Admiring Lightがカールツアイスの交換レンズ「Touit 2.8/50M」のレビューを掲載しています。
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Touitでは最高の一本
- 頑丈な金属製の鏡筒だ。
- フォーカスリングと絞りリングは滑りにくいゴム製である。感触は好みで無いが、グリップは素晴らしい。
- フォーカスリングはとても良好な抵抗感で滑らかな操作性だ。最大撮影倍率付近ではとても役に立つ。
- 絞りリングはF2.8?F22の1/3段ごとに動作する。動作は少し固すぎる。
- XF60mm F2.4よりもかなり大きいが、X-T1との組み合わせで十分バランスが取れている。しかし、より低照度か接写ではミスショットが増えAF速度が遅くなる。
- フジフイルムのマクロモードを入り切りしてもそれほど効果はない。なぜこのような等倍マクロレンズにフォーカスリミッターを用意しないのか想像できない。
- ブリージングが大きく、近接では焦点距離が短くなるため接写が必要だ。このためマクロライトでもなければ被写体に影が出来てしまう。
- オートフォーカスは静かで良好な光環境であれば十分高速だ。
- 画質は絞り値全域で高水準で特にマクロ領域がシャープだ。小絞りは回折の影響こそあれ、かなり実用的である。中距離?無限遠では僅かに解像度が低下するものの、それでもまだとても良好だ。
- ボケは良い点と悪い点がある。マクロ領域ではゴージャスで楽しいボケとなるが、ポートレートの距離以降は騒がしくなる。玉ボケには非球面レンズの影響が発生し、後ボケは全体的に強張っている。必ずしも悪い訳では無いが、ポートレートレンズとしては訴求力が無いだろう。F8まで絞っても絞り羽根が円形を保っているのは良い。
- ツアイスらしいコントラストでパンチの効いた個性的な描写である。特にマクロ領域のボケを加えると、これまで使ったマクロレンズの中では最も美しい描写のレンズだ。シグマ150mm F2.8を彷彿とさせる。
- 色収差の補正も非常に良好だ。アポクロマートらしく軸上色収差が発生しない。
- 歪曲はゼロで周辺減光も少ない。
- 逆光耐性は良好で太陽がフレーム内にあったとしてもゴーストの発生は最小限だ。
長所:頑丈な金属鏡筒・良好なマニュアルフォーカスの感触・絞り値全域で優れた中央画質ととても良好な周辺部画質・とても優れた発色とコントラスト・アポクロマートらしい色収差補正・接写で滑らかなボケ・逆光耐性・等倍マクロ・静かで素早いAF
短所:AFリミッターが必要・マクロ領域や低照度ではAFが遅い・最短撮影距離が短い・ボケは中距離以降騒がしい
フジフイルムにとって初となる等倍マクロレンズだ。光学性能は優れており、私が使ったレンズの中では最高のコントラストと発色だ。唯一の欠点は中距離以降のボケだけだ。
オートフォーカスの使い辛さはあるものの、優れたマクロレンズである。個人的にはより焦点距離のながいマクロレンズが好みだが、等倍マクロレンズの登場はソニー・フジフイルムどちらでも歓迎できる。999ドルと安くは無いが、光学性能を考慮すると合理的だ。Touitの中では最高の一本である。
とのこと。多くのサイトで評価の高い一本ですが、Admiring Lightも同様に高く評価していますね。
やはり玉ねぎボケが見えてしまう距離感があるそうなので、場合によって背景に気を遣う必要がありそうです。とは言え、作例を見る限りではマクロ領域の描写が本当に素晴らしいですね。
価格はAPS-Cのマクロレンズとしてはボチボチ高価なレンズですが、この描写が気に入れば特に手が出ないほど高価でも無さそうです。
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