Dustin Abbottが「RF50mm F1.4 L VCM」のレビューを公開。玉ボケの粗さや周辺減光について指摘しつつも、解像性能やVCM駆動のAFを高く評価しています。
Dustin Abbott:Canon RF 50mm F1.4L VCM Review
- 外観:交換性を考慮し、F1.4 VCMシリーズでサイズと形状、フィルター径(67mm)を統一している点が特徴。外装は傷や汚れに強く、耐久性も高い。ポーチが付属するが、保護性能は高くない。
- 構造:造りは標準的なLシリーズと同等で、エンジニアリングプラスチック製外装を採用。徹底した防塵防滴設計が施され、13か所のシーリングポイントを備える。前玉・後玉ともにフッ素コーティングが施され、汚れに強く清掃もしやすい。背面ガスケットは厚みがあり、信頼感が高い。
- 携帯性:RF50mm F1.2Lと比べて大幅に小型軽量。F1.2モデルとは明確に別クラスの扱いやすさ。長時間の持ち歩きやジンバル使用時に有利。FE 50mm F1.4 GMよりやや細身だが約3mm長く、重量は約64g重い。Viltrox Pro AF 50mm F1.4よりは明確に小型軽量。
- 操作性:クリックレスの絞りリングを搭載するが、静止画対応はボディ世代に依存。2024年以降の対応ボディでないと制限がある点は不満が残る。動画時の絞り操作は非常に滑らか。RFレンズ特有のコントロールリングは多機能で、ダイヤモンドパターンの操作感も明確に区別されている。カスタム可能なファンクションボタンも搭載。
- AF:非常に高速かつ静粛。従来のリングUSMを採用していたF1.2 Lレンズと異なり、動画撮影にも強く、静止画・動画の双方で高性能を発揮。近距離から遠距離への合焦移動はほぼ瞬時で、信頼性が高い。前景への合焦が遅れる場合があるが、特定レンズ固有というより一般的な挙動。AFは本レンズの大きな強み。
- MF:フォーカスリング操作感は滑らかかつ適度なトルクがある。非線形制御のため回転速度に応じて移動量が変化。最短撮影距離は約40cmでF1.2Lと同等だが、最大撮影倍率は0.15倍と平均的で、F1.2L(0.19倍)やSony GM(0.26倍)より低い。
- 手ぶれ補正:レンズ内手ぶれ補正は非搭載であり、ボディ側手ぶれ補正に依存。
- 解像性能:F1.4から十分なコントラストと解像力を備え、ポートレートでもディテール不足は感じられない。周辺部まで良好で、風景撮影でもフレーム端まで安定した解像を示す。F2でわずかに向上し、周辺解像のピークはF5.6付近。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:全体として描写は良好だが、玉ボケにやや雑然とした印象がある。F1.4では周辺部に口径食が現れ、F2で改善、F2.8ではほぼ円形になる。玉ボケ内部に玉ねぎボケ傾向が見られる点は好みが分かれるが、通常撮影では目立ちにくい。
- 軸上色収差:焦点前後にわずかに残るが、深刻ではない。
- 倍率色収差:ごくわずかに見られるが、実写で問題になるレベルではない。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:デジタル補正前提の設計であり、補正は必要。ただしRF 35mm F1.4L VCMほどの大きな歪曲ではない。
- 周辺減光:F1.4では非常に強く、画面全体が暗く感じられる。補正には大きな補正量が必要で、結果としてノイズが約4段分悪化。光学補正より電子補正への依存度が高い点は明確な弱点。
- コマ収差:記載なし。
- 逆光耐性:十分なテスト条件ではなかったが、ASCコーティングの効果により、限定的な条件下では問題は見られなかった。
- 光条:記載なし。
- 作例集:
- 総評:キヤノンRFシステムにおける実用的な空白を埋める存在。比較的コンパクトかつ軽量でありながら、静止画・動画双方で非常に高いAF性能を発揮。価格は高価だが性能に見合っており、絞りリングの制限や周辺減光の強さといった欠点はあるものの致命的ではない。汎用性が高く、EOS R6 Mark IIIのような最新ボディと特に相性が良い。総合的に完成度の高い一本。
- 競合について:
- 備考:
Dustin Abbottのレビューでは、Lシリーズのレンズに期待するビルドクオリティと光学性能のようです。いくつか指摘するポイントがあるものの、35mm F1.4 Lよりも満足のいくレンズとなっている模様。価格を考慮すると色収差が気になるところですが、同氏によると実写で大きな問題とはならないようです。
キヤノン RF50mm F1.4 L VCM 最新情報まとめ
- 発売日:2024年12月下旬発売予定
- 予約開始日:2024年11月5日(火)10:00
- 希望小売価格:オープン価格
- キヤノンオンラインショップ:236,500円
2024年末に発売したキヤノンRFマウント用の50mm大口径レンズ。絞りリングを搭載して動画撮影との親和性が高く、外装のデザインは35mm F1.4・24mm F1.4・20mm F1.4とほぼ同じ。静止画向けと言うよりは、ハイブリッド(静止画・動画どちら)ユーザー向けという印象ですが、他の「50mm F1.4」の選択肢がない以上、静止画のみの場合でも要検討のレンズ。
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レンズの仕様
- フォーマット:フルサイズ
- マウント:RF
- 焦点距離:50mm
- 絞り値:F1.4-F16
- 絞り羽根:11枚
- レンズ構成:11群14枚
- 最短撮影距離:0.4m
- 最大撮影倍率:0.15倍
- フィルター径:Φ67mm
- サイズ:約Φ76.5×99.3mm
- 重量:約580g
- 防塵防滴:対応
- AF:VCM + Nano USM
- 手ぶれ補正:
- その他機能:
・絞りリング
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