Phototrendが「Salon de la Photo 2025」におけるソニーへのインタビュー内容を記事として公開。欧州では中央ファインダーが好まれる。更新頻度より世代間の大きな革新を重視、RX1R IIIの需要は堅調など。
Phototrend:Interview Sony au Salon de la Photo 2025 : “Le RX1R III est un concept à part”
- 2024年の総括と市場動
α1 II の成功 により強い1年を迎えた。製品ラインは堅調で、プロ市場でも高い評価を維持。一方で、政治・経済の不安定さが消費マインドを鈍らせており、購買決定の「様子見」が見られる。ただし、経済が安定すれば需要はすぐ回復すると見ている。- APS-C 市場の現状
フルサイズが注目される中でも APS-C機の存在感は依然として強い。特に α6400 は旧機種ながら人気が続いており、α6700も健闘。ソニーのAPS-Cはレンジファインダーライクという独自設計が特徴だが、ヨーロッパでは中央ファインダーの好みが強いと指摘。- α7 Vへの期待と開発哲学
α7 V への期待は高いが、ソニーは「(犠牲を払ってでも)毎年更新」よりも「世代ごとの革新」を重視。α7 IV は依然としてトップ5のベストセラーであり、α9 III に代表されるように、 グローバルシャッターなどの技術革新 を世代単位で投入する戦略を取っている。- サードパーティレンズとEマウントの開放性
サードパーティ製レンズの攻勢は歓迎しており、Eマウントは“開かれたプラットフォーム” として成長している。多様なレンズ選択肢が増えることは「脅威ではなくチャンス」であり、システムの価値を高めるものと捉えている。- 他マウントとの互換性(Megadap ETZ21 Pro+)
EマウントレンズをニコンZボディで使えるアダプターの登場は「意外だが興味深い現象」と評価。現在、販売面での影響は不明だが、光学機器の裾野拡大は歓迎すべき動き として注視。- α1 II の成果
α1 II は高価格帯にもかかわらず発売直後から供給不足が続く。多くのプロが旧α1から移行しており、「制限がなく、創造力を広げるカメラ」として高く評価。
価格は高いが、数年単位で使える“妥協なき設計” によるものと説明している。- 動画市場とFXライン
映像分野では ビデオグラファーやドキュメンタリー制作者向けモデル の需要が伸びている。FXラインは成熟度が高く、競合にとって刺激的な存在。FX2 では「オープンゲート 6K」よりも 信頼性とワークフローの一貫性 を優先、プロの制作ツールとしての位置づけを強調。- RX1R III
RX1R III は コンパクトながらハイエンド志向の“ポケットフルサイズ”。初代RX1RのDNAを維持し、ツァイス35mm F2を搭載。周辺減光や開放時のシャープネスよりも「アナログ的味わい」を重視。価格は約4,900ユーロと高価だが、需要は堅調。- FE 100mm F2.8 Macro GM OSS
約10年ぶりの新マクロレンズであり、90mmマクロの後継。手ブレ補正・電動化・最新光学設計 を導入し、焦点距離エクステンダー対応など精度が向上。「妥協のないレンズ」として開発された。- “万能カメラ”の存在について
静止画と動画の両立という観点では、α7 IV が現状で最もバランスに優れた万能機。すべての製品を同時期に同スペックで出すのではなく、明確なポジショニングと世代交代サイクルの整合性 を重視していると説明。
競合製品と比べると古さを感じるスペックとなってきたα7 IVですが、売れ行き好調なカメラのようですね。急いで更新するよりも、世代間の革新を重視しているようです。噂では近いうちにα7 Vが登場すると言った話もありますが、どのような変化を実現しているのか気になるところ。最後に「万能機」としてα7 IVを挙げているので、後継モデルも最新世代らしい万能機となっているのかもしれません。
APS-Cはα6400が好調としつつも、欧州では中央ファインダーデザインが好まれる傾向があると言及。この需要を満たすようなデザインのカメラが登場するのか、そのようなニーズはα7シリーズでカバーするつもりなのか言及はしていません。
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