EOS MシリーズのマウントであるEF-Mマウントのレンズは現在広角、広角ズーム、標準ズーム、望遠ズームの4種類しか存在しない。焦点距離的にはカバーされているので使えない事はないのだが、標準域がキットレンズしか存在しないのでちょいと物足りない。EFマウントアダプタも持っているのだけども、EFレンズに資金をぶっこむのはもうちょっと先のこと…。
フランジバックの短さを活かした各種マウントアダプターを装着できるので、既にレンズ資産があるKマウントレンズを装着出来るようにした。防塵防滴のPENTAX K-3は主に防滴、防塵防滴レンズを装着して使用しているので、防滴性能の無いレンズを装着させて使っている。今回はsmcPENTAX-FA31mmF1.8AL Limited。
マウントアダプタで問題になってくる事が絞り駆動機構の違いだ。EFマウントは完全電子絞りなので、ボディとレンズ間での駆動伝達装置が全く無い。PENTAX Kマウントの様にボディ側に絞り駆動モーターがあり、レンズ側に絞りレバーがある場合は全く作動しない。絞りリングのあるFA31mm等は絞りリングを操作すれば問題無いが、絞りリングを省略されたDAレンズは絞りを使うことが出来ない。
そこで絞りリングの無いレンズも絞りを使える様にするアダプタが必要になってくる。それが今回EOS M3とFA31mmの間に装着しているアダプタだ。これはアダプタにDAレンズでも絞りを操作出来るように操作リングが搭載されている。内蔵されている絞りレバーを押し込むピンが操作リングに付いているので、操作リングを回せば連動する仕組み。ただし、完全手動でF値の指示値が存在しない。後々「F値どの程度で撮ったかなあ…」と振り返ることは出来ないので気をつけよう。
但し、被写界深度はピーキングを使用したEVFでダイレクトに確認出来る。絞っても感度を上げて明るく表示してくれるのでピント合わせも苦ではない。かなり快適に使用できる。
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