VILTROX カメラ レンズ 海外の評価

VILTROX AF 16mm F1.8 は超広角レンズで最もコストパフォーマンスが良い

Photographylifeが「VILTROX AF 16mm F1.8」ニコンZマウント用のレビューを公開。GMやS-Lineに近い解像性能を発揮し、手ごろな価格で諸収差の補正状態も良好と評価。超広角レンズで最もコストパフォーマンスが良いとのこと。

Photographylife:Viltrox AF 16mm f/1.8 Review

  • 外観:金属製の鏡筒の質感は良好で安心感がある。
  • 構造:防塵防滴。
  • 携帯性:Z 20mm F1.8よりも少し重い。
  • 操作性:過去のVILTROXよりもはるかに良好。絞りリングやAF/MFスイッチ、Fnボタン、電子パネルを搭載。欠けているのはコントロールリングくらい。2つ目のFnボタンはA-Bフォーカスや無限遠プリセットなどで利用可能。
  • AF:STM駆動で適度に高速。
  • MF:大幅な遅延や精度の悪さは感じない。
  • 手ぶれ補正
  • 解像性能:期待を上回り、中央は過去最高。F2.8は文字通り桁外れ。S-LineやGMに匹敵する。
  • 像面湾曲:ごく僅か。
  • ボケ
  • 軸上色収差:記載なし。
  • 倍率色収差:かなり少ないが、絞るとと中程度まで上昇する。
  • 球面収差:フォーカスシフトはごく僅か。
  • 歪曲収差:驚くほど歪みが少ない。
  • 周辺減光:F1.8でかなり目立ち、F4まで改善するが以降で変化は見られない。
  • コマ収差:点光源の変形はほとんど無い。
  • 逆光耐性:高コントラストを維持している。フレアは基本的にゼロだがフレームのすぐ外に太陽があると、筋状のフレアが発生する。
  • 光条:絞ると美しい光条。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:期待をはるかに上回るレンズ。GMやS-Lineに驚くほど近く、価格を考慮すると非常に感銘を受けた。おそらく、入手できる超広角レンズの中で最もコストパフォーマンスが良い。強くおススメできる。
  • 競合について:中央の性能はGMと似ている。四隅はGMやS-Lineが良好。
  • 備考

とのこと。
国内でも安い時は7万円台で販売開始しているVILTROX製の超広角レンズですね。特NIKKOR Zには無いレンズラインアップとして貴重な選択肢。ここ最近のVILTROXレンズは光学性能に磨きがかかった印象を受けますが、このレンズも例外ではないようです。既に各所で高い評価となっており、Photographylifeでも同様の結果となった模様。

大口径の超広角レンズながらF1.8の絞り開放から良好な結果が得られ、特に中央はソニーやニコンのハイエンドレンズに匹敵する性能とのこと。周辺は見劣るものの、数値を見る限りでは大差ありません。これで歪曲収差まで高度に補正しているのは凄い。

周辺減光は妥協が必要なようですが、このレンズに限った話ではなく、他にこれと言った弱点はなさそうです。逆光耐性についても言及しており、中国メーカーが苦手とする逆光耐性も問題ない模様。

実写作例を確認したい場合はSony Alpha BlogがFlickr上で公開しているオリジナルデータが参考になると思います。逆光時のゴーストがやや目立つように見えますが、TTArtisanやLAOWAと比べるとまだ良好に見えます。フレアはよく抑えられていますね。

私はEマウント用を購入しました。歪曲収差が少ないので、電子アダプター経由でZ 8に装着して使用する場合もあります。全体的にPhotographylifeと同じような評価で、優れた光学性能・ビルドクオリティ・操作性のレンズと感じました。ボケは少し粗いと感じる場面もありますが、16mm F1.8で気になるシーンは多くないはず。

VILTROX AF 16mm F1.8 最新情報まとめ

VILTROX AF 16mm F1.8
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レンズの仕様

レンズの仕様
発売日 2023年5月26日 初値 ¥75,999
マウント E 最短撮影距離 0.27m
フォーマット フルサイズ 最大撮影倍率 不明
焦点距離 16mm フィルター径 77mm
レンズ構成 12群15枚 手ぶれ補正
開放絞り F1.8 テレコン
最小絞り F22 コーティング NanoM
絞り羽根 9枚
サイズ・重量など
サイズ φ×mm 防塵防滴 対応
重量 g AF STM
その他 クリック切替 絞りリング・LCDパネル
付属品
レンズフード

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