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ePHOTOzineがソニーの新型ミラーレス「α6600」とのレビューを掲載しています。
Sony Alpha A6600 (ILCE-6600) Review
- Zバッテリーを格納するグリップは従来モデルと比べて遥かに大きくなっている。サムレストも突き出しているので長時間のカメラをグリップするのも快適だ。
- 頑丈に感じられる金属外装はとても優れたビルドクオリティだ。
- コントロールレイアウトはソニーユーザーおなじみのものだ。片手で操作出来るが、ダイヤル操作は親指で2カ所操作する必要がある。フロントダイヤルがあると良かった。
- 低照度でのオートフォーカスは予想以上に優れていた。
- 背面モニタのアスペクト比は16:9だ。動画には最適だが、3:2の静止画では少し小さく表示される。解像度は92万ドットであり、他社と比べて間違いなく低解像だ。
- 269万ドットのファインダーは色再現が良好でモニターと一致している。
- メニューシステムは依然として長く複雑だ。静止画と動画のメニューが混在している。
- ボタンカスタマイズに対応しているが、静止画と動画で異なる設定を登録することは出来ない。RX100 VIIやα7R IVは対応しているにも関わらず、というのが解せない。
- タッチ操作に対応しているが、メニューやファンクションメニューには使用できない。再生中もズームインとスクロールのみだ。
- パフォーマンス
・シャッターレスポンス:0.05秒
・フォーカスレスポンス(Wide):0.2秒
・フォーカスレスポンス(Tere):0.15秒 - ポートレート時お顔検出や瞳検出は高速で信頼性が高い。
- 色再現やダイナミックレンジは良好だ。露出の信頼性も高く露出補正の必要はほとんど無い。
- 手ぶれ補正はオリンパスほど強力では無いが、低照度での撮影で役に立つはずだ。
- ISO感度ノイズ
・ISO3200/6400まで良好なノイズ耐性を示している。
・ISO6400でノイズにより細部のディテールが低下し始める。しかし、用途によって実用的な画質だ。
・ISO12800~25600でさらにノイズが増加しディテールが低下する。
・ISO51200以上はノイズが非常に強いので避けたほうが良いだろう。 - AWBはタングステン照明で暖色傾向だが、専用プリセットで良好なホワイトバランスとなる。AWBは混合照明・蛍光照明で良好な結果となる。
AWBは白優先や雰囲気優先の機能を備えているが、他社と異なりメニュー画面から設定を変更する必要がある。 - 引き続きNTSC / PAL切替でフレームレートを変更する必要がある。この時点でメモリーカードのフォーマットも必要だ。
- 全画素読出しの4K動画は良好なパフォーマンスを発揮し、ボディ内手ぶれ補正も効果的だ。
4K 60pやUSB-C端子を備えておらず、世界的なCMOSセンサーメーカーにも関わらず、富士フイルムが先に裏面照射型CMOSセンサーを実装しているのは奇妙な話だ。他にもレビュワーとして指摘できるポイントはいくつもある。
しかし、優れた高感度性能、高速で信頼性の高いフォーカスシステム、高品質な動画、など優れているカテゴリも存在する。さらにEマウント用の豊富なレンズラインアップを使用できるのは強みだ。そしてボディ内手ぶれ補正を搭載しているAPS-Cカメラは数少ない。
小型APS-Cで幅広いレンズラインアップを持つカメラとして魅力的な選択肢だ。
長所:優れた画質・高速フォーカスシステム・ボディ内手ぶれ補正・ヘッドホン端子・大きく改善したバッテリーライフ・Eマウントレンズのラインアップが幅広い
短所:USB-C端子では無くMicroUSB端子・モニタが16:9のアスペクト比・モニタが低解像・タッチ操作が限られている・複雑なメニュー・NTSC / PAL切替
とのこと。
価格を考えるとコントロールレイアウトをもう少しα7寄りにして欲しかったところですが、それでも大容量バッテリーやボディ内手ぶれ補正が魅力的な最上級ソニーAPS-C Eマウントカメラですね。ePHOTOzineが推している「画質」や「フォーカス性能」はα6400やα6100との棲み分けがほぼ無いので悩ましいところ。
富士フイルムの最新世代は裏面照射型のAPS-C CMOSセンサーを使用。電子シャッターを使った高速連写や4K 60p、そしてローリングシャッターの幕速も向上しています。それを考えるとセンサーメーカーでもあるソニー(セミコンは子会社ですが)が少し古いセンサーを使い続けているのは不思議ですね。α7シリーズが他社に先駆けて新型センサーを導入しているのと比べると、猶更そう感じるかもしれません。
競合他社もそろそろボディ内手ぶれ補正を本格的に導入し始める雰囲気となっているので、今後の展開が気になるところ。
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