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フジフイルム XF23mm F1.4 R 交換レンズデータベース

このページでは一眼カメラ用交換レンズ「XF23mm F1.4 R」の情報を収集しています。

更新履歴

  • 2017.11.3:全体的にレイアウトを更新しリンクを多数追加しました。
  • 2015.12.16:ページを公開

データベース

レンズの特徴

中央解像力 良好
ピーク F2.8-F5.6
周辺解像力 絞ると良好
ピーク F4-F8
軸上色収差  目立つ 倍率色収差 良好
球面収差 問題無し コマ収差 目立つ
非点収差 まずまず 歪曲 樽型だが良好な補正
周辺減光 無補正で目立つ 逆光耐性  非常に良好
AF  静音・高速 手ぶれ補正
ボケ傾向 前ボケ…やや騒がしい、後ボケ…滑らか、玉ボケ…比較的良好
備考 絞りリング

レビュー・作例・参考サイト

購入早見表

フジノンレンズ XF23mmF1.4 R
楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
フィルター購入早見表
プロテクト C-PL ND ソフト
X-CAP

レンズデータ

型番 XF23mmF1.4 R
レンズ構成 8群11枚
(非球面レンズ1枚)
焦点距離 f=23mm
(35mm判換算:35mm相当)
画角 63.4°
最大口径比(開放絞り) F1.4
最小絞り F16
絞り形式
羽根枚数
7枚(円形絞り)
ステップ段差
1/3ステップ(全22段)
撮影距離範囲
標準
0.6m~∞
マクロ
28cm~∞
最大撮影倍率 0.1倍
外形寸法:最大径×長さ(約)
※先端よりマウント基準面まで
ø72mm×63mm
質量(約)
※レンズキャップ・フード含まず
300g
フィルターサイズ ø62mm
略称 F XF23mmF1.4 R

pic_02

pic_01

紹介

フジノンレンズで大口径単焦点と言えば「16mmF1.4」「23mmF1.4」「35mmF1.4」「56mmF1.2」の4種類。どれも描写性能は高評価なレンズが多く、特徴的な写りをする。

その中でも「XF23mm F1.4 R」はフルサイズ換算で35mmと広角寄りの標準レンズな画角。引いて絞って風景を撮るにも良し、ちょっと寄ってスナップ撮影にも良しと何かと使い易く便利な画角だ。その分、足を使って構図を調整しないとフレーム内の情報の整理が出来ない事も少なくない。このレンズはマクロモードで28cmまで寄ることが出来、開放F値が1.4なので十分にフレーム内の情報を整理出来る能力を持ち合わせている。使いこなせばコレ一本で良質な写真を量産出来るだろう。

解像度は絞り開放から十分良好な性能で、F5.6でピークを迎える。広角寄りのレンズとしては歪曲収差が少なく、RAW現像で補正無しでも目立たないのは良い点。フジノンレンズでは歪曲収差が目立ち補正ありきのレンズも多い中ではずいぶんと優秀。但し、周辺の光量不足は否めないのでその点は要補正。

注意点は、絞り開放で使う場合に光量が過多になる場面が多い。特に広角よりの画角が広いレンズなので、光源がフレーム内に入り込む可能性は少なくない。フジXボディマウントのカメラボディは電子シャッターを搭載していないカメラの場合シャッタースピードが1/4000秒までしか稼ぐことが出来ない。これは晴天下で絞り開放F1.4を使用するには心もとない。NDフィルターを持参した方が良いだろう。若しくは電子シャッターが使用出来るX-T10やX-T1をファームアップデートして使いたい所だ。

レンズの重量は35mmF1.4に比べると重く意識させられる重量。手ぶれ補正を搭載していないタイプのレンズなので、この重量感を活かしてしっかりとカメラをホールドさせて撮影するようにしよう。

