Sony Alpha BlogがVILTROXの交換レンズ「VILTROX PFU RBMH 20mm F1.8 ASPH」のレビューを掲載しています。
- VILTROXはレンズアダプターを作っているメーカーだが、ここ最近はソニーEマウント用レンズをいくつかリリースしている。
- このレンズはとてもコンパクトだが、775gと少し重い。
- ボディへ装着するのが非常にきつい。そしてレンズフードも非常にきつい。
- フォーカスリングは良好な抵抗感で素晴らしい操作性だ。
- VILTROX 85mm F1.8と異なりこのレンズに電子接点は存在しない。絞りリング付きのフルマニュアルレンズだ。85mmより50%も高価であることを考えるとなぜ電子接点を用意しなかったのか理解できない。
- レンズフードの他に82mmフィルターアダプターが同梱する。レンズ前方に装着する素晴らしいアイディアだ。
- シャープネス:α7R III
・中央:F1.8でvery good、F2.8-F5.6でexcellent、F8でvery goodだ。
・四隅:F1.8-F2.8でbad、F4-F5.6でaverage、F8-F11でgoodだ。
・中央と四隅の結果は大きく乖離している。F4まで絞れば中央は本当に際立ったシャープネスだが、四隅を良好な状態にする場合は中央が低下し始めるF8まで絞らなければならない。- 周辺減光は絞り開放で中程度だ。そしてF2.8まで絞ると非常に小さくなる。
- 歪曲収差はとても小さく、Loxia 21mmのレンズプロファイルを利用可能だ。
- 色収差補正は良好で発生個所を見つけるのが難しい。
- 逆光耐性はとても良好だ。
- 光条は絞ると非常に良好だ。
- デクリック機構の絞りリングを備えているので動画撮影で使いやすい。
Viltrox 20mm F1.8 PFU ASPH RMBHは全体的にとても優れたパフォーマンスを発揮する超広角レンズだ。ただし、フレーム端や四隅の解像性能は本当に悪く、F8まで絞る必要がある。
長所:非常に良好な中央シャープネス・美しい色・心地よいボケ・手ごろな価格設定・とても良好なビルドクオリティ・デクリック絞りリング・色収差が見当たらない・低歪曲・穏やかな周辺減光・逆光耐性・82mmフィルターアダプター
短所:F1.8-F2.8における本当に低解像な四隅・電子接点無し
とのこと。
全体的にDustin Abbottと似たようなレビュー内容となったみたいですね。ただし、四隅の解像性能に関する評価はやや低めとなっている模様。作例を見ると確かに開放付近の四隅はかなり甘く、F8まで絞った時の像とは大きく差があるように見えます。
とは言え、欠点はそのくらいなので20mm F1.8に何を求めるかによってコスパの良し悪しが決まってきそうですね。
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