ePHOTOzineがオリンパスの新型OM-D「E-M1X」のレビューを掲載しています。
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E-M1Xはプロ向けカメラである
- コンパクトなカメラでは無いが、コンパクトでは無いマイクロフォーサーズを探しているならE-M1Xを手に取って問題と感じることは無いだろう。このカメラが大きすぎると感じた場合はE-M1 Mark IIとバッテリーグリップの組み合わせを検討すると良いだろう。
- カメラグリップは大きな手でも十分な奥行を持ち、縦位置グリップでも同様のグリップ性を保っている。
- カメラととてもしっかりとした造りだ。
- ISOボタンと露出補正ボタンは形状やサイズに違いを持たせ、ボタンの感触で判断できるようになっている。
- 測距検出輝度は-6EVだが測光は-2EVまでとなっているので注意が必要だ。
- オートフォーカスは非常に暗い状況を除いてどのような状況でも信頼性の高いものと判明した。
- 液晶モニターとファインダーはどちらも正確な色を示している。このような大型カメラは3.2インチのモニターを採用することが多いため、E-M1Xのやや小さいモニターの採用は残念だ。ファインダーは価格帯を考えるとより高解像が望ましかったが、色再現性は優れている。
- メニューシステムは古いカメラと比べて新しくなっているが、色分けされていないのは残念だ。
- パフォーマンス
・シャッターレスポンス:0.05秒
・広角シャッターレスポンス:0.1秒
・50mmシャッターレスポンス:0.1秒
・起動時間:0.7~1.2秒
・フラッシュ無し:0.2秒
・連写 JPEG:15fps 126コマ(メカ)・50fps 1秒(電子)・13fps(C-AF+電子)
・連写 RAW:15fps 111コマ(メカ)・50fps 1秒(電子)- 10fps以下のJPEGは無制限連写(12-200mm+ソニーG UHS-II使用時)
- 色再現性は優れている。
- 露出の信頼性は高く、露出補正の必要性はほとんど無い。
- ダイナミックレンジは良好だ。
- 多様性のあるマイクロフォーサーズマウントの交換レンズを利用可能だ。
- 手持ちハイレゾはとても見事な結果だが以下の点で制限がある
・絞り値はF8まで
・ISO感度はISO1600(三脚)ISO6400(手持ち)まで
・ブレや動きが大きい場合はハイレゾマークが点灯する
・動いている物体をフレーミングすると問題が発生する場合がある- ISO3200~6400まで実用的な画質だ。場合によってはISO12800も使えるだろうが、ISO25600は避けるべきだろう。ただし、高感度ISOでも彩度は良好だ。
- OM-D E-M1 Mark II比で劇的な改善は見られないが、これはセンサーが同じであるため理に適っている。LUMIX G9と撮り比べると高感度ISOでより優れた結果となる。
- オートホワイトバランスは良好に動作する。
- 動画はC4K 24pと4K UHD 30/25/24p、そして120fps FHDが利用可能だ。LUMIX G9のように4K 60pやFHD 180fpsには対応していない。
多くの人にとってOM-D E-M1Xの機能は過剰気味と感じるだろう。似たような機能性でより小型なE-M1 Mark IIが存在する。
しかし、このカメラは他で見ることが出来ない様々な機能を備えている。そしてプロ用カメラとして強化されたポイントは注目に値する。
プロ向けの機能性と価格設定のカメラを今すぐ買う必要は無いが、E-M1Xが備えるパフォーマンスが必要と感じたならば決して法外な値付けでは無いはずだ。
長所:革新的な新機能「ライブND」・優れた色再現・バッテリー寿命・0.825倍のEVF・高速連写・C4K・見事な手振れ補正・様々な電源に対応・防塵防滴
短所:3インチモニタ・236万ドットのEVF・サイズ・メニューシステム
とのこと。
ePHTOzineでも指摘していますが、ファインダーの解像度とモニターのサイズ・解像度が同価格帯の水準に達していれば非の打ちどころが無かったかなと思います(現E-M1Xユーザーとして)。
センサーはE-M1 Mark IIと同じ仕様ですが、実際に使ってみるとオートフォーカスシステムはまるで別物、手持ちハイレゾの実装で画質向上が期待できるシチュエーションが増えています。使ってみると「OM-D第2世代の集大成」と感じるはず。
色再現性は「うん、まあ良くなったかな?」とは感じており、妙な色被りは低減したような気がします。(これはもう少し使い込みが必要ですが。。)
メニューシステムについては当ブログでもそのうち取り上げようと思っているのですが、やはり複雑怪奇。特に新機能が次から次へと導入されるので、(メニューの)使い勝手がなおざりになってしまっているように感じます。この辺はファームウェアアップデートや第3世代でなんとかして欲しいところ。
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