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EOS RPを使いこなす 画質レビュー編

このページではキヤノンのフルサイズミラーレス「EOS RP」の購入初日ファーストインプレッションを掲載しています。

更新履歴

  • 2019-04-02:RPのRAWファイルがLightroomに対応していませんが、ひとまずページを公開しました。RAWファイルを使ったハイライトやシャドウの回復は後日チェックしたいと思います。

EOS RP 画質レビュー

設定の確認

記録画質

EOS Kiss Mから始まりEOS Rにも導入された「C-RAW」はEOS RPでも使用可能。「C」は「compression(圧縮)」の頭文字と思われ、名前通りRAWファイルのサイズを圧縮してくれる出力モード。通常のRAWと比べて2/3程度となるのでメディアカードあたりの撮影枚数向上に役立つのでおススメ。

EOS Kiss Mでざっくり確認した限りでは画質低下は目に見えない程度なので積極的に使っていけばOK。

静止画クロップ/アスペクト

EOS Rで解禁されたAPS-Cクロップ(×1.6)はEOS RPでも健在。ただし、×1.6クロップのみRAW出力も×1.6クロップされてしまうので注意。(他は「FULL」サイズのRAWファイルが出力される)

  • FULL:6240×4160=約2600万画素
  • ×1.6:3888×2592=約1000万画素
  • 1:1:4160×4160=約1700万画素
  • 4:3:5536×4160=約2300万画素
  • 16:9:6240×3504=約2200万画素

光学補正

従来通り、周辺光量・歪曲収差・デジタルレンズオプティマイザ(色収差・回折)の補正に対応。

特にデジタルレンズオプティマイザを利用した回折補正は予想以上の効果がある場合も多いのでおススメ。もちろんJPEG出力限定なので、出力イメージに満足いかなければ現像ソフト「DPP4」でイメージを調整しつつ現像する必要があるので注意。

Adobe Lightroom Classic CCで現像するよりもデジタルレンズオプティマイザを適用したボディ内RAW現像のほうが遥かに周辺部の画質が良好なので積極的に利用したい。

デジタルレンズオプティマイザをOFFにすると、色収差と回折の補正をそれぞれ個別に適用することが可能。

ISO設定

EOS Rと同じく自由度のあるISO設定が可能となっています。

  • ISO感度:撮影時の設定
  • ISO感度の範囲:操作時に表示されるISO感度の枠
  • オートの範囲:AUTO時に自動選択されるISO感度の枠
  • オートの低速限界:ここで設定したシャッタースピードを割り込むとISO感度が上がり始める

EOS 6D Mar IIと同じく低速限界設定を利用可能。手ぶれを抑えて極限までシャッタースピードを落としたい場合や、絞り値を維持しながら被写体ブレを抑える限界シャッタースピードを設定したい場合に便利。小まめに切り替えることになるのでマイメニューへの登録がおススメ。

高輝度側・諧調優先モード

ダイナミックレンジを約1段分ハイライト側へ寄せる機能。簡単に言うと白飛びし難くなる。

その一方でしわ寄せを食らったシャドウ側はノイズが増えrので注意が必要。特にRAW現像でシャドウをガッツリ持ち上げる場合のノイズ増加は覚悟しておいたほうが良いでしょう。

もともとキヤノンのダイナミックレンジは(ニコンやペンタックスと比べて)ハイライト寄りになっているため、基本的にはOFF推奨。

高感度ノイズの確認(高照度)

ミニスタジオでライトを点灯させ十分に光が回っている状態でチェック。

ダイナミックレンジが狭いと言われている6D Mark II譲りのセンサーですが、高感度ノイズ耐性はなかなか良好。特に色再現はISO 100から40000まで崩れることが無い使いやすい描写。

解像性能はISO3200まで良好像を保ち、ISO6400からノイズ増加が目に付き始める。それでもISO12800までは許容範囲内、ISO25600-40000でもディテールを妥協すれば実用的。

間違いなくフルサイズ画質を実現しており、APS-Cなどスモールフォーマットと見比べた際の画質差は明らか。

高感度ノイズ(低照度)

F8 ISO100でシャッタースピードが30秒となるような低照度環境(曇天時に屋内でカーテンを閉め切り照明を消した状態)で再度テスト。

やはりISO12800程度までは実用的な画質を保ち、最高感度まで一貫した色再現性。

ノイズリダクション

ノイズリダクションは従来通り「OFF・弱め・標準・強め」の4段階。

個人的な見解を述べると、良好な高感度性能なのでOFFか弱めでOK。標準以上だとディテールが溶けるのであまりおススメしません。

ピクチャースタイル

従来通りの7種類。他社と比べるとプロファイルごとの違いが少ないので面白みに欠ける。

カスタム枠は3つ用意されているので、他社の「ビビッド」のようなプロファイルを自前で作っておくと面白いかも。

導入に少し手間がかかるものの、キヤノンが用意している追加プロファイルをカスタム枠に割り当てることも出来る。

今回のおさらい

EOS RPの画質特徴

  • ×1.6クロップはRAWにも適用される
  • 良好な高感度ノイズ耐性
  • 良好な高感度色再現性
  • ノイズリダクションは標準以上でディテールが溶ける
  • ピクチャースタイルは従来通り

2019年4月現在でEOS RPのRAWファイルが「Lightroom Classic CC」に対応していないためダイナミックレンジなどRAW現像時のチェックが出来ていません。

カメラ出力のJPEGを確認する限りではISO12800まで実用的な画質を維持しています。フルサイズ一眼カメラらしい画質。「EOS 6D Mark IIと同じセンサー」という点でことさら強調する人もいますが、十分満足のいく画質。(Z 7・D850・α7 IIIを使った身としても)

ただし、初期設定のまま使うとノイズリダクションでディテールが溶けやすいので「OFF」か「弱め」に設定しなおすのがおススメ。

また、輝度差の大きなシーン(サンセット・逆光・窓の見える屋内など)でシャドウを持ち上げる際のパフォーマンスはここ最近のAPS-C並となっているはず。ダイナミックレンジは少し狭いので高輝度諧調優先を駆使しながらハイライトとシャドウの選択・切り捨てが重要。

購入早見表

EOS RP ボディ
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