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XF23mmF1.4 R LM WRはこの焦点距離で手に入る最高のレンズ

Dustin Abbottが富士フイルム「XF23mmF1.4 R LM WR」のレビューを公開。F1.4から優れた性能を発揮し、高解像センサーにも耐えうるレンズと評価。この焦点距離で手に入る最高のレンズとのこと。

Dustin Abbott:Fujinon XF 23mm F1.4 R LM WR Review

  • 外観:高級感のあるデザイン。プラスチック製フードが付属。
  • 構造:防塵防滴。全体的に金属パーツを使用。動画撮影には絞りの駆動が滑らかではない。
  • 携帯性:前モデルよりも大きく重いが、全体的に優れている。X-H2との組み合わせでバランス良好。
  • 操作性:1/3段刻みの絞りリング(クリック解除不可)。AF/MFスイッチが無い。
  • AF:最短撮影距離が短い。リニア駆動で非常に正確。動画撮影ではカメラ側の問題が見られた。
  • MF:リングは良好に機能。高精度で操作できる。
  • 手ぶれ補正
  • 解像性能:接写時の性能は良好。33mm F1.4よりも全体的に一貫性のあるシャープネス・コントラスト。これまでテストした中で最もシャープなXFレンズ。F2まで絞ると全体のコントラストが向上する。高解像センサーに適したレンズ。
  • 像面湾曲:ほとんどない。
  • ボケ:33mmほどではないが非常に良好。
  • 軸上色収差:良好に補正されている。
  • 倍率色収差:ほとんどない。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:樽型歪曲はLightroomの補正値+13で手動補正が可能。
  • 周辺減光:重めの減光で、補正には+81の数値が必要。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:芸術的なフレア。ゴーストは目障りにならない程度。
  • 光条:先細りの綺麗な描写。
  • 作例集
  • 総評:高解像センサーにも耐えうる性能で小型軽量。F1.4から優れた性能のため、低照度や夜間の撮影に適している。この焦点距離で手に入る最高のレンズ。
  • 競合について:VILTROXやTokina以上のF1.4における解像性能。前モデルよりも優れたAF。
  • 備考

とのこと。
APS-C用のレンズとしては少し高価ですが、高い光学性能を備えているようです。4000万画素のAPS-Cセンサー搭載モデルでF1.4から快適に利用できるのは凄いですね。色収差や歪曲収差も光学的に良く補正されている模様。ボケ味は33mmF1.4ほどではないと指摘していますが、それでも他の23mmF1.4レンズと比べると良好に見えます(特に周辺部)。

私は2600万画素のX-S10と組み合わせて使用。少なくとも、この解像性能のセンサーでは全体的に良好な結果を得ることができました。隅に向かってボケ質が荒れる23mm F1.4も多い中で、このレンズは目障りにならない程度に良く抑えています。

富士フイルム XF23mmF1.4 R LM WR 最新情報まとめ

仕様表

レンズの仕様
発売日 2022年 2月24日 初値 ¥108,899
マウント X 最短撮影距離 19cm
フォーマット APS-C 最大撮影倍率 0.2倍
焦点距離 23mm フィルター径 58mm
レンズ構成 10群15枚 手ぶれ補正 -
開放絞り F1.4 テレコン -
最小絞り F16 コーティング EBC
絞り羽根 9枚
サイズ・重量など
サイズ φ67mm×77.8mm 防塵防滴 対応
重量 375g AF リニア
その他
付属品
レンズフード・キャップ

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