はまるでZ 6のようである。Zカメラにファームウェアアップデートで導入した「動物瞳AF」以外でD780と区別することは出来ない。
  • ライブビューはさらにタッチパネルに対応し、高解像モニターとなり、遥かに優れた低照度AF性能を備えている。とは言え、個人的にライブビュー性能を重視するのであればZ 6をおススメしたい。
  • バッテリーライフは従来通り良好だ。スペックシートの撮影枚数はフラッシュ非搭載が故の改善なので期待し過ぎは禁物だ。USB経由での充電に対応しているのも歓迎すべきポイントだ。ただし充電可能なバッテリーは「EN-EL15b」である。
  • メニューシステムはマイナーチェンジと機能追加を除いて従来通りの配置だ。機能を大きく変化できる5つのボタンカスタマイズを備えている。
  • ISO AUTOは最大ISO感度を設定できる他、焦点距離に応じた限界シャッター速度の調整が可能だ。Fnボタンに「マイメニュー」を登録して、一番上の項目に設定機能を登録しておくと非常に便利だ。
  • 最大900秒のシャッタースピード設定はD780の仕様で最も興味深い。バルブモードで撮影することも可能だが、いちいちタイマーで確認するよりカメラでシャッタースピードを設定したほうがずっと便利である。利用できるシャッタースピードは以下の通りだ。
    ・30秒
    ・60秒
    ・90秒
    ・120秒
    ・180秒
    ・240秒
    ・300秒
    ・480秒
    ・600秒
    ・720秒
    ・900秒
    1/3段から1段までの間隔にバラつきがあるのは奇妙だが。より高精度な操作が必要な場合はタイム撮影を使用すると良いだろう。(訳注:シャッターボタンを1回押すと露光が始まり、2回目の操作で露光が終了するバルブモード)
  • 900秒の撮影が可能だが、ファインダーにはアイピースシャッターが搭載されていない点に気を付ける必要がある。
  • D780の大きな改良点の一つとして、大幅なバッファ拡張を挙げることが出来る。UHS-IIカード対応が大きいと思われるが、高速処理を実現したEXPEED 6の恩恵もあると思われる。14bit RAWで68コマ、12bit RAWで100コマの撮影が可能だ。これは7fpsでおよそ10秒の連続撮影を意味しており、とても見事な性能だ。
    ライブビュー時は12コマ秒の連写が可能だが、12bit RAW限定となり、約8.3秒の連写が可能だ。D750と比べて動体写真の適正が大幅に向上している。
  • 縦位置バッテリーグリップが必要な場合、D750を使い続けるか、D810/D850へジャンプする必要がある。単純なバッテリーグリップをリリースする可能性は残っているが、電子接点が無いのでボタンやダイヤルは付かないと思われる。
  • 内蔵フラッシュの欠如はもう一つの注意点だ。フラッシュを使わなくとも、コマンダーとして役に立っていた。フラッシュが無くなったことでコマンダーを別に用意する必要がある。
  • Z 6と似たスペックのカメラだが、バッテリーライフが長く、光学ファインダーを備えている。ただし、便利な電子ファインダーや幅広いAFエリアをファインダーで利用することが出来ない。そして、D780は多くの一眼レフより軽量だがミラーレスと比べると大きく重い。ボディ内手ぶれ補正も非搭載だ。

オートフォーカス

  • Z 6と同じく像面位相差AFに対応している。ライブビューにおけるオートフォーカスは大幅に高速化した。そして優れた精度も両立している。
  • 並外れた低照度性能を備えており、F2のレンズでも-6EVの検出輝度に対応している。他のどの一眼レフよりも低照度に強いカメラだ。
  • 拡張ローライトAFを利用する場合はメニューでオンにしておく必要がある。それ以外の場合は-4EVまでに対応している。ローライトAFはそれほど高速フォーカスでは無いが、-6EVのAFに対応しているのは注目に値する。
  • ライブビュー時のAF-Cは上手くいくものの、いくつか問題を抱えている。
    ・フォーカスエリアが合焦中でも赤色枠のまま
    ・3Dトラッキングに代わる直感的な追従モードが無い
    ・便利なフォーカスエリアモードが無い(D21やD51など)
  • ライブビューAF-Cの性能が悪いわけでは無く、他のニコン一眼レフと比べると遥かに優れている。光学ファインダーのAFに匹敵するパフォーマンスを期待してはいけない。
  • D780のファインダーフォーカスシステムはD4で使われていた素晴らしいセンサーと、D5から継承したアルゴリズムを組み合わせている。動く被写体を効果的に捕捉し、従来の51点AFより明らかに優れている。D5譲りのアルゴリズムが上手く機能しているのだろう。D750・D810と比べて優れていると確信している。
  • 残念ながら51点AFには問題が一つある。フォーカスエリアが狭いのだ。ファインダーAFはスポーツ写真に適しているが、全身をフレームに写したい場合に顔がフォーカスエリアから外れてしまうことがある。もう少し広いカバーエリアだと良かった。
  • ファインダーAFでも顔検出に対応しているが、瞳まで検出することは出来ない。

