解像力チェック
- ISO 100固定
- STD初期設定
- JPEG:F
100mm
F5.6
絞り開放から四隅まで安定した描写で、批判すべき点が無い。望遠端と比べて絞り開放における四隅の画質は僅かに良好。
もう少し拡大して確認すると、やや線の太さを感じる。2400万画素のα7 IIではあまり気にならなかったが、3600万画素や4200万画素のカメラで撮影するとまた違った感想を持つかもしれません。
F8.0
F5と同様で描写にあまり違いは見られない。コントラストが強まったかな、という感じはするが日照条件にもよるので言及は出来ない。
F11
F8と同様。
F16
F11と同様。この程度のクロップであれば回折による影響は見られないので被写界深度の調整でガッツリ絞っても良さそうだ。
F5・F11の四隅 比較
F5(左):F11(右)
見比べても違いが分からなかった。総じてこのレンズにおける広角端の描写は非常に良好と言えるものでしょう。
400mm
F6.3
100mmと同じ条件で撮りたかったものの、画角的に木が納まりきらなかったので電柱をパチリ。
100mmと比べるとフレームの端の方でややソフトな傾向を見せている。とは言え、そんな重箱の隅を楊枝でほじくるような真似をしなければ問題無いレベル。ただし、3600万画素や4200万画素になると粗が見えてくるかもしれない。
F8.0
F6.3と同傾向で四隅の端の画質はそこまで変化しない。
F11
F6.3と比べると四隅の端の画質が安定してきている。他はあまり変わり無し。
F16
100mmと同じく、この程度のクロップでは回折の影響を感じにくい。
F6.3とF11の四隅比較
F6.3(左):F11(右)
2段絞る事で僅かに改善しているように見えますが、開放から良好であまり顕著な差ではありませんね。
実写切り出し
どちらも400mm F8.0にて撮影。
中景や近接にもウィークポイントは見当たらない。なかなか良いレンズの予感。
ボケ質チェック
前後のボケ質
絞り開放の場合、ピント面の前後関係によって2線ボケが目立つ可能性がある。
ただし、絞り込むなり前後に移動してボケを調整すれば収束する場合も。2線ボケが発生する場合、より高級なレンズよりも少しざわつく。
玉ボケ
絞り開放にて焦点距離別にパチリ。
AFが遅い?
α7 II+MC-11の組み合わせの場合、AF速度はなんとか妥協できるレベル。特にAF-Sや像面位相差範囲外でコントラストAFが絡むとかなり遅い。
EOSやNikon D系のレビューを見る限りではAFに問題は無く、むしろ高速に動作しているらしいのでアダプタ経由のα7とは相性が悪いのかもしれません。
α7 IIで色々と設定を見直してみたところ、以下の調整を施すことである程度AF速度が改善した。
- AF-Cで像面位相差AFエリア内
- 親指AFを使ってAF-CをAF-S代わりに使う
像面位相差AFと親指AFの設定
- レンズもボディもMC-11もファームウェアを最新の状態にしておく
- カスタムキーにAFオンを仕込む。私はAF/AEボタンにセットした
- シャッターボタン半押しのAF設定を無効にする
- 位相差AFエリアを表示させておく(範囲外だと遅いコントラストAFとなるため)
- AFモードをAF-Cに設定する
これでAFオンボタンを押している間だけ位相差AFが作動するようになる。ただし、やはりα7 IIがもともと苦手な暗所においてはまだまだ遅い・迷う。
風景撮影ならば使えない事も無いが、α系で万能な望遠ズームを使いたいのであればこのレンズを選択するのは避けた方が良い。今後のファームウェアアップデートに期待したいところ。
まとめ
α7 IIとの相性を除いて、このレンズのパフォーマンスは良好だ。広角端はしっかりとした性能で、望遠端も大きく見劣りしない画質。2線ボケが発生するポイントがあるものの、気を付けていれば回避することが可能。
2400万画素クラスのカメラ、例えばEOS 6D、5D3、Nikon D750などならば満足いく描写性能と感じるかもしれません。EOS 5D4やD810、α7R IIなどでは四隅を1段絞って安定させた方が良い結果が出るかも。
150-600mmとどちらが良いのか?と聞かれると比較して画質は遜色ない性能なので難しい選択。100-400mmの方が軽量に仕上がっているので手持ち撮影が多いのであればおススメ。三脚に据え付けて定点撮影する方が多いのであれば150-600mmの方がカバーエリアが広いので良いでしょう。
その他作例
今日はとりあえずレンズくっつけて試写しただけなので、後日設定を煮詰めて再チャレンジ予定。
あとがき
三脚に固定するとこんな感じでした。やはり三脚座がないとフロントヘビーは否めない。
手ぶれ補正の効き目は可もなく不可もなく。手ぶれ補正が強力だとしても風など影響を受けやすい画角なのでシャッタースピードは維持はしたい。
バッテリーの損耗速度が尋常ではなく、動脈からクリティカルな出血してるかの如くバッテリーライフが削れていく。手ぶれ補正や駆動力の必要なフォーカスレンズを酷使しているためだろうか?ともかく予備バッテリー・モバイルバッテリーは必須。
購入早見表
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レンズデータ
レンズ仕様
レンズ構成 | 15群21枚 |
---|---|
最小絞り(W端) | F22 |
フィルターサイズ | φ67? |
画角(35mm判) | 24.4°? - 6.2° |
最短撮影距離 | 160cm |
最大径 × 全長 | φ86.4? × 182.3? |
絞り羽根枚数 | 9枚 (円形絞り) |
最大倍率 | 1:3.8 |
重さ | 1,160g |
電磁絞り テレコン対応 簡易防滴 MC-11対応 USB Dock対応 |
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