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Leica Q2 Monochrom データベース

このページではライカのコンパクトデジタルカメラ「Leica Q2 Monochrom」に関する情報を収集しています。

データベース

最新情報

  • 2020-11-11:カメラのキタムラにて「¥773,300 (税込) 」での出品を確認。
  • 2020-11-11:「Leica Q2 Monochrom」が正式発表されたので専用の情報収集ページを作成しました。国内カメラ専門店での予約販売は確認し次第更新予定。

購入早見表

主な仕様

T独特の魅力と不思議な美しさで昔から親しまれているMonochrom写真は、「光で描く」という写真の本質がカラーよりも顕著に表れます。ライカのMonochromカメラは、モノクロという魅力的な写真表現に特化した、Monochrom撮影専用のカメラです。

そのMonochrom撮影専用カメラに、ライカQ2Monochromが新たに加わりました。フルサイズコンパクトデジタルカメラとしては世界で初めてMonochrom撮影専用の撮像素子を搭載しています。

参考

  • Leica Summilux 28 f/1.7 ASPH
    ・9群11枚
    ・非球面レンズ3枚
    ・F1.7-16
    ・49mmフィルター
  • デジタルズーム:35mm・50mm・75mm
  • 解像度:
    ・28mm:47MP
    ・35mm:30MP
    ・50mm:15MP
    ・75mm:7MP
  • 裏面照射型 4730万画素 カラー・ローパスフィルターレス
  • ISO 100-100000
  • ダイナミックレンジ 13stops
  • 225点 コントラストAF
  • 60-1/2000秒 メカニカルシャッター
  • 1-1/40000秒 電子シャッター
  • フラッシュ同調 1/500秒
  • 368万ドット OLEDファインダー
  • 3.0型 104万ドット タッチパネル
  • 2.4GHz Wi-Fi・Bluetooth LE
  • 動画:
    ・4K 30p
    ・DCI 4K 24p
    ・Full HD 24-60p
    ・AAC
  • SDXC UHS-II
  • Leica BP-SCL4バッテリー 360枚
  • 130×80×91.9mm
  • 734g

