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NIKKOR Z 28-75mm F2.8 は発売当初こそ理にかなった選択肢だったが

PCmagが「NIKKOR Z 28-75mm F2.8」のレビューを公開。2022年に公開していたレビューですが、タムロン 28-75mm F2.8 Zの登場で評価を下方向へ修正した模様。

PCmag:Nikon Nikkor Z 28-75mm F2.8 Review

  • 外観:S-Lineではないが、優れたビルドクオリティ。
  • 構造:防塵防滴。フッ素コーティング。
  • 携帯性:ズーム操作で内筒が伸びる。
  • 操作性:2つのリングのみ。スイッチ類はない。フォーカスリングを絞りやISOの操作に利用可能。
  • AF:STM駆動でピント全域を0.6秒で移動。フォーカスブリージングが最小限に抑えられている。
  • MF:フォーカスリングが狭く、指先での操作に適している。一部のカメラではレスポンスを調整することが可能。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:中央は3700本でシャープな結果。フレーム端はソフト。絞ると端までシャープな結果。F8で大部分が優れたコントラストとシャープネス。結果はタムロンの28-75mm RXDとよく似ている。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:タムロン版と同じくボケに縁取りがあり騒がしい。
  • 軸上色収差:記載なし。
  • 倍率色収差:記載なし。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:樽型・糸巻き型の歪曲。自動的に修正が可能。
  • 周辺減光:F2.8で目立つが自動修正に対応。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:記載なし。
  • 光条:F22で最高の描写。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:発売当初は理にかなっていたが、タムロン「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」の発売によりレンズの魅力が薄れてしまっている。
  • 競合について:MFの操作性やボケ質はG2のほうが良い。
  • 備考

とのこと。
ニコン純正のF2.8標準ズームとしては驚くほど手ごろな価格でコンパクトなレンズですね。気軽にF2.8ズームを使ってみたいZマウントユーザーには面白い選択肢となりそうです。ただし、タムロン「28-75mm F/2.8 Di III RXD」との関連性を指摘する声があり、Lenstipも同様。レンズの特性もかなり似ており、他のレビューサイトと同じく周辺部に向かって画質が低下する点を指摘しています。ニコン純正として互換性の高さは価値を高めるポイントとなりますが、ソニーEマウントのタムロンレンズとの価格差を考慮するとモヤモヤしたものが残りそう。

PCmagのレビューによると、光学特性は「28-75mm F/2.8 Di III RXD」とよく似ている模様。ボケは少し騒がしい場合もあると言及していますが、解像性能は絞れば周辺まで良好な結果が得られるようです。

しかし、2024年にタムロンがZマウント用の「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」をリリースしたことにより状況が一変。Z 28-75mm F2.8と同程度の価格で、より優れた光学性能やVXD駆動の高速AFを実現しています。NIKKOR純正品としての価値は残されているものの、実用的には最新の光学設計を採用した「G2」のほうが良いと感じるかもしれません。

ニコン NIKKOR Z 28-75mm F2.8 最新情報まとめ

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