Fuji Rumorsが近日登場と噂されている富士フイルムの新型カメラ「GFX100 II」の追加情報を発信。匿名ソースの情報としつつ、α6700よりも新しい設計のセンサーで、より高速な読み出し速度に対応しているとのこと。
以前の噂では、ソニーα6700/FX30センサーのアーキテクチャーに基づいているとお伝えした。従って、前世代のBSIセンサー(X-T4、X-S20、GFX100S、GFX100などで使用されている)よりも読み出しが速いBSIセンサーだ。
今回、匿名のソースから連絡があり、富士フイルムGFX100 IIはα6700/FX30センサーとは異なる設計を採用すると聞いた。このソースによると、α6700/FX30は従来のBSIセンサーと比べて10~20%の速度向上を実現しているが、GFX100 IIに採用されるこの新しいセンサーは読み出し速度が最大50%向上するという。
そして、はっきりさせておきたいのは、我々は積層センサーについて話しているのではなく、改良されたBSIセンサーについて話しているということだ。さて、この情報は匿名ソースからのものなので、大目に見る必要がある。
いずれにせよ、新型センサーであることは確かであり、GFX100 IIの全体的な速度向上が期待できる。どの程度読み出しが速くなるのかは、9月12日に判明するだろう。
とのこと。
Fuji Rumorsが匿名ソースから受け取った情報を共有するのは珍しいですね。何か気になる情報や証拠を併せて確認したのでしょうか。44×33mmセンサーはAPS-Cと比べて非常に大きなフォーマットのイメージセンサーであり、「センサー全体の読み出しがα6700よりも速い」とはならないかもしれませんが、かなり改善が期待できそうですね。16bit RAWでも読み出し速度が速いのか、動画撮影で読み出し速度が速いのかも気になるところ。
噂のまとめ(太字は確定)
- X Summit ストックホルム 9月12日 開催
- GFX100後継モデル
・GFX100II
・9月12日
・7500ドル
・チルト/着脱式の944万ドットEVF
・着脱式バッテリーグリップ
・従来の1億画素センサーではない
・8段分のボディ内手ぶれ補正
・GFX100Sとほぼ同じサイズ
・FX30やα6700と同じアーキテクチャのセンサー
・被写体検出AF
・8K
・4K 60p
・10bit 4:2:2
・ProRes内蔵
・外付け空冷ファンに対応
・3Wayチルトモニタ
・波形モニター
・アナモフィックモード
・8コマ秒
・イーサネットポート
・フルサイズHDMI
・D-Padなし - GF55mm F1.7
・9月12日 - GF30mm F5.6 ティルトシフト
・9月12日 - GF110mm F5.6 ティルトシフト
・9月12日 - 未発表製品コードネーム
・FF230001
・FF230002 - X100V後継:2024年はじめごろ
(Via Fuji Rumors・Gマウントロードマップ)
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