関連記事

海外の評価

ePHOTOzine

ePHOTOzine:Leica Q2 Monochrom Review

  • カメラの紹介
    ・Leica Q2のmonochrome版である。
    ・Q2と同じ28mm F1.7レンズを搭載し、手ぶれ補正にも対応している。
    ・Q2と同じく、Cine 4Kに対応し、高速連写や自動露出モードを備えている。
    ・Monochromeセンサーを採用したカメラは他にM10のみだ。
    ・センサー上にカラーフィルターが無いため、画素補完が無く高水準のディテールを得ることが出来る。
  • ビルド・外観
    ・全体的にモノクロデザインとなっており、ライカの赤バッジが無い。
    ・カメラはIP52準拠の耐候性を備えたマグネシウム合金ボディだ。
    ・ビルドクオリティは価格設定の期待に応えるものだ。
    ・カメラはドイツ製である。
    ・バッテリーライフは350枚だ。きちんとした性能だが、予備バッテーを用意しておくと良いだろう。USBポートが無いのでボディ内充電が出来ない。
  • レンズ
    ・マクロダイヤルをスライドすることでマクロモードをアクティブすることができる。
    ・28mmの焦点距離はポートレートであまり魅力的とは言えない。しかしストリートフォトならば適しているかもしれない。とは言え、内蔵フラッシュは非搭載だ。
    ・フレームの隅まで非常にシャープなレンズだ。ただし絞り開放の四隅は少しソフトである。
    ・逆光ではレンズフレアが発生することがあるが、少し構図を変えることが回避できる。
  • 携帯性
    ・バッテリー込みで734gだ。
  • グリップ
    ・前面のグリップが存在せず、背面に親指を置くくぼみのみだ。これは大きな問題とならず、持ち方や使い方に問題は発生しない。
  • 操作性
    ・カメラはP/A/S/Mモードに対応している。
    ・換算35mm/50mm/75mmのクロップ機能を搭載している。解像度が非常に高いので、クロップしても過度に影響を受けることは無い。
    ・背面モニタ左側にはボタンが3つある。カスタマイズできるのはFnボタンだ。
    ・4方向ボタンは少し小さいものの、慣れるまで時間はかからない。
    ・4方向ボタンの中央を押すことで背面画面を切り替えることが出来る。
    ・タッチ操作で静止画と動画モードの切替が可能だ。
  • 手ぶれ補正
    ・記載なし。
  • ファインダー
    ・368万ドットのOLEDファインダーだ。
    ・ファインダー周囲はゴム製フレームだ。交換は出来ないがより丈夫な素材で作られている。
    ・アイセンサーの応答性はとても高い。
    ・ファインダー解像性能とクオリティは良好だ。
  • モニター
    ・記載なし。
  • メニューシステム
    ・記載なし。
  • オートフォーカス
    ・合焦速度は0..15秒だ。
    ・位相差検出ではなくコントラスト検出AFを使用する。
    ・広いエリアを225点でフォーカスすることが出来る。
    ・フォーカス速度は比較的速く、ペットなど速い動きの被写体を除いて動作速度に問題は無い。
  • 連写性能
    ・リーフシャッターのため静かに動作する。
    ・メカシャッター使用時は10コマ秒の連写が可能だ。
    ・電子シャッター使用時は20コマ秒の連写が可能となる。
  • 高感度ISOノイズ
    ・ISOは100から10,000まで利用可能だ。
    ・ISO100から1600までノイズは非常に低い。等倍で見るとノイズが発生しているものの、カラーカメラのノイズと比べて遥かに少量だ。
    ・ISO6400でノイズが増加するものの、ものようなカメラでノイズを気にする人は少ないだろう。
    ・ISO12800でより顕著となり、ISO50000までにノイズが邪魔と感じるようになる。これ以上の高感度は避けたい。
  • ダイナミックレンジ
    ・記載なし。
  • 仕上がり
    ・セピアやブルー、セレンに色味を変える事は出来るが、フィルター効果は無いので実際にフィルターを装着する必要がある。
    ・コントラストとシャープネスの設定がある。
    ・他のモノクロカメラと同じく、露出オーバーでは無く露出アンダーの傾向が見られる。これはハイライトが飛ぶ可能性が低いことを意味しているが、露出不足に見えてしまうかもしれない。必要に応じて調整できるようにRAWで撮影しておくと良いだろう。
    ・RAWはAdobe DNGとして出力される。サイズは82~89MBだ。
  • 動画
    ・様々な解像度とフレームレートが用意されている。
    ・フラットやログなどには対応していないが、初期設定でもかなりミュートな仕上がりに見える。
    ・動画は優れたディテールを備え、光学手ぶれ補正により良好な結果を得ることが可能だ。
  • 通信接続
    ・カメラにはWi-FiとBluetoothが組み込まれている。
    ・スマホアプリと連携することでリモート操作が可能だ。
    ・さらに画像転送やシェアが可能である。

総評

高解像モノクロセンサーと28mm F1.7レンズとの組み合わせで非常にシャープな結果を得ることが出来る。非常に静かなシャッターユニットも一部のフォトグラファーに重宝されるだろう。

モノクロセンサーカメラの選択肢は少ないが、幸いにもLEICA Q2 Monochromeは価格から期待される高画質とビルドクオリティを備えている。長年使い続けられるカメラとなるだろう。

長所:モノクロ4700万画素センサー・とてもシャープ・ハイクオリティな28mm F1.7・光学手ぶれ補正・DCI/UHD 4K・頑丈なボディ・耐候性・10/20fps連写

