このページでは一眼カメラ用交換レンズ「24mm F/2.8 Di III OSD M1:2(Model F051)」の情報を収集しています。
最新情報
- 2019-12-08:いくつかリンクを追加しました。
- 2019-12-04:Sony Alpha Blogがレビューを掲載しています。
- 2019-12-02:Dustin Abbottがサンプルギャラリーを公開しました。
- 2019-10-23:タムロンが「24mm F/2.8 Di III OSD M1:2(Model F051)」を正式発表したので専用ページを作成しました。2019年12月5日発売予定とのこと。
レンズデータ
レビュー
- Dustin Abbott
(抄訳記事) - Mobile01
(抄訳記事) - Phillipreeve
- The Phoblographer
・インプレ(訳) - Sony Alpha Blog
(抄訳記事) - 価格コム
レビュー/口コミ - フジヤカメラブログ
購入早見表
レンズデータ
レンズ仕様
モデル名 | F051 |
---|---|
焦点距離 | 24mm |
F値 | F2.8 |
レンズ構成 | 9群10枚 |
最短撮影距離 | 0.12m |
最大撮影倍率 | 1:2 |
フィルター径 | 67mm |
全長 | 64mm |
最大径 | 73mm |
質量 | 215g |
絞り羽根 | 7枚 |
最小絞り | F22 |
標準付属品 | フード キャップ |
対応マウント | Eマウント |
MTFチャート
レンズ構成図
競合レンズサイズ比較
関連レンズ
海外の評価
Dustin Abbott
安価ながら光学的な欠点なし
- このレンズはAPS-C 36mm相当のレンズとして使うこともできる。定番の焦点距離に近い画角だ。
- 光学手ぶれ補正を搭載していないが、その代わりに215gと非常に軽量なレンズに仕上がっている。
- 24mmには4つの選択肢がある。このレンズと比較すると…
・24mm F1.4 DG HSM:非常に重く大きいがコストパフォーマンス良好
・FE 24mm F1.4 GM:タムロンより2倍の重量、1.5倍の全長だ。
・AF 24mm f/2.8 FE:非常に軽量だが僅かに高価、非防塵防滴・マクロ不適。 - この価格帯としてはめずらしく防塵防滴・フッ素コーティングを導入している。競合レンズには長所で大いに歓迎できる。
- デザインはフルサイズミラーレス用レンズで統一している。プラスチック製の軽量鏡筒、67mmフィルターソケット、マウント付近のルミナスゴールド装飾。
- AF/MFスイッチがあると良かった。
- フォーカスリングは良好に動作するが、特に滑らかと言う訳でも無い。
- フォーカシングにより前玉が前後するものの、鏡筒内で完結する。可動部には耐候性が施されている。少し心配ならば保護フィルターを装着すると良いだろう。
- 花形レンズフードは所定の位置でしっかりと固定される。
- 最短撮影距離が短いのでレンズフードを取り外したい場合もある。被写体に影が映ってしまうこともあるので注意が必要だ。APS-Cクロップを利用するとさらに拡大率が向上する。
- 7枚の絞り羽根は開放でとても良好な形状だ。F5.6まで絞ると羽根の形状が見え始める。
- 玉ボケはとても綺麗だ。内側は少しざわざわしているが、玉ねぎボケの兆候は無い。縁取りは無く、実写では非常に良好な見映えである。
- OSDのフォーカス駆動はRXDほど滑らかでは無い。さらにフォーカス速度は著しく遅い。また、動き出すのがワンテンポ遅く、合焦直前にも微動が発生する。実写における精度は良好だ。瞳AFは大部分の状況で良好に動作する。
- 歪曲収差は目に付くが綺麗に補正可能だ。
- 「17-28mm F/2.8 Di III RXD」は中央がシャープだが、フレーム周辺部はこのレンズのほうが良好だ。F5.6まで絞ると中央解像は追いつき、周辺解像もシャープさを維持している。小型ながら風景撮影に適したレンズだ。
- 倍率色収差や軸上色収差は良好に補正している。
- 逆光耐性は非常に良好だ。
- コマ収差はほとんど発生していない。
