新型OM-Dは非積層タイプの裏面照射型CMOSセンサーを使用している？

43RumorsがFT3と中程度の格付けでOM SYSTEMが開発を示唆している新しいOM-Dカメラについて噂情報を発信。使用するセンサーは非積層型で裏面照射型の2400万画素となる可能性がある模様。

43Rumors：(FT3) Does the new OMD camera will feature a new 24mp BSI non-stacked sensor?

2月24日に発表される新しいOMDカメラについて、私はまだ信頼できるスペック情報を受け取っていない。私が「他の」情報源から得たのは、新しい裏面照射型の2400万画素非積層型センサーを採用しているかもしれないということだけだ。非積層型センサーを採用するとは奇妙な話だ。ソニーは2100万画素の積層型センサーを用意している。

既知の噂情報

2月24日発表

2000ドルを少し上回る価格設定

3月発売

とのこと。
もともとフォーサーズセンサーは小型フォーマットを活かした高速読み出しが得意であり、積層型CMOSセンサーを導入するメリットがAPS-Cや35mmフルサイズセンサーほどではないのかもしれません。E-M1 Mark IIから始まる像面位相差2000万画素センサーでも多くの状況で耐用できる電子シャッターを利用できました。

とは言え、時代は進み、今ではEOS R5のような35mmフルサイズセンサーでもフォーサーズセンサーと同程度の読み出し速度を実現。また、積層型CMOSセンサーを導入することでさらに高速読み出しが可能となり、メカニカルシャッターと同等の水準に達しています。最新の積層型CMOSセンサーを搭載した「Z 9」ように、メカニカルシャッターを省略し、カメラの小型化・軽量化を実現できるのであれば、オリンパス・OM SYSTEMが目指すマイクロフォーサーズ像と合致するような気がします。

さらに言えば、これまでは35mmフルサイズでムーブとなりつつある積層型CMOSの流れがAPS-Cにもやってきそうです。既に富士フイルムは積層型CMOSセンサーを使用した次期フラッグシップモデルの投入を予告しています。

その中で「非積層型」の小型フォーマットのフォーサーズセンサーがどれほどの訴求力でカメラを投入できるのか気になるところです。もちろん、従来機よりも高速化した非積層型CMOSセンサーであれば、大きな問題はないかもしれませんが…。兎にも角にも、まだ噂の段階です。もう少し確定的な情報が欲しいところですねえ。