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【実写レビュー】PENTAX K-S2+smc PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED[IF]

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前回、このレンズの特設ページを作成した際に申し上げた通り、今更ながらにDA魚眼レンズを購入。

超広角や望遠レンズを買ったものの、そういえば魚眼って無かったよねと言うことで安い中古を見つけたので買ってしまった。魚眼で探して頂くとお分かりになると思うが、トイレンズ・ボディキャップレンズを覗くと魚眼レンズって高いのですよ。その中でもとびっきり安いのがこのレンズ。等立体射影方式のガッツリ歪曲する魚眼レンズに比べると、歪曲は少ないもののしっかりと寄ってカメラを上下に振ってやれば魚眼らしくなる。

特にこのレンズは最短撮影距離が13cmと短い、センサーから13cmなのでレンズ前玉がぶつかるのじゃという程接写可能。フィルターが装着出来ないのでファインダー覗きながら前身する際は気をつけよう。

今回はバリアングルモニター搭載のPENTAX K-S2に装着して出撃。広角レンズとバリアングルは特に相性が良いのでオススメ。魚眼の効果を発揮しようと思うとハイアングルやローアングルを積極的に使いたいと感じる。その場合にファインダーは覗けないし背面モニターを確認しながらピントを合わせるには固定式モニターだと大変。

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難点は、広角レンズに起こりがちな露出の不安定感が際立っていること。画角が広い分、どこを基準として明るさを調整すれば良いのかカメラが迷っていると感じる。標準や望遠レンズを使う分には全く気にならなかったK-S2の77分割測光だったが、この魚眼を装着して撮影すると概ねハイキー傾向に露出が傾く。

よって撮影前にデジタルプレビューを確認して露出調整を行うのだけど、それでも思った様に露出が決まってくれない事も多々あった。それじゃあ、K-3の8.6万RGB画素センサーを使った露出はどうだろう?と考えてK-3でも使ってみた。結果としてはK-S2ほど暴れないものの、ハイキー傾向は相変わらず。それならバリアングルモニターのK-S2で露出をマイナス補正して使ったほうが良いかとK-S2に落ち着いた。

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他のユーザーの評価でも見かける、青空の色は良い。シグマの10-20mmF4-5.6に発色傾向は似ている。難点は目立つパープルフリンジで、ドピーカンなシーンでは結構目立つ場合もある。

色収差についてはLightroomによる除去が簡単に実施出来るので、そこまで気にするほどの問題では無いもののボディ内補正では修正しきれていない感が大きい。現地で色々調整するよりは色収差の除去・露出の調整を含めてパソコンで現像するのがオススメ。

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広角端10mmではガッツリ魚眼らしい歪曲を楽しめる上に、望遠端17mmでは歪曲の少ない常用広角として使える範疇だと思う。実は魚眼ズームって他社製を見てもそんなに種類ないのですよ。

さらに接写13cmの開放F3.5で撮影すれば十分背景もぼかすことが出来る。独特の歪曲が見てても面白く、使いこなす楽しみもある。

また、フルサイズ機でも14.5mm以上ならイメージサークルを確保出来るという非公式情報もある。という訳で、Kマウントユーザーで魚眼持ち出ないならばオススメ出来るレンズ。

購入早見表

このレンズの評価・作例集はコチラの特設ページにて

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