- 発色やコントラストはとても良好だ。光学的に「安いレンズ」と感じるポイントは存在しない。
「17-28mm F/2.8 Di III RXD」は比較的お買い得なレンズだが、それでも単焦点レンズの2倍以上高価である。24mmだけが必要な場合は高価なズームレンズを買う必要が無い。また、小型軽量なズームレンズだが、実質このレンズより2倍の重量差が存在する。
おまけに24mm F2.8には「1:2」のマクロ機能が備わってる。この接写性能が新しい撮影手法を実現してくれるのは間違いない。
小型ながら強力な光学性能だ。しかし、OSDのフォーカス駆動には感心していない。競合他社よりも少しうるさく、速度も遅い。個人的に購入を思いとどまらせるほどの欠点では無いが、間違いなく唯一の欠点であると指摘せざるを得ない。許容範囲内かどうか確認することをおススメする。許容できない場合は「17-28mm F/2.8 Di III RXD」が望ましい選択肢となるだろう。数年前ならば許容できるAFの駆動音だったかもしれないが…。
とは言え、このような安いレンズが防塵防滴仕様かつレンズフード同梱というのは注目に値する。安価ながら驚くほど良好、小型で頑丈、使って楽しいレンズである。
長所:強力な光学性能・良好なクローズアップ性能・優れた逆光耐性・優れた色収差補正・良好な発色とコントラスト・耐候性・優れたコストパフォーマンス
短所:競合他社ほど静か、高速ではないAF・合焦前に微動が多い
Sony Alpha Blog
α7R IVをも活かせる解像性能
- ソニーEマウント向けに設計された新しいシリーズのタムロンレンズだ。20mm・24mm・35mmは全て同じサイズと重量・同じフィルター・同じ撮影倍率で統一している。
- ビルドクオリティは「17-28mm F/2.8 Di III RXD」と同じく良好だ。
- AFは高速で正確だが、AF-Cモードでは駆動音が非常に大きい。
- シャープネス:α7R IV 6100万画素
・中央:F2.8(Excellent)-F4~F8(Outstanding)-F11(Excellent)-F16(good)
・四隅:F2.8(Excellent)-F4-F5.6(Outstanding)-F8(Excellent)-F11(Very good)-F16(Good)
・絞り開放からフレーム全域で優れたパフォーマンスを発揮し、1段絞れば際立った水準へと改善する。
・F11で回折の影響を受ける。
・この価格帯としては見事なパフォーマンスのレンズだ。 - 歪曲収差は目立つ。
- 周辺減光はF2.8で目に付くが、F4で低減し、F8で解消する。
- 色収差は中程度であり、いくらか補正の必要があるだろう。
- 逆光耐性は良好だ。
- F16-F22まで絞ると素敵な光条が発生する。
- 後ボケはとても柔らかく心地よい。
- 玉ボケは絞り開放で良好だが、絞るとすぐに7枚羽根の影響が出始める。
- 接写性能が高いのでボケを大きくすることが可能だ。
- 発色はとても良好である。
- サムヤン「AF 24mm f/2.8 FE」はより軽量で安価だが、光学性能は同等と言えない。F5.6に絞ってなんとか非常に良好となる光学性能なので、タムロンのように「際立った」パフォーマンスには到達しない。発色はタムロンのほうがずっと良く、AFの問題もない。
- ソニー「FE 24mm F1.4 GM」とシャープネスは非常によく似ている。F2.8では僅かに劣るが、F4-F8では同等だ。F11-F16まで絞るとソニーのほうが少し優れている。発色とボケはソニーのほうが優れているが、タムロンも非常に良好だ。重量はタムロンより2倍重く、価格に至ってはほぼ4倍だ。
この価格帯では際立ったパフォーマンスのレンズである。F2.8ではあるが、ソニー「FE 24mm F1.4 GM」と非常によく似た結果を低価格で実現している。
シャープネスは6100万画素のα7R IVですら大部分が際立った結果となり、発色や後ボケは優れている。F2.8より明るいレンズが必要な場合を除き、α7R IVやα7R IIIユーザーにとって静止画用レンズとして絶対的にお買い得だ。
ただし、動画撮影をする場合は静かな環境やボディ内マイクでの録音は避けたほうが良いだろう。駆動音はかなり煩い。
