Lesnumeriqueがキヤノンの交換レンズ「RF24-105mm F4L IS USM」のレビューを掲載しています。
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ナノUSMは間違いなく強みとなる
- 幅83.5mm、長さ107.3mmの本レンズは焦点距離を考慮するとコンパクトなレンズだ。EF用よりも1cm短く、少し軽い。EOS Rに装着した際はバランスが取れ扱いやすい。
- しっかりとした造りで信頼性があり、グリップは操作しやすい。キヤノンらしいブランドそのままにデザインを進化させたようだ。
- 24mm時にズームリングをロックするスイッチが備わっている。
- ピント距離はレンズに表示されていないものの、MFでレンズを操作するとファインダー内に表示される。これは効果的でとても楽しい。
- コントロールリングはクリック感のある操作性だが、アフターサービスに申し込めばデクリック状態にすることも出来る。
- F4ズームだが手振れ補正により低照度での撮影を可能としている。このレンズの手振れ補正はとても効果的だ。我々は105mmで最大1/4秒の手持ち撮影が可能であった。
- 周辺減光は絞り開放で存在するものの、絞るとすぐに解消する。さらにデジタル補正をオンにすると綺麗に修正される。
- 歪曲は24mmで大きな樽型、50mmから糸巻き型となる。デジタル補正を適用することで目立たなくなる。
- ナノUSM駆動のオートフォーカスは完璧な静かさでとても高速だ。これは本当にこのレンズの強みとなる部分である。
- 解像性能は優れた傾向を示している。
・24mm:絞り開放ですら隅までほぼ完璧な均一性を持っている。
・50-80mm:24mmと比べると均一性は低くなるが最高解像度はより高くなる。
・105mm:中央は高く保たれているが、均一性はさらに低くなり四隅のディテールが低下している。
・完璧では無いが優れた画質である、EFレンズよりも遥かに優れている。強み:広いズームレンジ・コントロールリング・優れた手振れ補正・解像性能・一般的な動作が優れている・静かなオートフォーカス
弱み:歪曲や周辺減光(完全に補正されるが)
コントロールリングとズームリングのグリップは本当に大好きだ。絞りはF4固定だがコンパクトで手振れ補正は効果的だ。オートフォーカスは高速かつ完璧な静かさ、解像性能は全ての絞り値と焦点距離で安定した中央解像を持っている。拍手喝采!
とのこと。
辛口な評価の多いLesnumeriqueとしては高評価となっています。
解像性能の結果はePHOTOzineと似た傾向を示しているようですね(どちらもチェックにImatestを使っているので当然と言えば当然なのでしょうが…)。105mm以外は絞ることで周辺までキッチリ解像させることが出来るようです。
やはり特筆すべはナノUSMである模様。EOS 80Dと18-135mmの組み合わせで使ったことがありますが、あれは確かに凄かった。レンズが大きくなるフルサイズ用24-105mmでどこまで高速AFとなるのか気になるところ。
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