Robin Wongが正式発表されたばかりのオリンパスの新型OM-D「E-M1X」の撮影体験を自身のブログで語っています。ブログでは三脚・手持ちハイレゾの撮り比べやオートフォーカスの参考動画を確認することが出来ます。
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オートフォーカスが大きく改善
https://www.youtube.com/watch?v=DKYS_bkFU5U
- 私はオリンパスマレーシアのアンバサダーであるため、これはレビューでは無く「撮影体験」と認識してほしい。
- E-M1Xは大きすぎる。マイクロフォーサーズのメリットを削ぐサイズだ。しかし、マイクロフォーサーズのカメラはこのモデルだけではない事を思い出してほしい。多くのニーズに適したカメラが揃っている。
- E-M1 Mark IIにHLD-9を装着した時よりも300mm F4 PROや40-150mm F2.8 PROの操作性が良い。
- 従来のE-M1でも堅牢性や信頼性に問題は無いが、より良好なシーリングとシャッター耐久は大歓迎だ。
- エプソンと共同開発の新しいジャイロは従来モデルと比べて5倍正確に手振れを検知するとオリンパスは述べている。300mm F4 IS PROでも6段分と主張しているのは特筆すべき項目だ。
- 300mmでも1/10秒で撮影できた。何かに体を固定出来れば12-100mm F4 IS PROで15秒の手持ち撮影が可能だった。
- 電子ファインダーは遅延が無く滑らかな像だ。
- エルゴノミクスで注目すべきはISOボタンだが、ゴミ箱が左下に配置されているのは好まない。
- ジョイスティックは十字及び斜め方向に対応している。押し込むとAFフレームは中央へ戻る。
- 手持ちハイレゾショットは三脚ハイレゾショットとは動作が異なる。16枚の画像を撮影して、微妙な位置ずれを検出して合成する。シャッタースピードに制限は無いが遅くなるほど失敗する可能性が高い。フラッシュは使用不可だ。
- 三脚ハイレゾショットでは被写体が動くと不自然な描写となるが、手持ちハイレゾショットでは影響を受けにくい。合成処理は三脚ハイレゾで7秒、手持ちハイレゾで12秒だ。
- 三脚ハイレゾはより優れた色と解像度だ。三脚ハイレゾが使える状況なら三脚ハイレゾを使おう。
- 手持ちハイレゾは水や葉への影響は最小限だが、高速道路の車両などの描写はまだ不完全だ。
- S-AFは騒がしい背景で撮り比べるとE-M1 Mark IIから改善しているのは明らかだ。
- AFにおける最大の改善点は低照度AFだ。F1.2 PROと組み合わせることで低照度でも非常に高速なフォーカシングが可能となっている。E-M1 Mark IIの2倍高速でより正確だ。ハンチングは著しく少なくなっている。低照度AFはマイクロフォーサーズで最も優れているのは疑う余地が無い。
- 正直に言うとE-M1 Mark IIとの画質差について書く価値は無い。同じプロセッサーとイメージセンサーを使用している。ISO3200は実用的だが、ISO6400も大丈夫かもしれないが許容できない人もいるだろう。
- 初期のメニュー画面は相変わらず複雑だ。マイメニュー機能を活用して改善すると良いだろう。
- ライブND時のシャッタースピードは設定するNDに影響される。例えばND32の場合は0.5秒より高速設定は出来ない。
- バッテリーは2個入るが、実を言うと1個しか使っていない。フル充電のバッテリーをつか切るまでに1500枚の写真を撮影することが出来た。USB充電にも対応しているが、私はUSB-PD対応のバッテリーを持っていない。
OM-D E-M1 Mark IIのアップデートモデルのような印象だ。コアはE-M1 Mark IIと同じだが、5軸手振れ補正、防塵防滴、信頼性、AF性能、EVF、メニューが大幅に改善している。
個人的にはあらゆる状況におけるS-AFと低照度AFの大幅な改善を評価している。このアップデートだけで今まで困難だった撮影が可能となるだろう。
万人受けするカメラでは無いが、マイクロフォーサーズシステムで確かな選択肢となるフォトグラファーもいるはずだ。
とのこと。
RobinWong氏はストリートフォトやマクロ撮影を中心として活動しているのでS-AFや低照度AFの改善を特に評価しているようですね。野鳥撮影など、C-AFでピントが抜けにくくなっていると良いですねえ。
低照度AFの参考動画を掲載していますが、録画しているカメラがピンボケになったりしているのでハッキリと判断し辛い状態。ですが、AF速度は比較的速くなっているようです。
手持ちハイレゾと三脚ハイレゾは画質差があると述べていますが、撮り比べた作例を見る限りでは特に大きな差は無いように感じます。
OM-D E-M1Xに関するレビュー・作例を集めるページはコチラ
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