【評価･作例】静物撮影ならこのOM-Dだ『OM-D E-M5 Mark II』

旧モデル譲りの「防塵防滴」構造や世界最高性能を誇る「5段分手ぶれ補正」・世界初となる「ハイレゾショット」を搭載した第2世代のOM-Dシリーズ。

イメージセンサーと画像処理エンジンは旧モデルから進化、ローパスフィルターレス化を果たしている。OM-Dシリーズは元よりオリンパス一眼カメラとしては唯一バリアングル液晶を採用している点も見逃せない。

カメラ雑誌の写真家の意見ではバリアングル液晶に否定的だが個人的にはバリアングル液晶はオススメ。特にチルトでは再現出来ない縦持ち時のハイアングル・ローアングル時に効果を発揮する。機動性はチルト液晶には劣るが、そういうのはE-M1に任せてしまおう。

上位機種「OM-D E-M1」の様に位相差AFは実装されていないので高い追従性のある高速AFは期待出来ない。しかし、『40Mハイレゾショット』を駆使した高解像でリアルな描写を表現出来る機能はこの機種のみの機能。前述したバリアングル液晶の話も踏まえて、どっしりと腰を据えて撮影をするならE-M1よりもこのモデルの方がしっくり来るはずだ。

上位機「OM-D E-M1」下位機「OM-D E-M10 MarkII」との価格差は少ない。自分は動き物をよく撮るか？フォーサーズレンズ資産を使いたいのか？高解像度の写真が撮りたいのか？強力な手ぶれ補正で手持ち撮影をしたいのか？じっくり自分のスタイルを決めてから購入モデルを決めよう。