VILTROX カメラ レンズ 海外の評価

VILTROX AF 16mm F1.8は日本メーカーを凌駕する起点のレンズ

Phillipreeveが「VILTROX AF 16mm F1.8」のレビューを公開。逆光耐性や周辺減光を指摘しつつ、良好な解像性能や諸収差の補正状態を高く評価。日本メーカーを上回り始めるのは時間の問題と言及。

Phillipreeve:REVIEW: VILTROX FE 16MM 1.8 AF

  • 外観:ファームウェア更新用のUSB-Cポートあり。レンズフードは樹脂製。
  • 構造:サムヤンよりも優れた作り。
  • 携帯性:競合モデルよりも遥かに大きい。
  • 操作性:フォーカスリングは良好だがノンリニア。ピント位置の固定が可能。絞りリングは1/3段刻みのクリック、クリックレスへの切替が可能。側面には二つのFnボタン。
  • AF:日常的な使用で高速かつ静かに動作。(このカテゴリのプロではないので別レビューを参照するのがおススメ)
  • MF:記載なし。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:F1.8から全体的に良好なコントラスト。F2.8で隅が改善。とても良好な結果。
  • 像面湾曲:接写でも完璧な平坦性。
  • ボケ:近距離では非常に良好。
  • 軸上色収差:とても良好な補正状態。
  • 倍率色収差:広角レンズとしては良好な補正状態。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:ほとんど歪みがない。
  • 周辺減光:ソニーやLAOWAよりも0.5EV目立つ。
  • コマ収差:LAOWAよりも良好な補正状態。
  • 逆光耐性:開放では目立たないが、絞ると非常に目立つ。複雑な光学設計を考慮。
  • 光条:F5.6-F16で素敵な描写。
  • 作例集
  • 総評:ほぼ全ての面でLAOWAを上回り、競争力のあるAFやOLEDパネルを搭載。批判すべき点はほとんどない。中国メーカーが日本のメーカーを上回り始めるのは時間の問題。
  • 競合について:紹介のみ。
  • 備考:解像テストはα7R IIを使用。

とのこと。
国内でも7万円台で販売開始しているVILTROX製の超広角レンズですね。ここ最近のVILTROXレンズは光学性能に磨きがかかった印象を受けますが、このレンズも例外ではないようです。ソニーEマウント用レンズを数多くレビューするSony Alpha Blogでも高い評価となり、このPhillipreeveでも非常に高い評価となった模様。

実際に各種作例を確認してみると、確かに良好な光学性能を実現しているように見えます。F1.8のフレーム隅ではパフォーマンスの低下が見られるものの、少し絞ると4200万画素のα7R IIでも良好な結果が得られています。歪曲収差や色収差の補正状態もかなり良さそう。

あとの課題は逆光などに影響を与えるコーティングと、ボケ質などに影響がある非球面レンズの研磨技術が要改善と言ったところでしょうか。このあたりは他の中国レンズメーカーの課題でもあるので、今後の進化に注目ですねえ。

VILTROX AF 16mm F1.8 最新情報まとめ

VILTROX AF 16mm F1.8
楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
PERGEAR      

レンズの仕様

レンズの仕様
発売日 2023年5月26日 初値 ¥75,999
マウント E 最短撮影距離 0.27m
フォーマット フルサイズ 最大撮影倍率 不明
焦点距離 16mm フィルター径 77mm
レンズ構成 12群15枚 手ぶれ補正
開放絞り F1.8 テレコン
最小絞り F22 コーティング NanoM
絞り羽根 9枚
サイズ・重量など
サイズ φ×mm 防塵防滴 対応
重量 g AF STM
その他 クリック切替 絞りリング・LCDパネル
付属品
レンズフード

関連レンズ

関連記事

-VILTROX, カメラ, レンズ, 海外の評価
-,