絞り開放から中央画質は実用的な性能を持っているようですね。四隅がかなりソフトであるようですが、F5.6~F8.0まで絞ればかなり改善しています。F8まで絞った作例を確認すると、倍率色収差の残存はありますがフレーム全域で安定した描写に見えます。スペックが似ている「VoightLander NOKTON 25mm F0.95 Type II」と比べて3万円程度安価という点は魅力的ですね。
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- これはマイクロフォーサーズ用のレンズだが後玉が突出しているのでオリンパスの一部のカメラで装着することができない。テストしたLUMIX G6へ装着するとフィット感は肯定的でありマウントに遊びは感じられない。
- レンズは良好な造りに見えるが、それでもまだ230gという軽さだ。マニュアルフォーカス操作限定だが、フォーカスリングは滑らかに動作する。絞りリングはクリックストップが無いタイプなので、絞り設定値を判断し辛いが動画撮影では歓迎できるだろう。
- ピント距離表示は表面に印刷してコストを抑えたものだ。
- 実絞り式のため、絞り値を変更すると直接ライブビューに反映される。絞り開放でピントを合わせ、その後絞るとうまくいくだろう。
- クリックストップがないため、レンズを目視で確認する必要がある(電子接点もないためファインダーでは確認できない)
- F0.95はピント合わせが非常に簡単である反面、被写体やカメラが動くとピント面を外しやすい。
- 解像力はフレームの中央は絞り開放でも良好だ。F1.4で非常に良好となりF5.6で素晴らしい結果となる。この高い水準はF16までに僅かに低下するが、それでも非常に良好だ。
- 四隅は非常にソフトだが、F2.0でまともな画質となり、F5.6付近でとても良好にまで改善する。このレベルのシャープネスがF16まで続く。
- レンズフレアが発生する傾向があるのでフードが存在しないことは残念だ。
- 倍率色収差は中央でうまく補正され、四隅は非常に合理的だ。どちらにせよソフトウェアで補正できる。
- 歪曲は-1.78%の樽型で目立つ。
- ボケはF0.95から予想できるように楽しいものだ。これは間違いなく創造性を豊かにする強みだろう。その明るさと引き換えにF0.95における画質はとてもソフトな描写だ。この柔らかさはポートレートでは非常に魅力的な結果をもたらすことが出来るかもしれない。
- 被写界深度が浅いのでマニュアルフォーカスで動く被写体を補足するのは非常に難しい。練習してヒット率を上げることはできるだろう。
このレンズはポートレートや夢のような風景写真をクリエイティブに撮る為の魅力的であり、使って楽しいレンズだ。被写界深度が狭いので、ピントを合わせるのは簡単だがそのまま絞り開放で使う分には難しいだろう。ある程度絞り値をコントロールすることで調整できる。
長所:F0.95の大口径、滑らかなコントロールリング、クリックストップの無い絞りリングは動画に最適、素晴らしい中央解像力、非常にコンパクト、良好な品質
短所:開放では四隅がソフト、フレアが発生する、正確なフォーカシングが難しい、一部のオリンパスカメラに非対応
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