短所:価格・28mm単焦点・接続性が悪い・モノクロ限定

PhotographyBlog

PhotographyBlog:Leica Q2 Monochrom Review

  • カメラの紹介
    ・2019年3月に発売したQ2のMonochrom版だ。
    ・モデル名が示している通り、モノクロのみ撮影可能である。
    ・Q2と同様、4730万画素のフルサイズセンサーを搭載している。ローパスフィルタは搭載しておらず、RGBフィルターも無い。
    ・フィルターを通過しないため、センサーに到達する光量が増加し、1段ほど常用ISO感度が向上している。
    ・RGBフィルターのでモザイク処理が無いため、より繊細なディテールと諧調の表現が可能だ。
    ・センサー以外はQ2と実質的に同じだが、外装はよりマットな塗装が施されている。
    ・レンズはQ2と同じ28mm F1.7だ。9群11枚構成で3枚の非球面レンズを使用している。
    ・ライカのモノクロセンサーモデルは「M9」「M Typ246」「M10」に次いで4台目だ。そして最初のレンズ一体型カメラである。
  • ビルド・外観
    ・ドイツ製だ。
    ・価格通り、戦車のようにしっかりとした作りである。
    ・外観はとてもクラシカルなライカだ。
    ・レンズは17cmの撮影距離に対応している。マクロモードは絞り開放がF2.8となる。
    ・絞り開放F1.7は低照度での撮影や接写時のボケで有用だ。
    ・レンズの絞り値はF1.7~F16で設定可能だ。
    ・内蔵フラッシュを搭載していないが、ホットシューに外付けフラッシュを装着可能だ。
    ・シャッターは非常に静かである。
    ・カバー一体型のバッテリーはロックを解除しても一気に飛び出すことは無い。
    ・側面にはUSB・HDMIポートを備えている。
    ・メモリカードはSD UHS-IIのシングルスロットだ。
    ・バッテリーは引き続きBP-SC14を使用する。
    ・レンズには歪曲収差がほとんど残っていない。
  • 携帯性
    ・一眼カメラと比べると携帯性は良好だ。サイズが小さいので被写体に対して主張し過ぎない。
    ・小さなカメラだが、固定されたレンズが出っ張っているのでポケットに入れるにはまだ大きい。
  • グリップ
    ・グリップは小さいが、滑り落ちやすい間隔は無い。
    ・しっかりとした重量と握りやすい形状、そして前面カバーで良好なグリップを実現しているようだ。
  • 操作性
    ・Mシリーズと異なり、ファインダーもモノクロ表示となる。これにより写真の撮影方法が変わる。
    ・モダンでミニマリズムな操作性のシンプルなレイアウトである。
    ・初心者には不向きな操作性である。
  • 手ぶれ補正
    ・明るい広角レンズだが手ぶれ補正が組み込まれている。F1.7と組み合わせることで簡単に低照度の撮影が可能だ。
    ・オート手ぶれ補正は1/60秒以下のシャッタースピード時に動作する。それ以外の場合は最適なシャープネスを得るためオフとなる。
  • ファインダー
    ・368万ドットのOLEDファインダーだ。とてもリアルで、光学ファインダーでは無いことを忘れてしまうくらいだ。
  • モニター
    ・タッチ操作に対応した104万ドットの3.0型液晶パネルである。
    ・タッチパネルをスワイプすると、静止画と動画を切り替えたり、ヒストグラムを呼び出すことが可能だ。
  • メニューシステム
    ・記載なし。
  • オートフォーカス
    ・モノクロセンサーのため、被写体追従AFが欠けている。これは追従に必要な色情報を得ることが出来ないからだ。
    ・AFとMFは簡単に切り替えることが可能だ。
    ・225点のコントラスト検出AFだ。応答速度は0.15秒で、大部分の状況ならば十分高速だ。低照度でも良好に機能する。
  • 連写性能・ドライブ
    ・メカニカルシャッターは1/2000秒まで電子シャッターは1/40000秒まで利用できる。
    ・4700万画素ながら、メカニカルシャッターで10コマ秒、電子シャッターで20コマ秒の連写に対応している。
    ・最長で120秒のスローシャッターに対応している。
  • 高感度ISOノイズ
    ・ISO感度は100~100,000を利用可能だ。
    ・ISO100~6400でノイズレスの画質となる。
    ・ISO25600で目立つノイズとディテールの低下が発生する。
    ・ISO50000・100,000でさらにノイズが目立つものの、小さなプリントやウェブでの使用ならば実用的な画質となる。
  • ダイナミックレンジ
    ・カラーカメラよりハイライトが強調されるため、カラーのように露出すると白飛びする可能性がある。
  • 仕上がり機能
    ・モノクロ限定だが、調色をブルー・セピア・セレンに切り替えることが出来る。
    ・レンズの焦点距離は28mmだが、クロップモードで35mm・50mm・75mmとしても利用可能だ。この際の解像度はそれぞれ「3000万画素」「1500万画素」「700万画素」となる。ただしRAW出力はだフル領域の4700万画素分が記録される。
    ・JPEGまたはDNGで出力可能だ。同時出力も可能であり、目立つ速度低下は見られない。
  • 動画
    ・4K UHDとDCI 4Kを30p/24pで利用可能だ。
  • 作例集

