【評価･作例】プレミアムGシリーズ ハイエンドモデル『PowerShot G5 X』

2015年12月26日更新：作例・レビュー追加

『PowerShot G7X』から始まったCanonの1.0型センサーのコンパクトデジタルカメラに新型モデルが登場した。

「G シリーズ」はプレミアムコンパクトカメラとして、「撮るよろこび」「持つよろこび」を追求したモデル。1.5型のセンサーカメラを含めると5機種のライン ナップが存在し、このG5 Xはハイアマチュア向けの操作系・内蔵ファインダーが「撮るよろこび」を感じさせてくれる１台に仕上がっている。

特に電子ビューファインダーの搭載型はGシリーズ初となり、ファインダーを熱望していたユーザーならば気になるモデル。0.39型の236万ドット有機ELで、高精細なファインダービューを楽しむ事が出来る。

また、コンパクトなボディにバリアングル液晶を搭載しているのも特筆すべきポイント。固定されたファインダーではローアングル・ハイアングルの撮影は難しい。そんな時にバリアングル液晶を使った撮影で対応する事が出来る。

特にバリアングルの利点は縦向きの場合でもローハイアングル撮影に対応している事だ。チルト式液晶パネルでは難しい撮影がバリアングルでは可能だ。

電子ダイヤルは背面ホイール・フロントダイヤル・レンズ周辺部ダイヤルの3箇所も実装。さらに露出ダイヤルが独立して存在する上にモードダイヤルが左肩に移動して使いやすくなった。これにより、露出を細かく調整する事が出来るので一眼レフライクな露出操作を楽しむ事が出来る。従来のGシリーズよりも姿形が大きくなるが、同時にグリップ性も高まっているのでサイズ感が気にならなければかなり面白いモデル。