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PEN E-PL8は買いなのか?E-PL9ユーザーが伝えたいおススメポイント

今、E-PL8が売れている

エントリーミラーレスはEOS Kiss Mが人気ですが、BCNランキングによるとオリンパスのPEN E-PL8もKiss Mを抜いて実売台数ランキングのトップに躍り出ることがあるようです。

管理人のPEN E-PL9

E-PL8と言えば、PENシリーズの最新モデル「PEN E-PL9」より一つ古いモデルですね。そんなPEN E-PL8がなぜ人気なのか?今回はPEN E-PL9を使った経験のある管理人の視点で「今、E-PL8は買いなのか?」を見ていきたいと思います。

(管理人によるPEN E-PL9のレビューはコチラを参照

PEN E-PL8は安い

何はともあれ、第一に挙げるとしたら「E-PL8が安い」と言うこと。

店舗によって差があるものの、全体的にE-PL8のほうが安い。

例えば、Amazon(2019.1.30)における「E-PL9」「E-PL8」ホワイトの価格は以下のとおり

E-PL8 E-PL9
ボディ 34,662円 51,559円
EZレンズキット 48,760円 66,474円
ダブルズームキット 50,980円 77,330円

全体的にE-PL8のほうが2万円ほど安く、特に「ダブルズームキット」は3万円近い価格差となっています。

この価格比較からわかるように、最もお買い得なのは「PEN E-PL8 ダブルズームキット」。ダブルズームキットに付属する「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」がタダみたいな価格設定ですね。

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」はそれぞれ単品で購入しようとするとそれぞれ「21,000円」と「12,800-19,000円」程度のレンズ。望遠ズームレンズが2,000?3,000円で付いてくると考えるとかなり安い。

一方でE-PL9ダブルズームの価格設定は妥当。特にダブルズームキットを買うならEZレンズキットを買って、状態の良い中古望遠ズームを手に入れたほうが安くなるはず。

価格早見表

PEN E-PL9

PEN E-PL9 ボディ
ブラック 楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
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PEN E-PL9 14-42mm EZレンズキット
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ホワイト 楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
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PEN E-PL9 ダブルズームキット
ブラック 楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
ホワイト 楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
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PEN E-PL8

E-PL8 ボディー
ホワイト 楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo 直営店
ブラック 楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo 直営店
ブラウン 楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo 直営店
E-PL8?14-42mm EZレンズキット
ホワイト 楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo 直営店
ブラック 楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo 直営店
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E-PL8?EZダブルズームキット
ホワイト 楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo 直営店
ブラック 楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo 直営店
ブラウン 楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo 直営店

E-PL8とE-PL9は何が同じなのか?

ここがポイント

  • 1605万画素イメージセンサー
  • 3軸 3.5段のボディ内手振れ補正
  • モニターの解像度とギミック
  • WiFi通信機能
  • バッテリー
  • ボディサイズ

同じイメージセンサー

ミラーレスのコアとなるイメージセンサーはE-PL9と同等。つまりベースとなる画質は同程度であると予想できます。風景撮影などでRAW現像をしようと考えているのであればE-PL8で全く問題ないはず。

ただし、画像処理エンジンが新しくなっているのでJPEG出力のノイズ・シャープニング処理はE-PL9のほうが僅かに良好。特にシャープネスはE-PL8世代とE-PL9世代で違いが大きいため注意。とは言え、SNSやブログなど比較的小さなイメージ出力を考えているのであればE-PL8でも全く問題無いはず。

同じ手振れ補正

特にこのポイントで大きな変化は無いと思われます。

手持ちのE-PL9でまずまず快適な補正効果があるのでE-PL8も150mmのような望遠域以外では問題ないかと。

同じモニター

モニター仕様に関して特に大きな変更点はありません。どちらも下方向に180度回転するセルフィーモニターとして利用できます。

同じボディサイズ・バッテリー

 

デザインはやや異なりますが、基本的にボディサイズはほぼ同じ。特に小型となったとか、軽くなったということはありません。(重量は僅かに違いますが)

E-PL8とE-PL9は何が違うのか?

E-PL8の特徴

  • ボディデザインとカラーが違う
  • AP2端子がある
  • 内蔵フラッシュが無い(外付けフラッシュ)
  • APモードがない(ただし、類似する機能はある)
  • 画像処理エンジンが古い
  • Artフィルターが少ない
  • 電子シャッター非対応
  • 4K・ハイスピード動画非対応
  • カスタマイズ対応
  • Bluetoothがない
  • 独自規格のUSB端子(リモートケーブル利用可能)

デザインが違う

前述したように、ボディサイズや重量は同じですがデザインが微妙に異なります。

最も変化が目立つのはボディグリップと後述するAP2端子。

E-PL9のグリップはE-PL8の独特なワンポイントから従来通りの大きなグリップへ戻されています。個人的にはE-PL8のほうがオシャレ感あって好み。

全体的なボタンレイアウトはほぼ同じですが、E-PL9は後述する内蔵フラッシュ用ボタンが追加され拡大ボタンの向きが少し変更されています。

AP2端子がある

PEN E-PL9は以前のモデルまで採用していたAP2端子を廃止しました。これにより、AP2端子に対応していた外付け電子ファインダーやマクロライトを利用することができません。

