Leofoto三脚や雲台を取り扱う「ワイドトレード」が楽天市場で最大20%のポイントアップキャンペーン を2020年1月5日までの期間限定で開催していますね。そこで今回は少し前に購入した三脚「LS-325C+LH-40」ついてインプレッションを少し書いてみたいと思います。
カーボン三脚 LS-325C
同梱品
- ストラップ・サイドポケット付き三脚ケース
- スパイク石突
- 六角レンチ
- カラビナ(天蓋下部に装着可能)
- センターポール DC-282C
- ボール雲台 LH-40
楽天スーパーセールで45,000円程度となっていたので衝動的に注文。40mmボール径の自由雲台がセットとなっている最大径32mmのカーボン三脚としてはバーゲンプライス。普通は別売りとなっているスパイク石突やセンターポールが付属しているのもGood。
さらに付属の三脚ケースはストラップとサイドポケットが付いた実用的なデザイン。
付属しているカラビナ型アクセサリーは六角レンチと栓抜きとして使うことが出来ます。三脚買ったら栓抜きが付いてくるメーカーはLeofotoくらいなもの。
サイズと仕様の確認
材質 | 10層カーボン |
パイプ径 | 32/28/25/22/19mm |
段数 | 5 |
収納高 | 460mm |
全伸長 | 1,758mm |
伸長 | 1,443mm |
最低高 | 85mm |
耐荷重量 | 12kg |
重量 | 1,410g |
付属品 | センターポール(DC282) 専用メンテナンス工具 専用キャリーバッグ スパイク石突 |
5段階で比較的コンパクトにまとまる中型三脚。
伸長「1,443mm」はセンターポール未使用時の長さ、全伸長「1,758mm」はセンターポールを装着して伸ばし切った時の高さとなっています。センターポール無しでもトラベル三脚程度の全高を確保しており、センターポールを装着することで約30cmほどの拡張が可能。
収納高「460mm」は脚を閉じ最も短くした場合の長さとなっています。石突や脚をばらすことでもう少し短くなるかも。ただし、5段目の19mm径パイプが長いので、脚を分解するメリットは少ない。
LS-283CMと比べると縮長が長いものの、5段三脚と言うこともありソコソコ短い。最大径は32mmと太いものの、トラベル三脚と言っても問題無いレベル。
架台
雲台用ネジは「UNC3/8(太ネジ)・UNC1/4(小ネジ)」どちらにも対応。
「UNC1/4(小ネジ)」の場合、「UNC3/8(太ネジ)」を押し下げてそのまま固定できる仕組みは面白い。ネジ穴の異なる雲台を使い分けているのであれば魅力的な機構。特種ギミックにより脆そうな印象を受けるものの、今のところ故障した経験はナシ。
架台横には「UNC1/4(小ネジ)」のアクセサリーを装着可能なネジ穴が一つ。
マクロ撮影用にビデオライトやフラッシュをマジックアーム経由で装着したり、超望遠レンズと組み合わせた時に照準器を設置することも可能。
古いLeofoto三脚では見られなかった雲台を固定する虫ネジを発見。三脚の型番に変更は無いものの、Leofotoは細かい改善を施しているようです。
これからLeofoto三脚の中古品などを探す人は虫ネジの有無には注意するべき。虫ネジが無いと雲台を固定出来ないので、水平方向に雲台を回転させた時などに緩む可能性があります。
架台裏には「UNC1/4(小ネジ)」に対応したネジ穴があります。付属するカラビナを装着することで荷物や重りを吊り下げることが可能。
脚
カーボン製パイプの直径は大きいほうから「32mm/28mm/25mm/22mm/19mm」。
脚を伸ばしきって使っても剛性に関して特に大きな問題は感じません。手持ちのLeofoto 3段三脚と比べると流石に分が悪いものの、19mmを延ばさず使うと安定感が増す印象。全高が足りない場合はセンターポールで対応したい。
固定方法はロックナット式。材質はプラスチックで架台のアルミ削り出しパーツと比べると少し見安っぽく見えます。実際安いのだから文句言う筋合いはありませんが…。
機械油の塗布は最小限となっており、操作する際に手にべっとり付く量ではありません。しかし、固定・解除の回転動作に問題は無し。
ナットを固定することで脚をしっかり固定できますが、緩めて調整する場合はあまり滑らかに動きません(ナットをしっかり緩める必要があります)。
ちなみに原材料は日本の「東レ」から仕入れているそうな。
脚は簡単に分解が可能。悪条件での使用後にメンテナンスしやすいのはGood。川や海で使用した後に砂利や塩をしっかりと洗い落とすことが可能となっています。
分解時に脱落防止用パーツが勝手に外れることは無く、細かいパーツが紛失するリスクは限りなくゼロに近い。同価格帯でこのように優れた仕様となっている三脚は少ないはず。拍手喝采。
