Dustin Abbottが「VILTROX AF 35mm F1.7」のレビューを公開。使いやすい焦点距離で、大きな欠点もなく、小型軽量で手頃な価格の標準レンズと評価。2600万画素ならば開放から完璧とのこと。色収差が特に少ないと言及。
Dustin Abbott:Viltrox AF 35mm F1.7 X-Mount Review
- 外観:軽量なポリカーボネート製で、コンパクトかつ頑丈な設計。高級感はないが、脆弱さは感じない。
- 構造:金属製マウントとUSB-Cポートでファームウェア更新が可能。
- 携帯性:直径6.4cm、長さ5.5cm、重量170gと非常に軽量コンパクト。
- 操作性:絞りリングやスイッチなし。幅広のMFリングを採用。
- AF:33cmの最短撮影距離で倍率0.13倍。フォーカス速度は平均的で静粛性に優れる。
- MF:スムーズで、高速かつ大きなフォーカス変更が可能。
- 手ぶれ補正:記載なし。
- 解像性能:F1.7からF4で安定した性能。高解像度センサーでも良好。だが開放が完璧となるのは2600万画素センサー機。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:滑らかだが富士レンズには劣る。
- 軸上色収差:良好に補正されている。VILTROXは色収差補正の大幅に低減する秘訣を見つけたようだ。
- 倍率色収差:良好に補正されている。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:僅かな糸巻き型歪み。
- 周辺減光:強めだが自然な効果を生む。
- コマ収差:よく抑制され、星の描写がきれい。
- 逆光耐性:フレア耐性は状況により異なる。
- 光条:記載なし。
- 作例集:リサイズのみ。
- 総評:軽量、高性能、安価で使いやすいレンズ。焦点距離や性能面で優れ、コストパフォーマンスが高い。
- 競合について:XF33mm F1.4より安価ながらも競争力のある性能を提供。
- 備考:
VILTROX Airシリーズ4本目のレンズとして2024年12月に発売。2万円前半の低価格で35mmをF1.7でカバーする明るい単焦点レンズです。この価格帯にはYONGNUO・TTArtisan・SIGMA・富士フイルムなど競合製品が多く、後発となるVILTROXが存在感を示すことが出来るのか気になるところ。
Dustin Abbottのレビューでは、高解像の富士フイルム機でテスト。F1.2 Proシリーズほどではないとしつつも、開放から優れた性能を発揮。F1.7から大部分で優れた結果が得られるとしています。特に小型軽量で低価格のレンズであることを考慮すると驚きの結果。ボケの滑らかさはベストではないものの、価格を考えると許容範囲内に見えます。色収差も良く抑えられているので、使い勝手は良さそう。
レンズの仕様
発売日 | 2024.12.19 |
初値 | 22,999円 |
レンズマウント | E / X / Z |
対応センサー | APS-C |
焦点距離 | 35mm |
レンズ構成 | 9群11枚 |
開放絞り | F1.7 |
最小絞り | F16 |
絞り羽根 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.33m |
最大撮影倍率 | 0.13倍 |
フィルター径 | 52mm |
手振れ補正 | - |
テレコン | - |
コーティング | 不明 |
サイズ | φ64×55mm |
重量 | 170g |
防塵防滴 | - |
AF | STM |
絞りリング | - |
その他のコントロール | - |
関連レンズ
- E 35mm F1.8 OSS
- XF33mmF1.4 R LM WR
- XF35mmF1.4 R
- XF35mmF2 R WR
- XC35mmF2
- 30mm F1.4 DC DN
- atx-m 33mm F1.4
- TTArtisan AF 35mm F1.8
- YN35mm F1.8 DA DSM WL
関連記事
- VILTROX AF 35mm F1.7 は大きな欠点もなく絞り開放から実用的 2024年12月23日
- VILTROX AF 35mm F1.7 は極めてシャープなレンズ 2024年12月23日
- VILTROX AF 35mm F1.7 はXF35mmF2 R WRよりも優れた性能 2024年12月19日
- VILTROX AF 35mm F1.7 中心から隅まで安定した性能で色収差がほぼゼロ 2024年12月19日
- VILTROX AF 35mm F1.7 最新情報まとめ 2024年12月19日
- VILTROXがAF 35mm F1.7 XF / E / Z を12月18日 発売と予告 2024年12月10日