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ソニーFE 70-200mm F2.8 GM OSS IIは逆光耐性以外は本当に完璧なレンズ

Lenstipがソニー「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」のレビューを公開。逆光耐性は非常に悪いものの、その他は「本当に完璧なレンズ」と高く評価しています。

Lenstip:Sony FE 70-200 mm f/2.8 GM OSS II

レンズの紹介:

  • FE 70-200mm F2.8 GM OSSの登場から5年後、ソニーはフラッグシップレンズをリニューアルした。我々の元にもプロダクションモデルが届き、テストする十分な時間を得た。

ビルドクオリティ:

  • 後玉は直径30mmで、マウントから2cmほど奥に隠れた状態で固定されている。周囲は黒塗りされ、反射防止の切り込みが施されている。
  • レンズマウント付近の外装は金属製だ。
  • レンズの製造国はタイである。
  • 三脚リングを取り外すことは出来ない。
  • 付属品は前後のキャップとフィルター操作窓のあるレンズフード、そして頑丈なハードケースが付属する。
  • レンズフードは古いGMのような花形ではなく、円筒形だ。

携帯性:

  • 新しいGMは明らかに重量が軽くなっている。今のところ、同クラスの中では新記録だ。
  • フィルターサイズを含めてレンズサイズは古いGMと同じだ。

操作性:

  • レンズ側面にはAF/MF切替スイッチ・フルタイムDMFスイッチ・AFリミッター・手ぶれ補正スイッチ・手ぶれ補正モードを搭載している。さらに、絞りリングのクリックを解除するスイッチも搭載。
  • 12mm幅の絞りリングはしっかりとグリップすることができる。F2.8からF22まで1/3段ごとに操作可能だ。
  • 36mm幅のズームリングは70/100/135/200mmの焦点距離が表示されている。滑らかに回転し、動作は均質的だ。ズーム全域を操作するストロークは約60度である。
  • 32mm幅のフォーカスリングはバイワイヤ構造で滑らかに回転する。我々の見解としては、もう少し抵抗があっても良かったと思う。ピント全域を移動するには130~160度の回転が必要だ。

オートフォーカス:

  • 4基のXDリニアモーターを使用している。
  • α7R IVと組み合わせると、ノイズレスで電光石火のAFだ。ピント全域を0.3秒で移動するセンセーショナルな結果が得られた。AFリミッターを使用した場合は0.1秒まで短縮化する。
  • α7R IIIと組み合わせた場合、依然としてノイズレスで高速だが、小さな被写体への反応しなくなる。
  • α7R IVと組み合わせた際のミスショットは実質ゼロだ。

マニュアルフォーカス:

手ぶれ補正:

  • 手ぶれ補正ユニットの公称値は4段分だ。
  • 実際のテストで4.3段分の補正効果が得られた。これは優れた結果であり、少し前にテストしたニコンZレンズよりも少し良好だ。

解像性能:

  • α7R IIIのRAWファイルに基づいて計測している。
  • このセンサーにおける良像の基準値は39~41lpmmだ。
  • このセンサーでは最高の単焦点で80lpmmを超えることが出来ている。今のところAPO 50mm F2の81.0lpmmと65mm F2 DG DNの82.7lpmmがレコードホルダーだ。
  • 少し前にテストしたニコン「NIKKOR Z 70–200mm f/2.8 VR S」は70mmで最高性能となり、80lpmmを超える結果を得た。ソニーはより長焦点でピークの性能を発揮している。135mmで80lpmmを超え、200mmで少し低下する。
  • 80lpmmは最高の単焦点レンズよりも僅かに低いだけだ。これをズームレンズで達成している。中央解像は拍手喝采だ。
  • APS-Cセンサーの端でも135~200mmで最高の結果が得られ、70mmでは性能が少し低下する。それでもケチをつける理由は全く見当たらない。70mmでも絞り開放から60lpmmを超えている。
  • フルサイズ端でも135mmは非常に良好だ。ここ最近テストしたF2.5~F2.8の単焦点レンズよりも良好である。200mmも同様に絞り開放から60lpmmを超える解像性能を発揮している。
  • ニコン「NIKKOR Z 70–200mm f/2.8 VR S」はフレーム端で60lpmmを超えることは無かった。
  • 70mmのフルサイズ端は60lpmmを超えることは無いが、見栄えは良く、弱点はない。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • 玉ボケには僅かに玉ねぎボケの兆候が見られるが、縁どりはほとんど無い。
  • 口径食は問題となり、F2.8で目立ち、F4でも目立っている。しかし、これはより大きなレンズであるニコンと同じだ。