PENシリーズではE-PL8がAP2端子を利用できる最も新しい、そして最後のカメラとなりました。そういう意味では貴重な現行モデルです。

Artフィルターが少ない

E-PL9で新しく追加された「ネオノスタルジー」「ブリーチバイパス」がE-PL8にはありません。どちらもやや癖が強いデジタルフィルターなので特にコレのためにE-P9に手を出す必要は無いかなと思います。とは言え、人によってツボな描写かもしれないので、参考までにオリンパス公式の作例ページを確認してみると良いでしょう。

内蔵フラッシュがない

E-PL8には小型フラッシュ「FL-LM1」が付属しますが、カメラに内蔵されていないため脱着する手間が発生します。フラッシュを多用する、フラッシュを忘れるリスクを回避したいのであればE-PL9が無難でしょう。

AP(アドバンストフォト)モードが無い

管理人のE-PL9 APモード

E-PL9で新規実装された「APモード」は当然ながらE-PL8には実装されていません。

これはE-PL8にも実装されていた「ライブコンポジット」や「HDR撮影」と言った機能を一つに集約したモードです。従来まではいちいちメニュー画面から呼び出す必要があったり、どこにその機能があったりするか分かりづらかった機能が纏められているので便利。

しかし、E-PL8で出来ない機能と言えば「静音撮影(電子シャッター)」と「デジタルシフト」くらい。他の機能は(複雑なメニューシステムから呼び出す必要はありますが)普通に利用可能です。しかも、E-PL9以上に幅広い設定が可能で、表現の幅はE-PL8のほうが広い。

独自規格のUSB端子でリモートケーブル対応

(2019-02-05:読者様の情報提供により追記)

E-PL9はユニバーサルなUSB端子となり汎用性が向上している反面、従来のオリンパス用リモートケーブル「RM-UC1」に対応していません。

他のリモートケーブルにも対応していないため、スマートフォンアプリを使った遠隔操作を利用する必要があります。

このため、E-PL9は花火を始めとしたバルブ撮影との相性が非常に悪くなっています。(三脚でしっかり固定してカメラのシャッターボタンを押すと言う方法もありますが…)

OM-D E-M10 Mark IIIもE-PL9と同じくユニバーサルなUSB端子となってしまったので、オリンパス現行モデルでリモートケーブルに対応しているのはE-PL8、E-M5 Mark II、PEN-F、E-M1 Mark II(2.5mm端子)の4モデル。そのうち最も手ごろな価格のカメラがE-PL8となります。

カスタマイズ可能

E-PL9で衝撃を受けたのがカスタマイズに全く対応していないこと。変更点が多いので以下の表にまとめました。

E-PL8 E-PL9
モードマイセット 4
メニューマイセット 対応
ボタンマイセット 対応
ダイヤルカスタマイズ 機能・方向 機能
ボタンカスタマイズ 23種 12種

E-PL9はエントリーモデルとしての色が濃くなり、細かいカスタマイズ機能は徹底的に省略されています。

オートモードで撮影するのであれば気になりませんが、「もっとカメラを使いやすくしたい」と思った時の自由度はとても狭いです。

個人的にはこの点でE-PL8がおススメ。

静音撮影・4K非対応

もしも「静かな環境で音を出さずに撮影したい」と考えていたり、「4K動画を撮りたい」と思っているのであればE-PL8は選択肢から外れます。

ただし、E-PL8にも「低振動撮影」モードはあるため極力シャッター音を抑えることは可能。

Bluetooth非対応

スマホと低消費電力で常時接続できるBluetoothに対応していません。

とは言っても、現在のオリンパスが用意しているBluetooth機能が便利か?と言うと否。ここを重視するのであれば、キヤノンEOS Kiss Mのほうが良いでしょう。(EOS Kiss M使用経験もあり、Bluetoothの機能性ははるかに良好と実感しています)

今回のおさらい:E-PL9とE-PL8のどちらが良いのか?

おすすめ

  • 簡単に綺麗な画質で写真を撮りたい→E-PL9
  • 4K動画・ハイスピード動画も撮りたい→E-PL9
  • 静かな環境で邪魔にならないカメラが欲しい→E-PL9
  • 写真を趣味にしたい→E-PL8
  • 安いほうが良い→E-PL8
  • ファインダー付けたい→E-PL8
  • バルブ撮影がしたい→E-PL8

1世代古いカメラですが、細かいところを気にしなければE-PL8でもOK。むしろE-PL8じゃないと出来ないこともいっぱいあります。

手軽に楽しむならPEN E-PL9のほうが良いかもしれませんが、じっくり写真を楽しみたいなら古いE-PL8が良いでしょう。私はE-PL9に手を出したものの、どちらかと言えばE-PL8のほうが肌に合っていたかなと思っています。外付けファインダーを装着できるし、ボタンのカスタマイズも可能だし、それにデザインも好み。

究極的に言えば価格差。

特にダブルズームキットの価格差は大きく、E-PL9のボディ価格でレンズ2本が付いてくるのは大きい。個人的にはE-PL8とE-PL9ボディキットの差額+αで安い単焦点レンズを買うのがおススメですが、レンズを何も揃えていないのであればダブルズームキットが良いでしょう。

購入早見表

E-PL9

PEN E-PL9 ボディ
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PEN E-PL9 14-42mm EZレンズキット
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ホワイト 楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
ブラウン 楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
PEN E-PL9 ダブルズームキット
ブラック 楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
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E-PL8

E-PL8 ボディー
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E-PL8?14-42mm EZレンズキット
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ブラウン 楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo 直営店
E-PL8?EZダブルズームキット
ホワイト 楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo 直営店
ブラック 楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo 直営店
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