総評

ライカ製モノクロカメラの中では最も使いやすいモデルであり、最高の画質を実現している。M10Monochromはレンズを交換できるものの、手ぶれ補正やAFを利用することは出来ない。28mm F1.7は良好な低照度性能に加え、クロップモードで汎用性をを備えている。

Q2 Monochromはこれまで見た中で最高のモノクロ写真を撮ることができる。モノクロ写真に生きる人にとって、Q2 Monochromはリストアップしておくべきカメラだと思う。

Mobile01

Mobile01:Leica Q2 Monochrom 評測報告|逐光獵影 操之在手!

  • カメラの紹介
    ・ライカ最初のMonochromモデルは2012年の「ライカMMonochrom」だ。その後、「ライカM10Monochrom」が登場し、「ライカQ2Monochrom」へと続く。
    ・モデルネームが示している通り、4730万画素センサーを搭載したモノクロカメラだ。
  • ビルド・外観
    ・レンズはSUMMILUX 28mm F1.7を維持している。このような明るい単焦点を搭載したフルサイズカメラは市場で珍しい。
    ・M10-PやM10Monochromの影響が見られ、ボディにはライカの赤バッジやロゴが見当たらない。控えめで純粋なデザインだ。
    ・ボディはマグネシウム合金を使用し、IP52の防塵防滴仕様である。
    ・前面の滑り止めは効果的だ。
    ・金属製レンズカバーとフードが同梱している。レンズカバーはフードを傷つけないように内側に植毛されている。
    ・上部デザインはQ2と同じだ。ボタンは金属パーツである。
    ・NDフィルターは内蔵していない。
    ・シャッタースピードの「A」も赤色から灰色に変わっている。
    ・カラーフィルターが無いので白黒の写真しか撮ることが出来ない。同時にローパスフィルターが無いのでディテール豊富なモノクロ撮影が可能だ。
    ・カードスロットとバッテリースロットは分離している。
    ・Wi-FiとBluetoothを搭載しているが、公式アプリ「Leica FOTOS」の信頼性が低すぎて通信接続できなかった。10回以上トライしたが全滅だ。アプリ低評価の理由が判明した。
  • 携帯性
    ・ボディサイズは130×80×87mm、重量は637gだ。
  • グリップ
    ・胴体が厚く、背面のくぼみによってグリップは実に良好である。
  • 操作性
    ・背面左側に3つのボタンを搭載。シャッターダイヤル下にはFnボタンを配置している。
    ・Fnボタンには初期設定ではデジタルクロップが登録されている。AELやAFLに切り替えることも可能だ。
  • 手ぶれ補正
  • ファインダー
    ・解像度は368万ドットである。
    ・倍率は0.76倍だ。
    ・輝度、ディテール、倍率は日本産のミラーレスカメラと比べて見劣りしない。
  • モニター
    ・3.0型104万ドットのタッチパネル液晶モニタだ。
  • メニューシステム
    ・記載なし。
  • オートフォーカス
    ・フォーカス速度は高速で正確。顔検出にも対応している。AF-Cで動く被写体を追いかけるのには適していないが、AFSであれば問題は無い。
  • 解像度
    ・35mm・50mm・75mmと3つのクロップ機能を搭載している。それぞれ3000万画素・1470万画素・660万画素のJPEGを利用可能だ。RAWは元データの4730万画素DNGが記録される。
  • レンズ
    ・Q2から継承しているSUMMILUX 28mm F1.7 ASPHは実際にはLEICA Qでも使用している。
    ・9群11枚のレンズ構成のうち3枚の非球面レンズを使用している。
    ・絞り羽根は9枚だ。
    ・通常は最短撮影距離が30cmだが、マクロモードでは17cmまで寄ることが出来る。
    ・レンズ交換は出来ないが、光学性能に疑問の余地は無い。高解像センサーにより50mmクロップで1470万画素としても利用可能だ。
  • 連写性能・ドライブ
    ・メカシャッターは1/2000秒までだが、電子シャッターで1/40000秒まで対応している。
  • 高感度ISOノイズ
    ・ISO1600~3200でもディテールは豊富だ。
    ・実用的なISO感度はISO6400~12800までだと思う。
    ・モノクロセンサーはQ2と少し差が出るかと思ったが、そうでもなかった。
  • ダイナミックレンジ
    ・Q2Monochromの露出補正は±3を利用可能だ。
    ・シャドウの回復に問題はないようだが、ハイライトの回復には制限がある。
    ・+2オーバーで空のディテールはほとんど戻ってこない。
  • 仕上がり
    ・モノクロ写真しか撮れないが、メニューからスタイルを変更可能だ。いくらか色調と強度を変えることが出来る。
  • 動画
    ・DCI/UHD 4KやFullHD 120pに対応している。
    ・動画の白黒トーンも素晴らしい。