色収差:

  • 軸上色収差は完全に補正されていないが、収差はわずかで実写で目立つことは無いだろう。
  • 倍率色収差は135mmでとても良好に補正されている。実質ゼロのレベルだ。70mmと200mmは収差が増加するが、それでも低レベルを維持している。
  • これらの結果は称賛に値する。
  • このカテゴリはニコンも良好で、やはり中間域で最も良好である。

球面収差:

  • 球面収差の問題は全く見当たらない。

歪曲収差:

  • 70mmは+0.23%で問題はない。
  • 100mmでは+1.46%まで急速に増加するが、幸いにも、これ以降に顕著な増加は見られない。
  • 135mmで+1.62%となり、200mmで+1.85%となる。
  • これらはニコンの結果とよく似ている。

周辺減光:

  • 70mm F2.8で-1.68EV、F4まで絞ると-0.77EVまで減少する。
  • 135mmでも結果はほぼ同じだ。
  • 200mm F2.8の場合は-1.76EVとなり、F4で-0.88EVまで改善する。
  • 周辺減光は目立つがミラーレス用としては悪くない。ニコンよりも優れている。

コマ収差・非点収差:

  • コマ収差の補正状態は本当に良好だ。
  • 非点収差の平均値は4.9%だ。これは非常に低い数値である。
  • 非点収差はニコンよりも明らかに良好な補正状態だ。

逆光耐性:

  • 古いGMと比べてレンズ構成枚数が減っているので逆光耐性の改善が期待できる。しかし、そうはならなかった。
  • この点でニコンは非常に良好だ。

作例集

総評

ソニーFE 70-200mm F2.8 OSS IIは、逆光耐性に問題がなければ、本当に完璧なレンズだった。また、短所として挙げている周辺減光は避けるのが非常に難しい項目だ(もちろん、非常識なレンズサイズなら可能だが)。

逆光耐性の弱さを考慮しても、FE 70-200mm F2.8GM OSS IIは優れたレンズである。すべての焦点距離において、またフレーム全体にわたって、センセーショナルな画質を実現している。他のすべての光学収差は、模範的な方法で補正されている。さらに、非常に効率的なオートフォーカス機構と優れた手ぶれ補正ユニットが、非常にシェイプアップされた、軽量で防塵防滴仕様の鏡筒に収められている。拍手喝采のレンズだ。

  • 長所
    ・頑丈で軽量で防塵防滴の鏡筒
    ・センセーショナルな中央画質
    ・優れたAPS-C領域の画質
    ・非常に良好なフルサイズ端の画質
    ・きちんとした軸上色収差補正
    ・無視できる倍率色収差
    ・球面収差の問題なし。
    ・僅かな周辺減光(APS-C)
    ・とても良好なコマ収差補正
    ・非点収差が少ない
    ・ズームレンズとしては素晴らしいボケ
    ・静かで高速で正確なAF
    ・とても効果的な手ぶれ補正
  • 短所
    ・逆光耐性はとても弱い
    ・周辺減光(フルサイズ)

とのこと。
全体的に優れた光学性能のレンズに仕上がっている模様。逆光耐性は残念ですが、この画角で逆光が問題となるシーンは少ないかもしれません。解像性能はズームレンジ全域で非常に良好であり、定評のあるニコンZレンズと比べても、特に望遠側で優れた性能を発揮しているようです。ピークの解像性能は80lpmmに達しており、APO‐LANTHARに近いテスト結果となっているのは凄い。Lesnumeriquesのテスト結果とは少し異なりますが、テストしている環境が異なるのかもしれません。6100万画素のα7R IVでも快適に使うことができそうですね。

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