画質・動画

  • D780に搭載されている2400万画素 裏面照射型CMOSはニコンのラインアップで最高となるセンサーだ。Z 6と同じく優れた画質となる。
  • 高感度性能は2400万画素クラスとしては最も優れている。ISO 6400までは使いやすい画質となり、ISO 12800や25600で著しく悪化する。ISO 51200以降には設定したくない。
  • D750と比べて、ISO12800は明らかにD780のセンサーが良好だ。この傾向はISO25600も同様である。全体的に見て1段ほど優れた高感度画質だ。
  • 常用感度はISO12800までに設定し、ISO6400でも満足のいく画質だ。緊急的にISO25600を使うかもしれない。
  • Z 6と同様、とても見事なダイナミックレンジを備えている。前世代の2400万画素センサーと比べて僅かに良好だ。
  • D780で高速連写中、完全に露出不足(真っ暗)な状態のカットが混じっていた。
  • タイムラプスモードが僅かに改良されている。
    ・各撮影前にフォーカス機能
    ・静止画+タイムラプス動画の生成
    特に前者はフォーカスモードを切り替え忘れた時に有効だ(AF状態で低照度のタイムラプスを実行すると悲惨な結果となる)。「オフ」に設定しておくことでフォーカスモードを切替忘れてもピントがずれる心配が無くなった。
    後者は従来まで静止画RAWと動画静止の両立が出来なかった点が改善している。
  • D780は優れた動画用カメラとなる。クロップ無しのオーバーサンプリング4Kで高水準なディテールの動画撮影が可能だ。Z 6と同等、そして全てのニコン製カメラより優れている。
  • 動画撮影時のISO感度は高くても良好な画質だ。ISO6400まではとても優れており、ノイズは最小限である。ISO32000でさえ実用可能な画質だ。
  • 動画撮影時に像面位相差AFを利用できるのは大きい。追従性能は高速かつ正確だ。
  • 動画撮影時に電子手ぶれ補正やパワー絞り、フォーカスピーキング、ゼブラ表示など便利な機能を利用できる。ただし、ミラーレスのように電子ファインダーやボディ内手ぶれ補正は搭載していない。

カメラ比較

  • D750
    1500ドルと安く、中古は800ドル以下となることがある。遥かに小さなバッファや動画仕様は妥協する必要があるものの、依然として優れた一眼レフカメラには違いない。
  • Z 6
    カメラのパフォーマンスはとてもよく似ている。レンズラインアップやフォーカス性能、携帯性をよく検討すると良いだろう。今のところZレンズはとても良好なので、今からレンズを集めるのであればZカメラがおススメだ。既にFマウントレンズを所有しているのであればD780が適しているだろう。特に動体を重視するのであればファインダーAFの使用をおススメする。旅行や風景の撮影であればZ 6が最適だろう。
  • D850
    ライブビューや動画機能はD780有利だが、他の点ではD850が圧倒している。もちろん価格に差があるので、同じターゲット層のカメラでは無いことが分かる。コストを気にしないのであればD850を買いたい。

ぱっと見は新鮮味の無いカメラだが(見事な一眼レフである)D750をさらに改良し、非常に洗練されたカメラに仕上げている。

重要な仕様が5年以上前のD750から変更されていないのも事実だ。依然として2400万画素、51点AFシステムを採用、メカシャッターの連写速度は7fpsだ。しかし、高感度やダイナミックレンジがより良好となり、D5譲りのAFアルゴリズムを実装した。さらにバッファの大容量化で連写撮影に優れたカメラへと変化している。

見出しとなる仕様を最大化せず、重要な補助機能を改善することに注力したカメラである。カジュアルな購買層には訴求力が低いかもしれない(価格設定も相まって)。

長所:2400万画素クラス最高のISO性能・高速で捕捉性の高いファインダーAF・優れたビルドクオリティ・豊富なFマウントレンズ群・価格を考慮すると最高クラスの動画機能・大きく改善したライブビュー・最長15分のシャッタースピード・AF-ON専用ボタン・12コマ秒の連写速度・バッファの大容量化・タイムラプス機能・フルサイズ一眼レフとしては小型軽量・優れたバッテリーライフ・致命的な欠点がほとんど無い洗練されたカメラ

短所:従来通りの51点AFセンサー・内蔵フラッシュや縦位置グリップが無い・ファインダーAFがとても狭い・バリアングルモニタでは無い・ミラーレスよりも重くて大きい・高速連写で露出が不安定となる場合があった・ニコン Z 6と比べて少し高い。

長所・短所どちらもたくさんあるが、最も懸念すべきは価格設定だ。2300ドルあればここ最近登場した素晴らしいカメラも検討可能だ。特に最新テクノロジーを取り込んだミラーレスが数多く存在する。

比較してD780は目新しさに欠けるが、私が使って来た中で最も使いやすいカメラの一つだ。

Photographylife:The Nikon D780 blends the best of DSLR and mirrorless technology into a refined, versatile camera.

とのこと。
Mobile01の評価と似ていますね。一見すると地味なアップグレードですが、本当に更新が必要な部分にメスを入れたカメラとなっているようです。高感度・AF・バッファ・連写速度が全体的に強化され、動体撮影に強くなったのは有難いですね。これでサブセレクターを搭載していたら完璧だったのですけども…。

細かい改善や強化が多い中、内蔵フラッシュや縦位置グリップ用端子が無くなってしまったのは残念ですね。レビューでも述べられてるように、フラッシュをコマンダーとして使っていた人や、縦位置グリップがどうしても必要な人にとって致命的な欠点と感じるかもしれません。

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