総評

ライカM10MonochromやMMonochromも面白いカメラだったが、これらはマニュアルフォーカスでピントを合わせなければならない。このため、使い勝手が良いとは言えない。開放F値が小さいとファインダーでピントを正確に合わせる手段が無い。ライブビューを使う手は残されているが、グリップの悪いライカMでライブビューを使いたいとは思わない。

一方でライカQ2Monochromは電子ファインダーを搭載し、信頼性の高い高速フォーカスを利用できる。さらにタッチパネルや優れたグリップによりライカMとは全く異なる撮影体験だ。

ライカQ2Monochromの色調はライカQ2の色調とは明らかに異なる。ライブビューはモノクロ限定なので、より光と影の構図に集中できる。私はこの色の干渉が無い撮影プロセスを楽しんでいる。Q2のモノトーンはグラデーションが非常に豊かでコントラストがどれほど強くても諧調が残っている。

モノクロ写真が大好きならばライカQ2Monochromは検討する価値がある。

DPReview

DPReview:Hands on: Leica Q2 Monochrom

  • モノクロセンサーの設計はカラーフィルターを取り除くだけの簡単なものではない。ベースシリコンはQ2と同じだが、厚みが異なるため、マイクロレンズアレイを再設計している。
  • カラーフィルターアレイの省略で画素補間が必要無く、純粋にディテールを撮影することが可能となっている。
  • フィルターによる光の吸収がないため、より効果的に光を集めることができる。このため、-2~-3EVの低照度性能とダイナミックレンジの改善が期待でそうだが、それほど単純な話でも無く、1EV程度の改善だと思われる。出来るだけ早めにテストしたい。
  • 従来通り、11枚構成のSummilux 28mm F1.7レンズを使用している。使った限りでは、モノクロセンサーの解像度を引き出す十分な性能を備えていると確信している。
  • オートフォーカス性能は非常に優れているが、マニュアルフォーカスも最高だ(実際にはフォーカスバイワイヤ方式であるにも関わらず)。
  • 機能的に見ると、センサーを換装したQ2にすぎない。タッチ機能やコントロールレイアウトは従来通りだ。Q2のファームウェアアップデートVer2と同じ機能を実装している。
  • Q2と同様、防塵防滴仕様である。
  • QとQ2を比較した際、最大のアップグレードはファインダーだ。以前に使用していたフィールドシーケンシャル液晶ではなく、OLEDパネルを採用している。MonochromはQ2と同じ368万ドットのパネルを使用している。最高の解像度ではないが、シャープでコントラストは良好だ。唯一の不満は遮光性が悪く、反射する外光が気が散りやすいことだ。
  • バッテリーはQ2やSLと同じである。SDカードスロットもカメラ下部だ。SDXC UHS-IIを使用できるが、パフォーマンス上のメリットは無い。
  • センサー以外の大きな変更点は外装のデザインだ。

