Sony Alpha Blogがカールツアイス「Touit 1.8/32」のレビューを掲載しています。
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歪曲が目立ち発色は控えめ
- ビルドクオリティはとても良好だが被写界深度表示やピント距離表示、そして絞りリングは存在しない。全てボディ側でコントロールする。(訳注:絞りリングはXマウント用のみ存在します)
- ラバー製のマニュアルフォーカスリングは粉塵がとても付着しやすい。
- オートフォーカスは高速で効果的だがフルサイズのBatisほど静かではない。特にAF-Cや動画撮影時は可聴域の音が発生する。
- シャープネス:
・中央:F1.8でgood-very good、F2.8-F8でexcellent、F11でvery good、F16で回折の影響を受ける。
・四隅:F1.8-F2.8でgood、F4-F8でvery good、F11-F16でgoodだ。
・とても良好なパフォーマンスだが、Samyang 35mm F1.2 ED AS UMC CSはさらに良好だ。- 周辺減光は穏やかでF2.8まで絞れば解消する。
- 歪曲が確認できるため補正の必要がある。
- 色収差は極めて少ない。
- フレア耐性は良好だ。
- 玉ボケは素晴らしいが完璧ではなく、猫目状に変形しやすい。
- 後ボケは多くの場合良好だが、時々煩くなる。
- 発色は良好だが典型的なツアイスの色(Sony ZeissやBatisのような)ではない。
Touit 32mm F1.8はとても優れた光学性能を持つ素晴らしいレンズだ。
しかし、歪曲が目立ち、ツアイスらしい発色ではなく、後ボケが時々騒がしく、AF駆動音が発生する。E 35mm F1.8 OSSの価格を考慮するとこのレンズの値付けならより完璧さが求められる。
- E 35mm F1.8 OSS:良好なパフォーマンスでとても静かで高速なAF、さらに手振れ補正を搭載している。
- 35mm F1.2 ED AS UMC CS:最高の35mmで明るいレンズだがマニュアルフォーカスレンズだ。
- 30mm F1.4 DC DN:同価格のソニーよりも優れた光学性能でより明るいがSamyangと比べて光学性能が僅かに劣る。
- Meike 35mm F1.7:良好なパフォーマンス。
- Neewer 35mm F1.2:価格を考慮するととても良好。
とのこと。
レンズの作りや解像性能はとても良好ですが、他のサイトで評価されているように歪曲が大きく、マイクロコントラストや発色が控えめのようです。
発色やコントラストについては満足しているユーザーもいるため、実際に作例をチェックして自分の好みと合致するか確認しておいたほうが良さそうですね。
Sony Eマウントユーザーならばより安価な「E 35mm F1.8 OSS」と言った選択肢があるのでコダワリが無ければそちらを選ぶのもアリのように感じます。
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