PCmagが「RICOH GR IV」のレビューを公開。バッテリー、AF、内蔵ストレージ、撮影モードなどの様々な改善点を評価し、シリーズ最高の完成度と言及。大きなX100VIほど機能的ではないものの、携帯性を重視するならGR IVとのこと。
PCmag:Ricoh GR IV Review: Full APS-C Performance in Your Shirt Pocket
- 外観:非常に小型のボディ設計のため、X100VIのようなアイレベルファインダー、内蔵フラッシュ、防滴構造などの高度な装備を搭載する余裕はない。
- バッテリー:GR IIIの1,350mAh DB-110から、1,800mAhのDB-120へ大型化。ただし丸一日の撮影にはやや不足する可能性がある。USB-C充電に対応、モバイルバッテリーでの充電も容易だが予備バッテリーを推奨。
- インターフェース:USB-C端子を1基搭載。約53GBの内蔵ストレージに加え、microSDXCカードスロットを備える。ホットシューを装備し、外付けストロボやワイヤレストランスミッターに対応。
- 通信:BluetoothとWi-Fiを内蔵し、「GR World」アプリでスマートフォンと接続可能。DNG/JPEG転送、ファームウェア更新、リモート操作に対応し、旧アプリRicoh Image Syncから大幅に改善。
- 拡張性:X100VIほど機能的ではないが、代替として外付けフラッシュGF-2が同時発売。21mm相当の画角に拡張できるワイドコンバージョンレンズGW-4にも対応。別売り光学ファインダーが用意されている。
- 携帯性:APS-Cセンサーと5軸手ぶれ補正を搭載しながら極めて小型。シリーズ最小・最軽量。コートのポケットに容易に収まる。X100VIより携帯性に優れる。
- グリップ:記載なし。
- 操作性:操作体系は従来のGRシリーズを踏襲し、経験者には違和感がない。前後のダイヤルで露出操作が可能で、リアダイヤル押し込みで最大5項目のクイック設定メニューを呼び出せる。新たに「スナップ優先(Sn)」モードを追加し、前ダイヤルで距離、後ダイヤルで被写界深度を素早く設定できる。
- 手ぶれ補正:5軸手ぶれ補正とレンズ内NDフィルターを搭載。手持ちで約1/2秒の撮影が可能で、条件によっては1秒程度も成功。肘を固定すれば最大約5秒の露光でもブレが見られなかった。
- ファインダー:X100VIと異なり非搭載。
- モニター:3型・104万ドットの固定式タッチモニター。チルト機構はないが、タッチによるAF位置指定、メニュー操作、再生時のスワイプ・ピンチ操作が可能。
- メニュー:プログラムモードを改良。前ダイヤルで絞り、後ダイヤルでシャッター速度を調整可能。さらにモードダイヤルのロックボタンを押すと自動露出へ即座にリセットできる。小さな変更だが実用的。
- フォーカス:ハイブリッド位相差AFを採用し、合焦から撮影まで約0.15秒と高速。フォーカスエリアは多様で、タッチ操作で位置指定可能。ただし被写体認識は競合機に比べて簡素で、人物の顔・瞳検出のみ。動物の瞳検出などには対応していない。
- ドライブ:レンズシャッターを採用し、静かで振動が少ない。フラッシュ同調速度はf/2.8で1/2500秒、f/4.5で1/3200秒、f/5.6~16で1/4000秒と非常に高速。NDフィルター(2段)により、明るい環境でも開放F2.8を使いやすい。
- 解像性能:3枚の非球面レンズを含む7枚5群の新レンズを搭載。開放から高解像で中心から周辺までシャープ。Imatestではf/2.8で約3200ライン、f/4で約3500ラインを記録。f/5.6~8も良好。
- マクロ:マクロモードでは約6~15cmで撮影可能。近接撮影では被写界深度が浅く、ボケは従来より滑らかで乱れが少ない。
- 高感度ISO:BSI構造によりノイズ性能は約1段改善。ISO100~1600は非常に良好、ISO3200~12800も品質低下はわずか。ISO25600以上では細部がにじみ始める。ISO102400~204800はノイズが多くディテールは乏しい。
- ダイナミックレンジ:14bit RAW(DNG)に対応し、シャドウの持ち上げやハイライト抑制など編集耐性が高い。広いダイナミックレンジを備える。
- ホワイトバランス:記載なし。
