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ライカM用レンズをソニーとニコンで撮り比べてみる

銘匠光学「TTArtisan APO-M 35mm F2 ASPH.」のレビュー番外編を公開。今回はニコンZマウントとソニーEマウントでどのような変化が見られるのかチェックしています。

TTArtisan APO-M 35mm F2 ASPH.のレビュー一覧

はじめに

今回は焦点工房から期間限定で無償提供していただいた製品を評価しています。レビューにあたり、金銭の受け取りやテスト結果・評価への指示は一切ありません。無意識のバイアスがかかっている可能性を否定できませんが、これまでに様々な製品をレビューしてきた経験をもとに、出来る限り客観的な評価を心がけています。

ZとEの比較

撮影環境

  • 撮影日:2022-09-15:晴れ(ただし濁り気味)
  • カメラ:Z 7・α7R IV
  • レンズ:TTArtisan APO-M 35mm F2 ASPH.
  • 三脚:Leofoto LS-365C
  • 雲台:Leofoto HB-70
  • 露出:絞り優先AE ISO100 F2 1/6400秒を基準として撮影

大気の状態はイマイチなものの、今回はカメラごとの描写の違いを見比べるので大気の状態は無視する。予定通りテストを実施。

中央

センサー解像度の違いはあるものの、基本的に撮影結果に大きな違いは無い。

僅かではあるが、Z 7のほうが良好な結果を得られている。α7R IVも絞れば追いつくが、性能差は1段分のように見える。性能がピークに達した後は大きな違いが無いようだ。

まとめ

今回はどちらもTTArtisan製のマウントアダプターを使用しているが、個体差による性能差は可能性として残されている。とは言え、ニコンZカメラのセンサーカバーガラスは他社と比べて薄いと言われており、一方でソニーEのカメラはカバーガラスの厚みが比較的厚いと言われている。この違いの結果、光が斜めに入りやすい周辺部において性能差が表れているように見える。驚くほどの差では無いが、ベストを尽くすのであればニコンZマウントのカメラを使用したほうが良いだろう。もちろん、最適なのはライカMマウントのカメラで使用することだ(特に広角レンズは)。

装着するマウントによって性能差はあるかもしれないが、基本的には非常に優れたAPOレンズだ。手ごろな価格の高性能な35mm F2を探しているのであれば、面白い選択肢になると思う。

購入早見表

TTArtisan APO-M 35mm F2 ASPH.
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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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