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富士フイルムX-H2は高ISOでもノイズを抑えた画質

PhotographyBlogが富士フイルム「X-H2」のレビューを公開。4000万画素と非常に高い解像性能のセンサーを搭載しているものの、高ISO感度でも良好な画質を維持していると評価しています。

PhotographyBlog:Fujifilm X-H2 Review

ビルド・外観

  • 外観はX-H2Sと全く同じだ。
  • 全体的に質感のある合成皮革が張り付けられている。

バッテリー

  • NP-W235バッテリーを使用する。
  • USB経由で充電や給電も可能だ。

インターフェース

  • CFexpress Type BとSD UHS-IIに対応したデュアルカードスロットだ。

携帯性

  • サイズはX-H2Sと全く同じだ。
  • X-H1よりも少し小さいが、少し重くなっている。

グリップ

  • 大きなグリップを備えている。
  • 4本の指でしっかりと握ることが可能だ。

操作性

  • X-H1と比べてコントロールが根本的に変更されている。
  • 富士フイルムらしいレトロなコントロールでは無く、PASMモードダイヤルを搭載した。
  • カスタムモードがなんと7枠も利用可能だ。
  • 多くのFnボタンが追加されている。
  • ジョイスティックは従来機よりも高い位置となり、AF-ONやAELを推しやすくなっている。
  • 全体的にX-S10のような操作体系だ。

手ぶれ補正

  • 7段分の手ぶれ補正に対応している。
  • X-H1と比べて1.5段分も良好だ。

ファインダー

  • 576万ドットと高解像で、0.75倍のファインダー倍率に対応している。
  • リフレッシュレートは120fpsまで対応している。

モニター

  • 右肩に情報パネルを搭載している。
  • 従来と異なりバリアングルモニタを搭載している。

メニューシステム

  • 記載なし。

フォーカスシステム

  • X-H2Sよりも多くの像面位相差ポイントを備えているが、動体追従はX-H2Sほどではないと言われている。
  • X-H2Sと同じく被写体検出に対応している。
  • AFで非常に高い成功率が得られた。

連写性能

  • X-H2Sの40fps高速連写には対応していないが、クロップありの電子シャッターで20fpsまで対応している。
  • メカニカルシャッター時は15fpsまで連続撮影が可能だ。
  • 最大限に活用するならばCFexpress Type Bカードが必要となる。
  • 電子シャッター時に1/180000秒の超高速シャッターに対応している。

解像性能:

  • 4020万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載している。

高感度ISOノイズ

  • ISO感度は125から12800まで利用でき、拡張で64から51200まで対応している。
  • ISO 64から3200までノイズレスのJPEG/RAW画質だ。
  • RAWの場合はJPEGよりもノイズが多いものの、ISO 6400まで使いやすい画質となる。

ダイナミックレンジ

  • 記載なし。

画質・仕上がり機能

  • 記載なし。

動画

  • X-H2のほうが優れた動画モードを備えているが、X-H2は8Kの動画撮影が可能だ。クロップ無しで4:2:2 10bitの160分収録が可能である。
  • HDMIデバイスと組み合わせることでBRAWやProRes RAWに対応している。
  • ローリングシャッターはX-H2Sよりも遅い。
  • X-H2Sは4K 120pまで対応しているが、X-H2は60pまでだ。

作例集

総評

スピード重視のX-H2Sと解像度重視のX-H2という、2台のフラッグシップAPS-Cカメラの発売により、富士フイルムにとって重要な年となった。この2つのモデルは、APS-Cセンサーで実現できることの絶対的な頂点であり、優れたレンズの数々に支えられ、キヤノン、ニコン、ソニーの同種のシステムをはるかに凌ぐものとなった。

唯一の問題は、どのモデルを選ぶかということだ。X-H2Sは、40fpsの高速連写、Xシリーズ最高の動画性能、そして2600万画素の高画質を実現している。一方、X-H2は、APS-Cカメラでは最高の4000万画素、高ISO値でもあまりノイズを発生させずに、8K 30p撮影と20fpsの高速連写も可能だ(ただし、後者は1.29倍の控えめなクロップが発生する)。

X-H2はX-H2Sと名前以外は同じなので、少なくともX-T5が発表されるまでは、富士フイルムらしくないユーザーインターフェースに慣れる必要がある。シャッタースピードやISOダイヤルではなく、ファンクションボタンやカスタムモードを採用した操作系は、様々な使い方ができる汎用性の高いハイブリッドカメラにふさわしい。しかし、その使い方は人それぞれだ。

とのこと。
APS-Cとしては前代未聞の4000万画素センサーを搭載した高解像モデルですね。当然ながら画素ピッチが狭く、高ISO感度のノイズ耐性が気になるところですが、PhotographyBlogの評価は良好となっています。Digital Camera WorldCameralabsも高ISO感度性能の評価が高く、画質はかなり期待できそうですね。X-H2Sと同じX-Processor 5を搭載しているので基本的なシステムやAFは同じで、センサー由来の処理速度のみで差が付きそうです。AFや連続撮影速度にこだわらなければ、比較的安価に入手できるX-H2のほうが適していると言えそうです。

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