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LAOWA 12mm F2.8 Zero-Dは絞り開放から驚異的な解像性能だが周辺減光が目立つ【海外の評価】

PENTAX FORUMSがVenus Opticsの交換レンズ「LAOWA 12mm F2.8 Zero-D」のレビューを掲載しています。

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欠点は逆光耐性と周辺減光のみ

  • 箱にはレンズ・レンズキャップ前後・説明書・保証書が入っている。
  • 程よく大きな単焦点レンズだ。広い画角と絞り値を考慮すると驚異的にコンパクトだ。例えばIrix 11mm F4よりも遥かに小さい。一方でかなり重たい。
  • レンズ前玉には撥水性と防塵性を備えたフロッグアイコーティングが施されている。ただし、レンズ本体に耐候性は無い。
  • フィルターアダプターで100mmのフィルターを装着可能だ。
  • レンズキャップは最も安っぽいパーツだ。プラスチック製で取り付けるのが難しい。
  • レンズ本体は総金属製だ。PENTAX Limitedシリーズと同程度の質感であり、仕上がりは注目に値するが部分的に滑りやすい。
  • 絞りリングには「A」ポジションが存在する。ただし、ロック機構は備わっていない。絞り値の表示はF2.8-F5.6-F8-F11だ。
  • レンズにはピント距離と被写界深度表示がある。
  • レンズフードは脱着可能だ。金属製でしっかりとした作りだが、取り付けがいささか難しい。
  • PENTAX K-1、PENTAX K-3どちらに装着してもバランスは完璧だ。
  • マニュアルフォーカスは滑らかで快適だ。3cm幅と広く掴みやすい。抵抗感は良好でうっかり動いてしまうことは無いはずだ。回転角は180°以上で、その5/6は1m未満のピント距離だ。
  • 色は豊かで飽和、パンチがある。私が期待していた描写より優れている。
  • マニュアルフォーカスだがAEに対応している。露出の誤差は僅かだがいくつかオーバーとなった。しかし、これは画角の広さからくる問題の可能性がある。
  • 光条は驚くほど素晴らしい。F2.8では全く見当たらないが、F3.2でさえ目立つようになる。F8まで絞れば美しい光条で形が整っている。
  • シャープネス:APS-C:理想的なレンズに近いパフォーマンスだ。F2.8で中央は既にとてもシャープ、中程度まで絞るとさらに改善する。端や四隅も見劣りしておらず、これまで見てきた超広角レンズとしては最高だ。
  • シャープネス:フルサイズ:全体的な結果は同様に見事。全ての絞り値で中央はとても良好、端や四隅でもほぼ同程度。驚異的だ。この結果から判ることは2つ、しっかりとした光学設計であり、像面湾曲がしっかり抑えられている。
  • シャープネス:実写:繰り返しとても良好な結果だ。しかしながら歪曲と周辺減光は目立つ。
  • 周辺減光:APS-C:F2.8-F4で目立つが絞り開放以外では大きな問題とはならないだろう。
  • 周辺減光:フルサイズ:F2.8~F5.6付近では確かに目立つ。絞り値が高くなるにつれ急速に低下するが、決して解消はしない予想していたよりも大きい。幸いにもソフトウェアで対処しやすい問題だ。
  • ボケはまずまずだ。シャープな玉ボケは程よく心地よいがドラマチックではない。後ボケは十分に滑らかで完全に実用的。平均以上である。
  • 逆光(中央に光源):絞り羽根を開いた状態の場合に目立つ環が発生する。中程度まで絞ると問題無いが、小絞りでは別のハロが発生する。これは超広角レンズとしては予想できる範囲だ。
  • 逆光(四隅に光源):フレアは絞り値によらず発生し続ける。コントラストの低下は光源付近で明らかだ。これはAPS-Cフレームでも煩わしいことがあるだろう。
  • 色収差は全ての絞り値で存在しない。
  • 歪曲はフルサイズでもAPS-Cでも1.8%の目に見えるサイズだ。この数値は高いかもしれないが、このような広角レンズでは素晴らしい結果だ。Irix 11mmは3.2%の歪曲収差だった。そして、PENTAX 15-30mmは15mmで4.5%だ。ZERO-Dに相応しい数値である。

レンズのテストで純粋にここまで驚かされるのは珍しい。我々の期待を大きく上回ってきた。仕様を考えるとコンパクトでエレガント。AEに対応、特にシャープネスは予想をはるかに超えるパフォーマンスだ。

アキレス腱となるのは逆光耐性だ。このレンズに限ったことでは無いが、このような広い画角では逆光シーンは多く問題が発生しやすい。逆光耐性と高価な値札さえなければ本当におススメしやすいレンズなのだが…。防塵防滴であれば風景写真家への訴求力も上がっただろう。

しかし、それでも全てのテスト結果からすると価格は適正に見える。

長所:優れたビルドクオリティ・12mmとしてはコンパクト・絞り値全域で優れたシャープネス・歪曲収差の補正・明るさ・大きな回転角・APS-Cで周辺減光が小さい・指摘するほどの色収差が発生しない・美しい光条

短所:フルサイズで周辺減光が大きい・逆光耐性・防塵防滴ではない

とのこと。

Laowa 9mm F2.8 Zero-D」「Laowa 7.5mm f/2 MFT C-Dreamer」などと同様、海外で高い評価を得ている広角レンズですね。画角・明るさ・コンパクトさを考えると周辺減光は許容範囲かもしれません。

価格はマニュアルレンズ・Laowaレンズとしては非常に高価ですが、他社で同スペックのレンズが存在しないため悩ましいところ。

しかし、この画角で四隅の解像性能が異常に高く、倍率色収差が目立たないのは特筆すべきパフォーマンスと言えるかもしれません。

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