Photons to Photosが富士フイルム「FUJIFILM GFX100 II」のダイナミックレンジテストの結果を公開。従来の1億画素センサーよりも若干良好で、44×33mmセンサーの中では最も良好な結果が得られている模様。
最大PDR 低照度ISO 低照度EV GFX100 II 12.55 11665 11.87 GFX100 12.30 10413 11.70 GFX100S 12.33 10926 11.77 GFX50S II 11.77 5508 10.78 X-T5 10.43 2230 9.48 X2D 12.32 7077 11.14 X1D 11.98 9058 11.50 SL3 11.24 5171 10.69 α7R V 11.70 5244 10.71 α1 11.36 5215 10.70 EOS R5 11.85 5435 10.76 Z7II 11.60 4157 10.38 S1R 11.37 4522 10.50 fp L 11.39 8388 11.39
2023年に発売した富士フイルムGFXシリーズの最新モデル。
44×33mmセンサーカメラとしては珍しく、被写体検出に対応、像面位相差AFで8.0コマ秒の高速連写が可能な最新のGFXシステム。新しいX Processor 5と1億画素センサーを搭載しており、HEIF出力や高速バッファクリアが可能なCFexpressメモリーカードに対応。さらに新フィルムシミュレーション「REALA ACE」など見どころの多いカメラ。エルゴノミクスは従来のレイアウトからGFX100S寄りとなり、独自性の強かったGFX100と比べて他社から移行するユーザーでも使いやすくなっています。
イメージセンサーの解像度は従来通りの「1.02億画素」ですが、富士フイルムはこのセンサーを「新開発の102MP CMOS II HS」と言及しています。既存の1億画素センサーと比べて2倍の読み出し速度と言われており、高速AFや動画性能の向上を実現。
Photons to Photosのテストでは、センサーの読み出し速度を向上させつつ、わずかながら画質も向上しているようです。ダイナミックレンジ・低照度ISOどちらも良好な結果が得られている模様。動体を撮る人以外にも恩恵があるカメラとなっていますが、従来機との差額を埋めるほどの価値があるかどうかはわかりません。
高画質なRAWは必然的にファイルサイズが大きくなりますが、幸いにもCFexpressメモリーカードの導入で書き込み速度が大幅に改善しています。テンポよく1億画素のRAWを記録したい人にとっては面白い選択肢と言えそうです。
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