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PhotographyBlogが富士フイルムAPS-Cミラーレス「X-Pro3」のレビューを掲載しています。
- チタン製の上下プレートはアルミニウム合金より遥かに優れた作りだ。それに見た目ほど重くない。
- 一見するとX-Pro2と非常によく似ているが、よく見てみると急進的な背面モニタに変更していることが分かる。
- ボタンがX-Pro2より少なくなっている。
- さらに内部的は最新の2600万画素センサー・X-Processor 4、AFシステムに一新されている。
- 大きな違いがあるものの、本質的には従来通りのEVF/OVFハイブリッドファインダーだ。
- EVFは369万ドットの高解像度、高コントラストのOLEDパネルを使用している。フレームレートは100fpsだ。さらに約200fps相当の残像感低減モードを備えている。
- X-Pro2と比べて歪みの少ないファインダーを搭載している。17mmと長いアイポイントで水平視野27度と広い光学系で眼鏡着用者には嬉しい仕様だ。
- X-Pro2はスロットインの拡大レンズを備えていたが、X-Pro3は0.52倍固定となっている。
- 背面モニタは基本的に裏返しとなり隠れているためファインダーを多用しなければならない仕組みとなっている。モニタを確認するためにはチルトモニタを下へ展開しなければならない。ウェストレベルやハイアングルの撮影をするときには本当に便利だ。セルフィーには対応していないうえ、三脚装着時には干渉するので注意が必要である。
- タッチパネルに対応しているが、モニタが裏返しとなっているので使い辛い。なんとも皮肉な結果だ。メニューの操作も扱い辛い。
- AF-Cにも対応している瞳AFを使用可能だ。ソニーほど粘り強く無いが、動作の速い被写体での成功率は向上している。
- Bluetoothを搭載しているので写真の自動転送やGPS情報の埋め込みが可能だ。
- DCI 4K 30pなどに対応しているが、X-T3のような400Mbpsのビットレートや10bit記録には対応していない。
- (訳注:HDMI端子に関する記述があるものの、誤記である可能性が高いので省略しています)
- ISO感度の操作はカメラ上部のダイヤルを操作するが、低照度では操作し辛い。
- ISO80からISO6400までノイズの無いJPEG出力だ。ISO12800でもノイズは少ないが、ISO25600や51200ではノイズが目立ち、彩度が僅かに低下する。
- RAWファイルも優れており、ISO80?12800まで実用的な画質を維持している。
X-Pro2と比べてさらにニッチなカメラとなっている。裏返しの背面モニターは好みが分れると思うが、富士フイルムがX-Pro3を誰にアピールしたいのかは明確になっている。ファインダーで撮影することを好み、モニタで小まめに確認するのが嫌いならX-Pro3を気に入るだろう。
とは言え、X-Pro2のようにファインダー倍率を変えることが出来ないのは本当に残念だ。特に望遠レンズの使用が難しくなっている。
フィルムライクな撮影体験を楽しめるが、大部分の人はX-T3のほうが適している。X-Pro3のデザインが商業的に意味があったのかどうか判断するには時間が必要だ。
とのこと。
スペックや機能の紹介が大部分を占めているのでかなり省略しています。最新のイメージセンサーとプロセッサー、そして進化したAFシステムを評価しているものの、独特なファインダーとモニターの仕様でどう評価してよいのか悩んでいる模様。
ファインダーを重視したカメラデザインにも関わらず、光学ファインダーの仕様が大きく変わっている点には気を付けたほうが良さそうです。ファインダー倍率が固定、ブライトフレーム対応は23mm?などなど。
また、X-Pro2と比べてボタン式セレクターが無くなっているので、乗り換えの場合は操作性に戸惑う可能性もあります。購入前に実機を触ってしっかりと確認しておきたいところですねえ…。
ちなみにFlickr GroupやPHOTOHITOでのユーザー投稿が始まっています。基本的にはX-T3やX-T30と同じ画質かと思いますが、新機能の「カラークロームブルー」や「トーンカーブ」などを活用したJPEG出力がどのような差を生み出すのかきになるところ。
富士フイルム X-Pro3について最新情報を集めているページはコチラ
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