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DPReviewがソニーRX100VIIのファーストインプレッションとサンプルギャラリー63点を公開

DPReviewが正式発表されたばかりのソニー製コンパクトデジタルカメラ「RX100VII」の紹介やファーストインプレッションを公開しています。

DPReview:Sony Cyber-shot DSC-RX100 VII Review in Progress

新機能について

  • 従来通り積層型CMOSセンサーだが、新設計のイメージセンサーを使っているとのことだ。
  • 従来モデルと比べてセンサー上の位相差検出素子のカバーエリアが広くなっている。カバーエリアは68%ととなり、357点の位相差用測距点を備えている。フォーカススピードは0.03秒から0.02秒に短縮している。
  • 連写性能は24fpsから20fpsへ低下しているものの、ブラックアウトフリー撮影となった。
  • α9の最新ファームウェアと同じように、リアルタイムトラッキングとリアルタイム瞳AFを実装している。基本的にどのエリアモードでも顔・瞳を検出する。瞳AFは人間のみならず、動物でも検出可能だ。「リアルタイムトラッキング」や「リアルタイム瞳AF」はカメラに組み込まれたAFアルゴリズムのことであり、ユーザーがメニューから設定する必要は無い。
  • シングルバーストモードではAF/AE固定で最大90fpsのフレームレートで7コマのJPEG+RAWを撮影可能だ。一回のシャッターボタンで7コマを撮ることが出来る。正確にタイミングを合わせることが出来ない場合は30fpsまで遅くすることが出来る。
  • 動画撮影時の電子手ぶれ補正に「アクティブモード」が追加された。大きなブレでも滑らかに見えるように設計されており、4K・FHDどちらでも利用可能だ。
  • 従来のRX100に欠けていた3.5mmマイク入力端子を実装した。ただし、内蔵NDフィルターはまだ無い。

操作性

  • 一見すると従来のRX100シリーズと非常によく似ている。M6と同じように見えるが、M7は右上にマイクソケットが追加されている。
  • 24-200mm相当のレンズはM6と同じものだ。見事なズームレンジにも関わらず、F2.8-4.5と明るい絞り値となっている。レンズ口径はズームで急速に小さくなり、40mm相当でF4に達する。明るいレンズと比べて画質で不利となる場合がある。
  • タッチパネルを備えているが、新しいAFシステムにより必要性は低下している。Fnメニューには対応してない。
  • バッテリーは従来同様、NP-BX1を使用する。モニター使用で260枚の撮影が可能だ。
  • メニューシステムはここ最近のソニー製カメラと同じである。設定した機能を見つけるのが難しい複雑なメニューシステムだ。幸いにもマイメニューに対応しているので使いたい機能をまとめることが出来る。
  • Fnメニューには最大12の機能を設定可能だ。M7は静止画用と動画用を別々で設定することが出来る。ただし、タッチパネルによる操作は非対応だ。
  • カスタマイズ可能なボタンは4つある。

ファーストインプレッション

  • RX100VIIは一見したところ非常にエキサイティングなアップデートでは無い。新しいオートフォーカスインターフェースの実装(個人的にはM7で最も大きな改善)で説得力のあるとは思わない(特に1200ドルのカメラと考えると)
  • RX100III/IV/Vの明るい24-70mm F1.8-2.8のレンズが好ましかった。M7のレンズはかなり暗いが、24-200mm相当のズームレンジが旅行などで柔軟性を発揮するだろう。
  • リアルタイムトラッキングのポテンシャルは高いものの…
    ・カメラが使い辛い
    ・この機能にこの価格で価値を見出せるのか難しい
    ・より安価なキヤノンG5 X Mark IIとどれほど差がでるのか気になる
  • マイク入力端子の実装は嬉しいが、内蔵NDフィルターはまだ無い。そしてRX10系と異なりレンズフィルターも装着出来ない。
  • 静止画・動画の両面から24-70mm版RX100M7が見てみたいものだ。

とのこと。

思ったより辛口なレビューとなっていますね。AFシステムや連写システムに改善が見られるものの、RX100M6後継モデルとして登場するには時期尚早だったのでしょうか。動物瞳AFに対応するコンパクトデジタルカメラは魅力的と思うのですが、やはりそこに10万円超の価値を見出せるのか悩ましいところですね。

個人的にRX100VIIはファミリー向けと言うより、このカメラを使って収入を得るブロガーやビデオグラファー、ユーチューバーの需要が見込めそうな印象のカメラ。3.5mmマイク入力や動画瞳AF、アクティブモードISなどの機能は気になる人もいるはず。

カジュアルに使うなら、DPReviewが述べているようにG5 X Mark IIのほうが使いやすいかもしれませんね。また、これから安くなるであろうRX100M6も実は狙い目か?

購入早見表

ひとまず簡易検索リンクを設置しました。

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参考:歴代RX100&RX0シリーズ

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