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シグマのロマン砲 135mm F1.8 DG HSM 外観編【機材レビュー】

  • 2017.5.3:「100-400mm DG OS HSM」の出来が非常に良かったため、勢いに乗って望遠大口径の「135mm F1.8 DG HSM」をゲット。早速外観を眺めていきたいと思いページを作成しました。

外観レビュー

箱・ケース

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さっそく箱を開封。最近のシグマらしいデザインの化粧箱で中にはレンズが詰まっているキャリングケースが入っている。個人的にこのキャリングケースが大好きで、レンズを入れずにマイクロフォーサーズのカメラケースとして重宝している。

ケースの中にはレンズとレンズフードのみ。

レンズ外装

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外観はまさに”ガラスの塊”と言った印象。特にフィルター径82mmの巨大な前玉は大口径の望遠ズームレンズよりも大きい。その分、プロテクトにしろNDにしろフィルター代が高くつく。

写真で見るとそこまで大きく感じないかもしれませんが、実際に手に取ってみると1?超えのレンズらしい手にずっしりとくる重さがある。耐えきれない重さでは無いものの、よくよく考えると「100-400mm DG OS HSM」のような超望遠ズームと同程度の重量なのです。

フォーカスリングは幅が広くゴムコーティングされているので、左手でしっかりと操作できるデザイン。操作感は滑らかと言うにはやや硬く、抵抗が強すぎる。とは言っても回転角はおよそ150°程度と大きく設計されているので、ピント面の微調整に苦労することは少ないでしょう。(ピント面が浅いので山が分かりやすいと言う一面もあります)

フォーカスリングを操作する際はレンズを支えている左を使う必要があるので、必然的にカメラは右手一本で支える必要がある。右手だけでシステムを手持ちすると非常に重く感じ、それは長時間の使用で肩こりに発展しそうなほど。特にグリップ性の低い小型軽量なボディに付けると顕著にそう感じるかもしれません。

同じミラーレス一眼のEOS Mシリーズにもマウントアダプタを介して装着する事は出来ます(動作未確認)。バランスは悪そうですなぁ。

フード

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プラスチック製の円筒形フードはしっかりとした造りで、グリップ性を高めるためにリブが付いています。

逆付け可能ですが、その場合はフォーカスリングをすっぽり覆ってしまう。

フードの長さはレンズ全長の1/2程度あるので、フードを順付けするとレンズ全長が1.5倍程度とかなり長くなる。

機能・操作性

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AF/MFの切替スイッチは硬いが、AFリミッターのスイッチは比較して抵抗が少ない。これは操作する頻度を考慮すると理にかなっている調整。

大口径レンズであるが故にAF速度はソコソコと言った印象だが、AFリミッターが搭載されているのでうまく活用すれば被写体をロストしても復帰は早い。

マウント部には他のシグマレンズと同様の簡易防滴として機能するゴム製スカートが備えられている。よそ様のようなゴムシーリングでは無いので、どれほど防滴として機能すかは謎。まあ、あまり期待しない方が良いでしょう。

M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8との比較

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オリンパスのこのレンズは35mm換算で150mmの画角を持つF1.8の大口径望遠レンズ。

当然、ボケ量は全く違うが接写性能や画角が似ているので使い勝手はそっくり。フルサイズで同程度の明るさを実現しようとすると、ここまでサイズが違うのね…。

レンズ直径は1.5倍、重量は3倍以上。マイクロフォーサーズに慣れた体からすると狂気じみたスペックである。

α7 ILCE-7M2 装着例

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フルサイズのミラーレス一眼「α7 II ILCE-7RM2」と合体。マウントアダプタのMC-11を介しているのでレンズ全長が僅かに長く見える。

このレンズをα7系で使うメリットは「ボディ内デジタル補正」「ボディ内手ぶれ補正」「像面位相差・コントラストAFによる精度の高いフォーカシング」の3点。

特にとても薄いピント面を正確で高速にフォーカシングできるファストハイブリッドAFの恩恵はデカい。一眼レフの位相差AFでは調整が必要なシビアなピント面をいともたやすくジャストピントにしてくれる。便利な時代ですなぁ。

一眼レフでもライブビューで精度の高いAFは可能だが、AF速度が犠牲になったり細かいポイントを指定できなかったりと制限が多い。薄いピント面を自由自在に操りたいのであれば、ミラーレス一眼がおススメだ。

さらにα7 IIのボディ内手ぶれ補正は効果的。光学手ぶれ補正を搭載していない本レンズではファインダー像が安定する点が非常に助かる。これを一眼レフカメラで使うと小刻みな手振れを抑えるのに苦労することでしょう。

実写レビューは後日

本日はここまで。試し撮りしようと思ったら外は雷が落ちるほどの悪天候…これは外出控えるレベル。

実写による解像力やボケのチェックは後日実施したいと思います。

競合レンズ

悩みそうな選択肢を列挙。こうやって眺めるとクセ者揃いのラインナップですね。この中でシグマ135mm F1.8の立ち位置は「最新設計で大口径と高解像力の両立」「一眼レフでもミラーレス一眼でも使える」という点でしょうか。

マウント ロマンポイント
EF135mm F2L USM Canon EF 軽い・古株
AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED Nikon F 新型・F1.4
AI AF DC-Nikkor 135mm f/2D Nikon F ボケコントロール・古株
FE 100mm F2.8 STF GM OSS Sony E APD光学エレメント+AF+手ぶれ補正
Sonnar T* 135mm F1.8 ZA Sony A F1.8・ツアイス
135mm F2.8 [T4.5] STF Sony A APD光学エレメント
135mm F1.8 DG HSM | Art EF/F/E/SA F1.8・解像力・USB Dock
Milvus 2/135 EF/F ツアイス
Batis 2.8/135 Sony E ツアイス+AF+LCDモニタ+手ぶれ補正
135mm F2.0 ED UMC EF/F/K/A/
X/EFM/E/MFT
サムヤン・フルマニュアル

購入早見表

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レンズデータ

レンズ仕様

レンズ構成 10群13枚
最小絞り F16
フィルターサイズ φ82?
画角 18.2°
最短撮影距離 87.5cm
最大径 × 全長 Φ91.4mm × 114.9mm
絞り羽根枚数 9枚 (円形絞り)
最大倍率 1:5
重さ 1,130g
簡易防塵・防滴
電磁絞り対応
MC-11対応
USB Dcok対応

MTFチャート

レンズ構成図

歪曲

周辺光量

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