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ソニーFE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS解像力テスト&レビュー

このページではフルサイズソニーEマウント対応交換レンズ「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」の解像力テスト結果とレビューを公開しています。

暫定公開

ひとまず解像テストの結果のみ公開しました。テスト結果に対するコメントは今夜にでも追記します。

FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS?解像性能 検証

撮影環境

テスト環境

  • カメラボディ:α7 III
  • 交換レンズ:FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS
  • パール光学工業株式会社「【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)
  • オリンパス HYRes 3.1 解析ソフト
  • 屋内で照明環境が一定
  • 三脚・セルフタイマー10秒・電子シャッター
  • OM-D E-M1XのRAWファイルを使用
  • ISO 100 固定
  • Adobe Lightroom Classic CCでRAW現像
    ・シャープネス オフ
    ・ノイズリダクション オフ
    ・色収差補正オフ
    ・格納されたレンズプロファイル
  • 解析するポイントごとにピントを合わせて撮影
    (像面湾曲は近接で測定が難しいので無限遠時にチェックしています)
  • 近接でのテストであることに注意(無限遠側はさらに良好となる可能性あり)

補足

今回はRAW出力を元にしてシャープネスをオフの状態で検証しています。ボディ出力のJPEGやRAW現像でシャープネスを整えるとより数値が向上する可能性があります。今回の数値はあくまでも「最低値」とお考え下さい。

解像力テスト

200mm

解像力チャートのフレームまで寄り切れない(最短撮影距離を割り込む)のでテスト不可。

実写の印象と300mmの結果から、同様に良好かと思われます。

300mm

α7 IIIにおける良像の数値はおよそ2500?3000以上。

数値を見ると分るように、300mm時は絞り開放からフレーム全域でとても良好なパフォーマンスを発揮しています。像高7割でも「3000本」を超えるパフォーマンスなので全く不満はありません。

2400万画素のα7 IIIでは絞っても顕著な改善は見られません。F16までピークの解像性能を維持しています。

F値 中央 周辺部 四隅
F5.6 3704 3600 3142
F8 3732 3333 3562
F11 3482 3653 3168
F16 3550 3216 3142
F22 3030 2821 2727
F32 2290 2374 2173
400mm

基本的に300mmと同様、開放から良好なパフォーマンスを発揮し、F16まで維持しています。

F値 中央 周辺部 四隅
F6.3 3777 3697 3296
F8 3468 3670 3347
F11 3565 3565 3142
F16 3327 3481 3127
F22 3038 3031 2297
F32 2343 2293 2297
600mm

300mmや400mmと比べると、中央と周辺部・四隅の解像性能にムラがあります。とは言っても開放の四隅ですら「2500本」を維持しています。

F8~F11ではフレーム全域で「3000本」を超えるきちんとした解像性能を発揮。超望遠ズームレンズとしてはかなり堅実な光学性能と言えるでしょう。

F値 中央 周辺部 四隅
F6.3 3676 3040 2575
F8 3537 2960 3132
F11 3386 3173 3040
F16 2984 2874 2578
F22 2732 2613 2707
F32 2235 2187 2145

ハイパフォーマンスな600mm

今回は2400万画素のα7 IIIでテストしましたが、中央や像高5割は4200万画素や6100万画素でも耐えうるパフォーマンスを持っているかもしれません。現行のAPS-C2400万画素で使えないこともないでしょう。

インナーズーム・高速AF・安定感のある解像性能などを考慮すると、このレンズの価格設定は妥当と言えそうです。外観や操作性、その他描写性能などは後日公開予定。

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