さて、昨日購入したSPAF90mm f2.8 Di Macroについて。今回はリアコンバーターのK T6-2xを使用して、焦点距離180mmの2倍レンズを楽しみたいと思う。
と言うのも、DFA100mm macroを買わずにこちらを選択したのも2倍マクロを手軽に撮影出来るためだ。既にSMC-A 35-70mmf4を買うときにセットでK T6-2xを買っていた。この古いリアコンバーターはAEは出来ない。よって絞りリングが無いと開放でしか撮ることが出来ないので、リングの無いDFA100mmは候補から外れる。
Tamron SPAF 90mm f2.8 Di macroはその点絞りリングも付いているし、世間の評価では銘玉マクロ。普通に使用しても等倍マクロの世界を楽しめるし、リアコンを付けてさらなるマクロの世界も楽しむことが出来る。
使用感は如何に
結論から書くと、等倍以上のマクロは難しい。最短撮影距離は同じで、焦点距離が2倍の180mm。上の写真の様に当然手ブレ発生、真面目に2倍マクロを撮るなら三脚必須か明るい場所でシャッタースピードを稼がないと無理。
しかも、開放で使うと色収差が目立つので多少絞らないと使いものにならない。絞ると当然シャッタースピードを遅くしなければいけないし、2倍リアコンの為にただでさえ2段分暗くなっている。そうなるとISO感度を上げなければならない。
スナップ撮影ではISO3200以上だとノイズが目立ってくるが、ことマクロ撮影においてはシャッタースピード優先でいいと思う。と言うのも被写体が近くにあり、コントラストが効いてあまり目立たない。ノイズ以上に色収差が目立つので、しっかり絞ってISO感度を上げてシャッタースピードを稼いでみよう。
如何だろうか。前から良く接写の試し撮りに使っているXF1だ。モードダイヤルにここまで近づくことが出来る。これは自宅のデスク上にあるXF1を三脚固定で撮影した。光沢がある金属質の物は、しっかり絞って使わないとパープルフリンジが結構発生する。
しかしなんだ…、ここまで接写で拡大してしまうと何がなんだか分からなくなる。2倍マクロをフルに活用した写真はかなり被写体を選ぶ事だろう。普段見慣れない世界なので、撮り方によってはかなり面白い写真が撮る事が出来ると思う。
2倍マクロ(リアコン使用)は焦点距離を稼ぐもの
おそらくリアコンバーターを使った2倍以上マクロは、実物を等倍以上に拡大したい訳ではなく…焦点距離を稼ぐものなんだろうな…。
特に昆虫で接写できない時にもう少し距離をおきたい時、リアコンバーターを使うことで等倍で撮影出来る距離を稼ぐことが出来る。2倍?等倍とピントに余裕もあるので調整もし易いだろう。この撮影なら手持ちでもいける。
拡大して2倍撮影の為ならば三脚必須。180mmの接写は被写界深度が浅すぎて、頭が前後にブレるだけでピントが明確にずれる。また、屋外では風の影響を受けるので、自身のみならず被写体も動いてしまう。せめてカメラだけでも固定したいところ。
普通の撮影なら90mmで十分だ。余計なものは挟まずに銘玉を楽しむのが無難に違いない。私もまだ購入して2日目なので、更に使い込んでレビューをしていくだろう。その時に2倍マクロの面白い撮り方があれば紹介していくつもりだ。
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お買い得情報
今回紹介したタムキューは有名なレンズであり、結構な玉数が出回っている。が、流動性も高いので結果市場の相場は 20000円前後だ。恐らく、中古で買って遊んで手放そうと思っている方もいるとは思う。しかし、マクロが肌に合わない限りは「ちょっと手元に置いておこ うかな…」と思わせてくれるパフォーマンスは持ち合わせている。新品でも3万円なのでいっそ新品を買ってしまうのも有り。台数限定の新品最安値を発見したので下記に載せておこう。また、参考に中古も記載。「Di」と言うのはフルサイズ対応と言うことだ。「Dii」だとAPS-C専用。タムキューはフルサイズ対応であり、Kマウントのフルサイズが出ることを考えると購入しておいて損はない。
タムロン SP AF90mmF2.8 Di MACRO 272E ペンタックスマウント 【台数限定特価】 価格:30,900円 |
【中古】 TAMRON SP AF 90mm F2.8 Di MACRO 272E PENTAX用 O1226067 価格:24,800円 |
純正新品も下記に記載。差額14000円をどう捉えるか。こちらは中古で買おうと思うと、防滴用のシーリングが傷んでいる可能性がある。買うなら新品を買った方が安心出来るだろう。
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