Digital Camera World が「VILTROX AF 35mm F1.7」のレビューを公開。4000万画素のX-T50と組み合わせても開放からシャープと評価。コントロールがシンプルではあるものの、小型軽量で驚くほど低価格とのこと。
- 価格:2024年に発売されたAF 56mm F1.7より安価で、約110ドル(90ポンド)。コストパフォーマンスが高い。
- 外観:鏡筒は高品質プラスチック製で、金属製マウントプレートを採用。耐久性があり、フィルター径が5.2cmと小型で持ち運びやすい。
- 構造:USB-Cポートでファームウェア更新が可能。ゴム製の防水ガスケットは非搭載。
- 携帯性:小型軽量で、APS-Cフォーマットのミラーレスボディに最適。
- 操作性:シンプルな設計で、操作部品は少ない。
- AF:高速で滑らかな動作。ステッピングモーターを採用し、静止画と動画で安定した性能を発揮する。
- MF:記載なし。
- 手ぶれ補正:記載なし。
- 解像性能:4020万画素のX-T50でテスト済み。開放でもシャープで、特に中央から周辺まで高画質を維持する。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:F1.7の開放絞りによる浅い被写界深度で、特にクローズアップ時の背景ぼけは滑らかで美しい描写を実現する。
- 色収差:倍率色収差は最小限で、カメラ内補正を使用すればほぼ目立たない。補正を無効化しても端や隅での色収差は軽微で、目立つことは少ない。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:自動補正で問題は少ない。RAWで見ると軽微な糸巻き歪みが確認されるが、補正が簡単。
- 周辺減光:記載なし。
- コマ収差:記載なし。
- 逆光耐性:記載なし。
- 光条:記載なし。
- 作例集:リサイズのみ。
- 総評:軽量で高性能。欠点としてAF/MF切替スイッチや絞りリングがなく、細部の機能不足が目立つが、価格を考慮すれば優秀な選択肢。
- 競合について:XF35mmF2 R WRを上回る解像性能。
- 備考:
VILTROX Airシリーズ4本目のレンズとして2024年12月に発売。2万円前半の低価格で35mmをF1.7でカバーする明るい単焦点レンズです。この価格帯にはYONGNUO・TTArtisan・SIGMA・富士フイルムなど競合製品が多く、後発となるVILTROXが存在感を示すことが出来るのか気になるところ。
Digital Camera World のレビューでは、APS-Cとしては高解像センサーを搭載するX-T50と組み合わせてテストを実施。光学性能の要求レベルは非常に高いものの、F1.7から優れた結果が得られるとしています。テストでは富士フイルム純正のXF35mmF2 R WRよりも優れているとのこと。防塵防滴には非対応ですが、この性能で2万円前半なら十分と言えるかもしれませんね。
特に選択肢が少ないニコンZマウントでは貴重なレンズとなり、競合製品の多いEマウントや富士フイルムXマウントでも検討する価値のあるレンズと言えそうです。
レンズの仕様
発売日 | 2024.12.19 |
初値 | 22,999円 |
レンズマウント | E / X / Z |
対応センサー | APS-C |
焦点距離 | 35mm |
レンズ構成 | 9群11枚 |
開放絞り | F1.7 |
最小絞り | F16 |
絞り羽根 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.33m |
最大撮影倍率 | 0.13倍 |
フィルター径 | 52mm |
手振れ補正 | - |
テレコン | - |
コーティング | 不明 |
サイズ | φ64×55mm |
重量 | 170g |
防塵防滴 | - |
AF | STM |
絞りリング | - |
その他のコントロール | - |
関連レンズ
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