Phillipreeveが「VILTROX AF 35mm F1.7」のレビューを公開。近距離でも遠景でも非常にシャープなレンズと評価。これと言って欠点はないものの、玉ねぎボケが目につく場合があるとのこと。
Phillipreeve:Review: Viltrox AF 35mm f/1.7 XF (APS-C)
- 外観:レンズのマークは印刷で、プラスチック質感。付属品は標準的なプラスチック製キャップとレンズフード。
- 構造:本体は硬質プラスチック、マウントは金属製で電子ピンとUSB-Cポート搭載。
- 携帯性:コンパクトで軽量(179g)。内部フォーカス採用で全長一定。
- 操作性:MFリング以外の外部コントロールなしのシンプルデザイン。
- AF::正確だが高速ではない。日常撮影には十分。
- MF:金属製フォーカスリングで電子制御可能。精度の調整が可能。
- 手ぶれ補正:記載なし。
- 解像性能:f/1.7からシャープで、f/4がピーク性能。ポートレートやクローズアップでも優秀。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:玉ねぎボケや硬めのボケだが、近距離ではソフト。
- 軸上色収差:f/1.7で無視できる程度。f/2.8で解消。
- 倍率色収差:完璧。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:軽度の糸巻き型。
- 周辺減光:f/1.7 で目立つが、f/2.5 で改善。f/4 以降で無視できる程度。
- コマ収差:f/1.7 の絞り全開で極僅か。
- 逆光耐性:コントラスト良好だが、ゴーストが発生する場合あり。
- 光条:f/16でのみ明確。最高の描写から程遠い。
- 作例集:リサイズのみ。
- 総評:極めてシャープなレンズで、携帯性・色収差補正に優れる。いくつかの弱点はあるが、コストパフォーマンスが高く、多くのユーザーを満足させる性能。
- 競合について:紹介のみ。
- 備考:
VILTROX Airシリーズ4本目のレンズとして2024年12月に発売。2万円前半の低価格で35mmをF1.7でカバーする明るい単焦点レンズです。この価格帯にはYONGNUO・TTArtisan・SIGMA・富士フイルムなど競合製品が多く、後発となるVILTROXが存在感を示すことが出来るのか気になるところ。
Phillipreeveのレビューでは、解像性能をはじめ、色収差でもF1.7から優れた結果が得られるとしています。コマ収差も良く抑えられているので、シチュエーションを選ばずに使える大口径レンズ。ただし、最小絞りでも光条はあまり綺麗な描写ではない模様。
2万円前半の販売価格を考慮すると、コストパフォーマンスが非常に高い製品。このあたりの評価は多くのレビューサイトで一貫しており、魅力的なレンズであるようです。
レンズの仕様
発売日 | 2024.12.19 |
初値 | 22,999円 |
レンズマウント | E / X / Z |
対応センサー | APS-C |
焦点距離 | 35mm |
レンズ構成 | 9群11枚 |
開放絞り | F1.7 |
最小絞り | F16 |
絞り羽根 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.33m |
最大撮影倍率 | 0.13倍 |
フィルター径 | 52mm |
手振れ補正 | - |
テレコン | - |
コーティング | 不明 |
サイズ | φ64×55mm |
重量 | 170g |
防塵防滴 | - |
AF | STM |
絞りリング | - |
その他のコントロール | - |
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