ニコンインナーズーム光学系「18-24mm F5.6」の特許出願

2025年7月25日付けでニコンの気になる特許出願が公開（分割特許）。フルサイズ対応の「18-24mm F5.6」を想定したような光学系で、小型かつインナーズームのようです。

概要

【公開番号】P2025109883

【公開日】2025-07-25

【発明の名称】変倍光学系、および光学機器

【出願日】2025-05-19

【分割の表示】P 2022580574の分割
【原出願日】2022-02-02

【出願人】
【識別番号】000004112
【氏名又は名称】株式会社ニコン

【背景技術】
【0002】
従来から、写真用カメラ、電子スチルカメラ、ビデオカメラ等に適した変倍光学系が提案されている（例えば、特許文献１を参照）。このような変倍光学系においては、小型にしつつ良好な光学性能を得ることが難しい。

実施例1

焦点距離：18.400-23.400

F値：5.720

画角：100.18-85.74

像高：19.629-21.050

全長：49.452

バックフォーカス：8.581-13.436

全長が非常に短く、かつインナーズームを実現した広角ズームレンズを想定したような光学系。小口径（開放 F5.6）ですが、広角ズームで明るさや浅い被写界深度が必要なければ面白い選択肢となりそうです。

2022年の分割特許なので、これが将来的に実用化される可能性は低そうです。しかし、ソニー「FE PZ 16-35mm F4 G」のような動画需要に応えるパワーズーム対応モデルとして登場すると良いですねえ。

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