- JPEG:多彩なJPGプロファイルを搭載。富士フイルムほどではないが個性的な色表現を手軽に得られる。
- 動画:動画機能は限定的。最高画質は1080pで24/30/60fps。音声はノイズを拾いやすく品質も高くない。スマートフォンのほうが良い。
- 総評:GR IVは、ポケットサイズのボディにAPS-Cセンサーと単焦点レンズを組み合わせた高画質コンパクトカメラ。高速化したフォーカス、優れた手ぶれ補正、改良された画像処理エンジンなどにより、シリーズ最高の完成度に達している。一方で、防滴構造、アイレベルファインダー、チルト式モニターを備えるX100VIと比べると装備面では劣る。28mm相当の画角と携帯性を重視するならGR IV、35mm相当と装備を求めるならX100VIという選択になる。
Phototrendによると、コントロールレイアウトの変化、手振れ補正や光学性能の強化で改善を感じるカメラとなっているようです。microSDや背面ホイール省略などコントロールに変化が見られるので、実際にカメラを触って操作性を確認しておいたほうが良さそう。(Phototrendのレビュワーは背面ホイールが良かったと述べています)
バッテリーやAF性能はまだ改善の余地があるらしく、その他を含めて根本的な変化をもたらすカメラではない模様。GR IIIからのアップグレードを正当化する理由は少ないとのこと。
フォーカスは「ほぼ同等」というDPReviewやMobile01の評価と異なり、いくらか改善しているようです。個人的にはそこまで違いを感じなかったのですが、AFを重視している人にとっては体感する差があるのかもしれません。
- 発売日:2025年9月12日
・HDF:2026年1月下旬 - 予約開始日:2025年8月21日
- 希望小売価格:オープン
- カメラのキタムラ:175,320円
2025年に登場したRICOH GRシリーズの最新モデル。カメラのコアとなるレンズ・センサー・処理エンジンをはじめ、手振れ補正やコントロールレイアウト、内部システム、AFなどなど、全体的に改良が加えられています。
撮影体験を改善する新しい撮影モードも追加され、GRシリーズらしい新製品。販売価格は大幅に上昇してしまいましたが、現在の世界情勢や物価上昇などを考慮すると驚く程ではない、と言ってところでしょうか。
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主な仕様
| GR IV | |
| レンズ | 5群7枚 18.3mm F2.8-16 |
| マクロ | 0.06m~0.15m |
| イメージセンサー | 2,574万画素 |
| センサー除塵 | 超音波振動 DR II 帯電防止コーティング |
| 手振れ補正 | 5軸6段分 |
| 画像処理エンジン | GR ENGINE 7 |
| RAW | RAW (DNG) 14bit |
| ISO | 100~204800 |
| ストレージ | 内蔵メモリ(約53GB) microSD/microSDHC/microSDXC |
| AF | ハイブリッドAF |
| シャッター | 1/4000秒~30秒 |
| モニター | サイズ:3.0インチ 解像度:約103.7万ドット アウトドアモニター「オート」搭載 |
| 動画フレームレート | フルHD(1920×1080、60p/30p/24p) |
| 動画出力 | MPEG4 AVC/H.264 (MOV) |
| USB | USB-C |
| Wi-Fi | 2.4/5.1GHz |
| その他ポート類 | ホットシュー |
| バッテリー | タイプ:DB-120 撮影可能枚数:約250枚 |
| サイズ | 約109.4×61.1×32.7mm |
| 重量 | 本体のみ:約228g バッテリー含:約262g |
| その他機能 | 自動水平補正 ローパスセレクター フルプレススナップ フォーカスリミッター ウォーム優先WB ホワイト優先WB 撮影メモリー設定 スナップ優先モード |
| 新イメージコントロール | シネマ調 イエロー シネマ調 グリーン カスタム3 粒状感の詳細設定 |
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