Admiring lightがコシナのEマウント用広角レンズ「Voigtländer ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 Aspherical III」のレビューを掲載しています。
- 他のフォクトレンダーと同じく総金属製の鏡筒でしっかりとした作りだ。超広角レンズとしては非常にコンパクトだが、サイズの割にとても重量感がある。
- 「Voigtländer HELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6 Aspherical」と外観はほぼ同じだが、全長は僅かに短く、僅かに軽い。
- レンズ直径はソニーEマウントとほぼ同じだ。グリップを右手で掴む際に干渉することは無い。
- 非常に画角の広いレンズなので一般的なねじ込みフィルターは装着出来ない。
- フォーカスリングは適度に抵抗感があり、0.3mから無限遠までピントを合わせることが出来る。回転量はおよそ90°だ。MFレンズだが、1.5m前後にピントを合わせ、F8~F11まで絞ることでパンフォーカスとなる。
- 絞りリングは大きな抵抗量を持ち、1/3段ごとにクリックストップがある。特に抵抗が強い訳では無いが、誤操作は予防できるだろう。必要に応じてデクリック機構を利用することも出来る。
- 依然として非常に画角の広いレンズだが、10mmよりは扱いやすい。
- 広角レンズは四隅の解像性能が低下する傾向にある。このレンズも隅から隅まで本当にシャープな描写とは言えないが、F5.6の絞り開放でフレームの約80%はとてもシャープな描写だ。
- 絞り開放では四隅やフレーム端がソフトだが、F8~F11まで絞ると良好な水準となる。それでも四隅はいくらかソフトだが、特に問題は感じられない。像面湾曲も関係しているようで、奥行のある写真を撮影する時に四隅がよりシャープとなることがあった。
- 「Voigtländer HELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6 Aspherical」よりもシャープである。
- この焦点距離で、ボケについて話べきことは無い。
- 美しい色と比較的低いマイクロコントラストはこのレンズの強みだ。
- 倍率色収差は驚くほど良好に補正されている。
- やや強めの樽型歪曲があるので、建築物の撮影時はレンズプロファイルで後処理する必要がある。
- コンパクトな超広角レンズの代償として周辺減光が非常に目立つ。
- 逆光耐性はとても優れている。ゴーストは最小限に抑えられ、コントラストはとても良好だ。絞ると綺麗な10本の光条がが発生する。
長所:とてもコンパクトでしっかりとした作り・程よい抵抗感のフォーカスリングと絞りリング・中央領域がとてもシャープ・絞ると程よいフレーム端のシャープネス・とても素敵な色とコントラスト・良好な倍率色収差の補正・とても良好な逆光耐性
短所:四隅がソフト・逆光での色づき・まずまず目につく歪曲収差・とても目立つ周辺減光
完璧なシャープネスや色収差補正のレンズでは無いが、全体的にうまくやっている。「FE 12-24mm F4 G」のほうがフレーム端で少しシャープだが、比較してとても安く、とても小さい。携帯性が良く、本当に楽しめる広角レンズだ。
Admiring light:Review: Voigtländer 12mm f/5.6 Ultra Wide Heliar
とのこと。
ここ最近はEマウント交換レンズの選択肢が増えてきたものの、まだ10mmや12mmと言った焦点距離は珍しいですね。その中でもこのレンズは携帯性がとても良く、全体的に良好な光学性能のレンズに仕上がっている模様。
ユーザー数の少ないレンズですが、Flickr Groupページの49メンバーが250枚ほどの作品を掲載しています。
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