2400万画素のα7 IIIでは「17-28mm F/2.8 Di III RXD」との違いが分かりづらいかもしれない。
Mobile01
個性的でコスパ良好の広角単焦点
- レンズには前後キャップと花形レンズフードが付属する。
- 外装はマットな塗装が施されている。プラスチック外装だが、簡易防塵防滴構造で優れた質感だ。
- サイズは73×64mm、重量はわずか215gとミニマルなデザインだ。
- 競合レンズは「FE 28mm F2」だが、このレンズは広い画角とハーフマクロ、そして少し安価な点が強みとなる。
- 前面にはフッ素コーティングが施されているのでメンテナンスが簡単だ。
- 67mmフィルターは他のタムロン製ミラーレス用レンズと同じフィルターサイズである。
- レンズは日本設計・ベトナム製だ。モデルナンバーは「F051」である。
- レンズマウントは金属製だ。簡易防塵防滴に対応するガスケットが備わっている。
- レンズ重量が215gと軽いため、α7R IIIに装着してもバランス良好で片手持ちが簡単だ。
- DCモーター駆動のオートフォーカスだが、静かな動作である。α7R IIIとの組み合わせで瞳AFは良好に動作する。
- 解像度(α7R III)
・中央は絞り開放から既に実用的な画質だ。F5.6-F11の絞り値ではさらに良好となる。F22まで絞るとソフトになるためおススメしない。
・端は中央にとてもよく似たパフォーマンスだ。レンズ補正に対応しているので周辺減光の影響はほとんど無い。 - マクロ撮影時でも中央はF2.8から十分な画質だ。しかし、F8まで絞るとさらに改善する。端の画質は絞り開放だと明らかにソフトだが、F5.6~F16で実用的な画質となる。
- 歪曲収差はカメラで自動補正されるものの、補正をオフにすると樽型歪曲収差が明らかとなる。
- F4まで僅かな色収差を見つけることが出来るものの、F5.6まで絞ると完全に解消する。また、等倍の画質を必要としないのであれば問題は見当たらない。
- 逆光耐性は良好だが、逆光の影響を受ける場合もある。
- 光条はF8まで絞ると発生する。
- 玉ボケは四隅において猫の目状に変形する。
素晴らしい価格設定と光学性能に加えて「1:2」の撮影倍率を持つユニークな広角レンズだ。コストパフォーマンスを重視するソニーEマウントユーザーならば、このレンズを見逃すことは無いだろう。
Mobile01:Tamron 24mm F/2.8 Di III OSD M1:2(Model F051)評測報告|廣角微距 輕巧便攜!
The Phoblographer 第一印象
小型軽量でα7とのバランスが良い
- タムロンが発表したフルサイズミラーレス用レンズは全てフィルター径を67mmで統一している。
- 僅か2.5インチとコンパクトなレンズだ。重量は0.5ポンド以下とソニーEマウントボディと装着してバランスが取れたレンズサイズである。
- フォーカスリング以外の操作部材は無い。他はボディ側で操作する必要がある。
- 小型軽量なレンズだが、外装はしっかりとした作りだ。
- 最短撮影距離は4.7インチと非常に短く、接写しやすい。
- 瞳AFは純正レンズと同じように動作する。
- 撮影時間は限られていたが、オートフォーカスはキビキビと動作するように感じられた。ピントの迷いは無く、素早く合焦する。
- プリプロダクションモデルのため画質の評価は時期尚早だ。無修正の作例を掲載するので自分の目で確かめて欲しい。
タムロンはソニーEマウントレンズラインアップの穴を埋めるようなアプローチを取り、そして成功している。小型軽量で低価格なレンズラインアップはソニーEマウントユーザーの需要と合致するだろう。F2.8と暗いが、小型軽量で接写性能が高いレンズである。
「FE 24mm F1.4 GM」と比べて2段も暗いレンズだが、1000ドル以上安く魅力的な選択肢である。
The Phoblographer:First Impressions: Tamron 24mm F2.8 Di III OSD M1:2 (Sony FE Mount)
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