ふわっと描写の大口径レンズ AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G【評価･作例】

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データベース

中央解像力	開放まずまずピーク非常に良好	周辺解像力	開放まずまずピーク良好
軸上色収差	開放で目立つ F2.8で改善	倍率色収差	開放で軽微絞ると中程度
球面収差	問題無し	コマ収差	目立つ
非点収差	軽微	歪曲	樽型中
周辺減光	開放で目立つ F2.8で大きく改善	逆光耐性	やや弱い
AF	並	MF回転角	約180°
最大撮影倍率最短撮影距離	0.14倍 0.45m	手ぶれ補正	ー
フィルター	58mm	重量	約280g
ボケ傾向	絞り開放は騒がしいボケ質 F2まで絞ると改善傾向だがボケの色づきあり
備考

プロテクト	C-PL	ND	ソフト
X-CAP

型式	ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-Sレンズ
焦点距離	50mm
最大口径比	1：1.4
レンズ構成	7群8枚
画角	46°（35mm判一眼レフカメラ、FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ） 31°30′（DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ）DXフォーマットデジタル一眼レフカメラ装着時： 75mmレンズの画角に相当（FXフォーマット/35mm判換算）
撮影距離情報	カメラへの撮影距離情報を出力可能
ピント合わせ	超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能
撮影距離目盛	∞?0.45m、1.75ft（併記）
最短撮影距離	0.45m
最大撮影倍率	0.14倍
絞り羽根枚数	9枚（円形絞り）
絞り方式	自動絞り
最大絞り	f/1.4
最小絞り	f/16
測光方式	開放測光
アタッチメントサイズ（フィルターサイズ）	58mm（P=0.75mm）
マウントアダプターFT1適否	AF駆動可
寸法	約73.5mm（最大径）×54mm（バヨネットマウント基準面からレンズ先端まで）
質量	約280g

ニコンFXフォーマットの現行レンズでF1.4の明るさを持つレンズは24mm・35mm・50mm・58mm・85mmの５つ存在する。その中でも本レンズは昔から標準画角として知られる50mmの単焦点レンズだ。

そのレンズ構成は長年の技術が詰まっている発展型のダブルガウス形式。特殊レンズを用いない光学的に無理をかけない自然なボケ味を楽しむことが出来る。このレンズはそもそも諸収差を残すように意図してあり、球面収差を主として開放でふわとろ描写・絞り込んでカミソリシャープと変化に富んでいるレンズと言える。

とは言え、収差・周辺減光は目立つ場合もあり、現行レンズに慣れていると絞り開放におけるシャープさがイマイチかもしれない。これを「柔らかさ」と捉えて使いたいところだが、絞るといびつな多角形となるので点光源を入れた場合の玉ボケは要確認だ。

レンズ構成は7群8枚と少ないので、重量は280gと軽量。普段は大口径のズームレンズを用いて、もうちょっとボカしたい・柔らかい描写が欲しいといった時にカバンに忍び込ませておくと良いだろう。AFはお世辞にも速いとは言いがたい。

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