関連レンズ

海外の評価

Admiring Light

  • 金属とハイクオリティなプラスチックで作られた頑丈なレンズだ。おそらくアルミニウム合金だろう、そこまで重く無いが安心できる堅牢さだ。
  • ミラーレス用レンズとしては比較的大きいが、カメラボディを圧倒するサイズ感ではない。
  • 絞りリングは1/3段ごとにクリックストップがある。滑らかに動作するが、誤操作しやすいのでもう少し硬めの動作が良かった。
  • フォーカスリングはリブ付きの金属製だ。XF14mm F2.8と同じくフォーカスクラッチ機構を備えているので簡単にマニュアルフォーカスへ切り替えることが可能だ。
  • レンズフードは花形の効果的なデザインだ。しかし、フジフイルムのボディ・レンズデザインを考慮するとアンバランスな外観となり、異常に大きなサイズだ。もともとフレア耐性の高いレンズなのでここまで大きなフードが必要なのか疑問が残る。
  • オートフォーカスはXF35mm F1.4 Rと同程度か少し速い程度だ。作動音は少し煩く、なぜズームレンズに使われているリニアモーターを使わなかったのか不思議だ。
  • 他のXFレンズではうまくいく状況でピントを見失う傾向があった。原因は分からないが差はハッキリと感じる程だ。
  • 絞り開放から中央はシャープで、フレーム全体もそれに倣う。極端な端や四隅は少しソフトだが、驚異的なパフォーマンスと言えるだろう。少し絞るととてもシャープとなり、さらに絞ると隅から隅までとてもシャープとなる。
  • 他のXFレンズと同じく滑らかなボケだ。玉ボケの縁撮りが僅かに強調される場合もあるが、多くの場合は均質で滑らかだ。
  • 色は他のXFレンズと似た優れた描写となる。他のレンズと似たような描写特性をもつ個性的なシリーズであり、レンズ交換をしても同じ色を維持できるのはありがたい。飽和しすぎず、正確で豊かだ。
  • コントラストは素晴らしく、誇張することなくイメージを鮮明に出来る。絞り開放から強いコントラストが維持されている。
  • 軸上色収差は弱点の一つだ。高コントラストな状況でピント面前後に緑と赤のフリンジが発生する。
  • 倍率色収差は軽微だ。
  • 歪曲はうまく補正されているため建築物に最適だ。
  • フレア耐性はとても強力だ。
  • 23mm F1.4としては周辺減光は十分抑えられている。少し絞ると解消する。

長所:F1.4からフレーム全体で優れたシャープネス・滑らかなボケ・美しい色とコントラスト・低歪曲・高い逆光耐性・周辺減光がとても少ない・金属製の優れた仕上がり・クラッチ式のマニュアルフォーカス・高速なAF

短所:やや大きなサイズ・場合によってAFが迷う・高コントラストなシーンで軸上色収差が発生・絞りリングが少し緩い

このレンズはXFレンズの中でも傑出している。個人的な意見として899ドルの価値があるレンズだ。もしあなたがXユーザーで広角を探しているのであれば珠玉のレンズとなるはずだ。

Optical Limits

  • 多くのフジノンレンズと同じように金属鏡筒で優れたビルドクオリティだ。
  • フォーカスリングは滑らかに動作する。フォーカスクラッチ機構を備えており、リングをスライドすることでAFとMFを切り替えることが出来る。
  • 絞りリングは1/3段ごとに動作する。抵抗感は問題無い。
  • オートフォーカスはそれほど高速では無いが、テストしているカメラがX-E1であることが起因していることが多い。フォーカス駆動音は小さく、マニュアルフォーカスはとても良好に動作する。
  • 歪曲収差はRAWでも0.3%未満だ。RAWデータから補正がかかっているかのような数値だが、補正の痕跡は無く賞賛に値する。
  • 周辺減光は話が別だ。RAWでは減光が強く、F1.4で2EVほど発生する。F2で大幅に低減され、F4まで絞ると0.5EV未満となる。
  • MTFはとても良好な結果だ。F1.4の周辺部は優れていないが、中央はとても優れている。絞ると徐々に改善し、F4、F5.6でピークに達する。中央は優れ、周辺部はとても良好だ。回折はF8から始まるため、小絞りは避けたほうが良いだろう。
  • テストした個体の偏心はとても良好で、像面湾曲は非常に小さい。
  • 倍率色収差はとても小さく、F1.4における平均値は0.8ピクセルだ。
  • がっかりしないボケ質だ。前景はバターのように滑らかで、後景も非常に滑らかだ。よく見るとボケに色づきが発生している。
  • 玉ボケの縁撮りは弱く、とても均質だ。絞り羽根の形状はF2.8から見え始める。

XF23mm F1.4 Rはとても魅力的なレンズだ。大口径+高品質を兼ね備え、絞るとフレーム全域でシャープとなる。周辺減光は大きいが、色収差は少なく歪曲は気にする必要が無い。広角レンズはボケが騒がしくなる傾向があるものの、このレンズは特にF2付近でとても優れている。

大口径レンズはとても高価となる傾向があり、このフジノンレンズにも当てはまる。しかし、1,000ドル未満と比較的手ごろな価格設定でなので検討してみる価値はある。強くおススメできるレンズだ。

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