開脚部
開脚角度は「85°/ 55°/ 23°」。
センターポールが無いので地面スレスレまで三脚を開くことが可能。5段三脚で脚が短くなるので不整地にも対応しやすい。
灰色のレバーを手前に引くことで開脚軸の固定を外すことが可能。一度レバーを引いたら85度まで開かないと自動的に戻りません。
開脚動作の抵抗量は購入初期の状態で丁度良い感じ。調整する場合は軸両側のネジを付属の工具で締め・緩めればOK。
石突
石突は「UNC3/8(太ネジ)」に対応しています。純正アクセサリーは元より、社外製パーツにも交換可能。
初期装備の石突は根元に緩み止め兼ガスケットの役割と思われるOリングが施されている堅実な作り。
付属のスパイク石突にもOリングが施されています。付属の六角レンチを穴に挿して回転すると良い感じに固定可能。しっかりとした作りで、これが付属するのはLeofotoの良心。
付属のゴム石突は材質が硬く、設置場所よっては滑りやすく固定し辛いこともあります。設置面積が小さく摩擦を得にくい場合、特にローアングルの撮影が多いのであれば別売りの大型石突がおススメ。
開脚角度に関わらず広い設置面を固定することが出来るので、マクロ撮影や岩場での三脚設置で真価を発揮します。安い石突では無いけど、個人的にはかなりおススメ。
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拡張ポール
ワイドトレード経由で提供している別売りLeofotoセンターポールは3種類存在、これは最も直径が太い28cmモデル「DC-282C」。
単品で購入すると5千円程度するアクセサリーが付属しているのはGood。
縮長は約20cm、最大まで伸ばすと約12cmほど伸び、計32cmのセンターポールとなります。調整幅が12cmと短いものの、無いよりはマシ。別売り5千円で購入するかというとかなり厳しい。
脚と同じく分解可能。仕組みは全く同じなので、続く25mmパイプの代わりに脚へ装着することが可能。全く使い道はありませんが…。
逆に三脚から外した脚とセンターポール(28mm側)を装着することで一脚として使えちゃったりする。立って使うほどの長さは稼げないものの、椅子に座った状態で快適に使用できる程度の長さは確保できます。
ちなみにセンターポールのネジ部分は三脚の架台と同じく「UNC3/8(太ネジ)・UNC1/4(小ネジ)」兼用の独自機構となっています。ただし、虫ネジによる固定は出来ないので注意が必要。
自由雲台 LH-40
仕様の確認
ボール径 | 40mm |
ベース径 | 57mm |
高さ | 85mm |
耐荷重量 | 20kg |
重量 | 540g |
三脚取付ネジ | UNC3/8″-16 |
ボール径が40mmと大きく、45,000円のカーボン三脚に付属する自由雲台としては贅沢な仕様。それなりにサイズと重量のある雲台のため、載せ替えて小型三脚で使うとアンバランスとなる可能性あり。
向かって右側にはボール固定・解除用の大きなノブがあります。滑らかな操作でボールの操作が可能となっており、奇妙な抵抗感はありません。
ただし、トルクの掛かり方が大味で微調整が難しい。さらにボールにかかる力が均質となっておらず、ノブに対して水平方向・垂直方向で緩みやすさが異なっているのが非常に痛い。ボールの動作も決して滑らかとは言えず、機械油を追加で塗布したいところ。
向かって左側には水平回転用の固定ノブとフリクションコントロール用ノブがあります。
フリクションコントロールながら、操作用ノブと同じく大味な操作性で意味を成していない印象。
水平用のノブも似たような傾向となっています。
クイックリリースプレートはアルカスイス互換を採用。特にこれと言って問題はありませんが、脱落防止装置はプレート側に備わっています。カメラプレート側に脱落防止装置が無いと、万が一の時に滑り落ちる可能性があるので注意が必要。
縦位置用の溝は2カ所、角度は約90度となっています。ローアングルが得意な三脚、そしてL型プレートと組み合わせると地面スレスレでカメラを固定することが可能。
ネジ穴は「UNC3/8(太ネジ)」です。国内で多い「UNC1/4(小ネジ)」の三脚では別途アダプターが必要となってくるので注意が必要。
総評
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Leofoto LS-365C(雲台要らなければおススメ) | |||
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Leofoto LS-323C(縮長気にならなければコスパ抜群) | |||
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