日本経済新聞がニコンがデジタル一眼レフカメラ開発から撤退と題した記事を公開しています。キヤノンの続きニコンも一眼レフ撤退の話題が出てきましたねえ。(あくまでも「一眼レフ」からの撤退であり、「ミラーレス」に集中するだけ)
日本経済新聞:ニコン、一眼レフカメラ開発から撤退 60年超の歴史に幕
- ニコンが一眼レフカメラの開発から撤退
- 既存モデルは当面生産や販売を続ける
- 人工知能(AI)や画像処理技術を導入し市場で主流になりつつあるミラーレスカメラの開発に集中
- キヤノンも数年内にも一眼レフカメラの旗艦機種の開発を終了する方針
- ニコンは成長が見込めるミラーレスに開発資源を振り向ける
- ミラーレス機がデジタル技術を搭載しやすく撮影機能の伸びしろが大きい
- 価格も10万円弱程度からと同等の機能を持つ一眼レフと比べてもミラーレスの方が割安
- イメージセンサーや処理エンジンの性能向上などで一眼レフのように違和感なく使えるようになってきている
とのこと。
既に一眼レフカメラや専用レンズのディスコンが続くFマウントシステムですが、いよいよ開発から徹底という報道も出始めましたね。この記事の内容をどこまで信用していいのか不明ですが、まぁ現状(カメラ・レンズのディスコンが続いていること)を考えると本当のことなのかなと。既にDXシリーズはD7500を残して生産終了、FXシリーズも対応レンズが次々と生産終了しています。
ライバルのキヤノンも一眼レフの新型モデルはここ数年登場していません。伸びしろの少ない一眼レフからミラーレスへと切り替えるのは当然の流れと言えるかもしれません。また、最新のフラッグシップミラーレス「Z 9」が好調で、発売から半年以上が経過した現在でも長い納期が発生している状態。リソースをミラーレスに集中するのは理にかなっています。とは言え、開発が終了するだけで、当面の間は既存の一眼レフカメラの生産が続くのかもしれません。ただし、APS-C(DX)は既に風前の灯火ですが…。
注意
ニコンはこの報道に対して「憶測によるもので当社の発表ではない」と反応しています。しかし、「開発からの撤退」に関して否定はしておらず、記事の内容そのものは間違っていないのかもしれませんね。
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