DPReview

DPReview:Leica Q2 Monochrom initial review

紹介

  • Leica Q2 Monochromはライカ最新のモノクロ専用モデルだ。モノクロ専用4700万画素センサーと17cmマクロモード対応の28mm F1.7 ASPHレンズを搭載している。
  • Leica Q2と比較してダイナミックレンジとノイズ性能が優れていると言われている。
  • Q2との大きな違いは、ご想像の通り、カラーフィルターアレイが無い特別設計の4700万画素センサーだ。
  • カラーデジタルカメラではフィルターアレイで入射光をフィルタリングし、各フォトダイオードが赤・緑・青の光情報を入手し、データを補間してフルカラーのイメージを生成している。
  • Leica Q2 Monochromは各フォトダイオードの補間がないため、真のトーンを撮影可能だ。さらに、光を吸収するカラーフィルターが無いのでISO感度性能が向上している。
  • デザイン面は簡素化されたメニューインターフェースとより目立たない外観が特徴だ。
  • M10Monochromと比較して、電子ビューファインダーと信頼性の高いオートフォーカスを利用可能であり、はるかにシンプルで簡単な操作のカメラとなっている。欠点はレンズが28mmで固定されていることだ。
  • 価格は…まぁ高い。Leica Q2 Monochromは5,995米ドルだ。コンセプトが似ている富士フイルム X100Vは遥かに手頃な価格のカメラである。(APS-Cカラーセンサーでレンズは換算35mmだが)。RICOH GR IIIはライカと同じ28mmレンズを搭載したAPS-Cカメラである。
  • 外装はニュートラルグレーの控えめなデザインだ。象徴的な赤バッジや上部の刻印は省略されている。
  • エルゴノミクスとボタンレイアウトはQ2と同じだ。ファンクションボタンは長押しで素早くカスタマイズが可能である。
  • EVF用アイセンサーは感度が高く、設定を「低」にしてもかなり敏感だ。
  • デジタルクロップで35mm・50mm・75mmに対応しているが、RAWはフル画角で撮影したものとなる。クロップ時はレンジファインダースタイルのフレームが表示される。
  • カメラ下部にはバッテリーコンパートメントがあり、SDカードスロットもある。バッテリーはLeica SLと同じBP-SCL4を使用する。CIPA規格では350枚だが、実写では遥かに多くの撮影が可能だ。
  • レンズは3枚の非球面レンズを使用した9群11枚の複雑な設計だ。マクロモードで17cmまで寄ることが出来る。
  • リニューアルされた368万ドットOLEDファインダーは信じられない程明るく、正確なライブビューである。

インプレッション

  • モノクロフルサイズセンサーと処理エンジンのおかげで、高解像なイメージを出力できる。これはAPS-Cのコンパクトカメラとは異なるパフォーマンスだ。そしてカラー写真を完全に排除してしまうことで創造的にプラスの影響があると感じる。
  • 3つのカスタマイズボタンはスマートなデザインで柔軟性が高い。
  • 防塵防滴に対応しているのもセールスポイントとなるだろう。
  • オートフォーカスに対応しているのでM10Monochromより使いやすく、あらゆるレベルのフォトグラファーに親しみやすい撮影体験である。
  • 微妙な色調の変化がお気に入りだ。
  • 高感度ISOと明るいレンズの組み合わせで深夜の撮影には最適だ。ISO12500で撮影してもノイズはそれほど見られない。
  • RAW現像の柔軟性は際立っている。
  • モノクロしか撮れないと不自由に感じるかもしれないが、私はとても自由に撮影できるカメラであることに気が付いた。モノクロのファインダー像を見ることで、フレームのパターンや質感・光に集中しやすい。
  • 万人向けのカメラではなく、手ごろな価格でもない。しかし、驚くほど多目的に、使いやすいモノクロカメラだ。

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